都知事、日本橋移設案の真意?

2006-05-29 06:25:21 | 市民A
本ブログでは、過去に何回か「日本橋」再生計画のことにつき、触れている (2005年3月4日号日本橋の今昔、2006年1月6日号日本橋の首都高移設で検討会)。要は、江戸五街道の基点であったこの橋の上に、首都高速中央環状線が設置されているため、川の上を、普通の橋(日本橋)が横切り、さらに、その橋の上、川に沿って首都高速が走る、と言うビッグマックのような構造のため、景観だいなし、というか、三越と野村證券以外、何も見えない。

これについて、小泉首相が、「なんとか美しい橋を復活させ、青空を取り戻した上に、川岸を遊歩道にできないか」と発案し、専門家が検討中である。任期の関係もあるし、そろそろ結論が出そうだ。


これを固い頭で考えれば、「首都高の路線変更」か「首都高の部分的廃止」というような、おおがかりなプランしか見出せないのだが、どちらも費用が数千億円規模になりそうであり、いかにも実現性が乏しい。

ところが、変化球を投げた男がいる。東京都知事、石原慎太郎だ。彼は、「橋の場所の方を動かしたほうがいい」と言っていた。確かに名案だが、普段の彼の強情さ、復古主義から考えれば、そんなものでいいのかと誰もが思うはずだ。

ところが都知事には別の考えがあったわけだ。その名案は、両国にある江戸東京博物館に行けばわかる。


すでに、日本橋は完成していた!


f6560460.jpg原寸大なので、きわめて大きい。
雨の日でも濡れない。

だが、青空はない。