きょう午前中、東京メトロ目黒駅でのこと。
地下鉄に乗り、ドア付近に立っていたのだが、駅に到着し、とりあえず、いったんホームに降りる。JRとの乗り換え駅なので、多くの乗客が乗降車する。ドアから2メートル位の場所で降車客が切れるのを待つ。
そして、第1シチュエーションが発生する。
降車客の流れの中で、ある女性が右足の靴(黒皮のパンプス)をホーム上に落としてしまう。周囲に緊張が走る。要するに前かがみになって靴を拾おうとすると、ドミノ倒しになるわけだ。
あるいは、その女性が靴の無傷の生還をあきらめたとしても、後続客が靴に足を取られたり、あるいは踏まないようによろけて歩けば、危険!危険!危険!ということだ。
次に、第2シチュエーションが起きる。
その靴を落とした女性がストッキングのままの右足で、落とした自分の靴を、ホーム中央の広い方を狙って、蹴り出そうとしたわけだ。広いところにクリアしてから拾いに行こうという作戦だ。なかなか思いつかない臨機応変措置である。
こういう人間が首都直下型大地震で生き残るのだろう。
最後が、第3シチュエーション。
この靴は結局、ホーム中央にクリアすることはできなかったわけだ。私の足元に転がることになる。
というのも、クリアされた靴は、私のスネを直撃したからなのだ。
0.1秒の早業で靴を履きなおして、風のように姿を消した女性の横顔は、なぜか假屋崎省吾にそっくりであったのだ。
地下鉄に乗り、ドア付近に立っていたのだが、駅に到着し、とりあえず、いったんホームに降りる。JRとの乗り換え駅なので、多くの乗客が乗降車する。ドアから2メートル位の場所で降車客が切れるのを待つ。
そして、第1シチュエーションが発生する。
降車客の流れの中で、ある女性が右足の靴(黒皮のパンプス)をホーム上に落としてしまう。周囲に緊張が走る。要するに前かがみになって靴を拾おうとすると、ドミノ倒しになるわけだ。
あるいは、その女性が靴の無傷の生還をあきらめたとしても、後続客が靴に足を取られたり、あるいは踏まないようによろけて歩けば、危険!危険!危険!ということだ。
次に、第2シチュエーションが起きる。
その靴を落とした女性がストッキングのままの右足で、落とした自分の靴を、ホーム中央の広い方を狙って、蹴り出そうとしたわけだ。広いところにクリアしてから拾いに行こうという作戦だ。なかなか思いつかない臨機応変措置である。
こういう人間が首都直下型大地震で生き残るのだろう。
最後が、第3シチュエーション。
この靴は結局、ホーム中央にクリアすることはできなかったわけだ。私の足元に転がることになる。
というのも、クリアされた靴は、私のスネを直撃したからなのだ。
0.1秒の早業で靴を履きなおして、風のように姿を消した女性の横顔は、なぜか假屋崎省吾にそっくりであったのだ。