新たな詐欺は、「貸します詐欺」

2006-05-24 06:26:35 | 市民A
9b49b3c2.jpg「オレオレ詐欺」という景気のいい名前の詐欺が「振り込め詐欺」と陰険な名前を頂戴したあとも、次々と進化していき、新たな被害者を増やしているのだが、また、妙な手口の詐欺が登場したらしい。郵便局に行った時に特製チラシがあり、あとでゆっくり読んだら、まあ、「弱り目に祟り目」型犯罪の一種だ。

だいたい、おカネを貸してくれるのに、どうして被害にあうのだろうか、というところからして妙だ。貸してくれたおカネは、そのままごまかして返さなければ損はしない。それでは、こっち側が犯人になってしまう。

そこが、詐欺師のうまいところで、お金を貸す前の、登録料とか信用調査といった名目が登場する。

まず、多額の借金を持っている人にDMや、携帯メールで「おカネを低利で貸します」と送るわけだ。ネット社会ではアドレスが手に入れば、同時的に超ローコストで情報配信できる。実際、私のところにくるスパムメールの1/10は、この手の低利ローンだ。

そして、高利貸に追いまくられて、藁をもつかみたい人たちは、この詐欺師に足元を見透かされてしまうのだ。

こういう手口だ。

1.本審査が通ったので、まず、融資の前に、登録料を払ってほしいといって5万円を振り込む。その後、いくつかの補償金など22万3千円を送金してしまった。

2.携帯電話サイトで180万円(年利0,9%)申し込んだところ、信用確認のため、別のサラ金から90万円を借りてそれを宅急便で送ったところ、騙し取られた。

こういうのを、見るたび、悪人にも特許が必要かなって思ってしまう。