スタバの株主総会

2007-06-29 00:00:42 | 投資
数日前に開かれたスタバの株主総会に顔を出す。特に無料コーヒーサービスを楽しみに両国国技館に行ったわけではない。どういう会社なのか、少し秘密を知りたいところがあった。そして、予想通り、コーヒーテーブルには長蛇の列であきらめる。さらに国技館の1階の席があいているのに3階席に誘導される。議壇は向正面の奥に作られているが、固定された椅子の向きは国技館中央に向いているので、体を20度くらいねじらないといけない。いくら株主が増えているといっても、会場設営に問題ありだ。

b7e607b2.jpgそして、総会の議長はCEOでありCOOでもあるマリア・メルセデス・M・コラーレスさん(女性)が取り仕切るのだが、結構、こわそうな顔の方だ。もしその顔で、女性じゃなくて男性だったら、たぶん従業員は全員逃げ出すかもしれない。ということで、通訳が入ったり、IR担当役員(日本人)が質問者を指名したり・・と時間が長くなる。そして、会社側の説明が終わった段階で、質疑に入るのだが、結構きわどい質問もあるし、つまらない質問もある。

きわどい質問を書き続けると、株価が下がりそうなので、当たり障りのない話を紹介するが、豆の焙煎について、同業他社が国内焙煎なのにスタバは米国で焙煎していて鮮度が落ちるのではないかとか、米国よりフレーバーの種類が少ないとか、コンビニで発売されているRTD製品の品質問題とかだ。このコンビ二とか缶コーヒー市場とかの考え方についてとかの質問も出ていた。RTDについては、「サントリーが・・・」とかよくわからない解答だった。要するに、本家米国の製品を日本で流通させる、という基本構造は曲げないつもりのようだ。結構、質問にまともに答えないで「かわし」ているように感じた。

こうして質疑のほとんどが、店頭の商品やサービスなどに関する部分に終始したのだが、本当に知りたいのは、年間売上高(789億円)に対して、売上原価が29%、一般管理費が65%、利益が6%というのでは、古きよき時代からの街の喫茶店経営と大差ないじゃないか。膨大に見える一般管理費の中に、シアトルの本家に送るライセンス・フィーがどれくらい含まれているのか?というもっとも重要な問題について誰も質問することがなかったのである。

b7e607b2.jpg後々、株主優待券が贈られてくるのだろうが、当日、会場を訪れた株主には、アフリカ産のコーヒー豆「リフト・バリー・ブレンド」と「ベイクド・チョコレート2種」が記念品として手渡された。ベークド・チョコレート2種は数時間以内に地球上から姿を消したのだが、コーヒー豆の方は問題があった。家には豆挽きの道具がないのだ。トンカチで砕いてから、ブラジル・アマゾン方式で、鍋で煮てみようかと、少し思案中。

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