猫無罪説拡がる

2005-10-13 22:30:38 | 市民A
地震で数万人の犠牲者がでているのに、こんなことを書いていていいのかという根源的問題はあるのだが、埼玉の「人食い猫」事件、真犯人が別にいるのではないかという説が拡がってきている。わたしの予想通りだ。

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たとえば中日新聞は、

「猫の仕業あり得ない」 動物愛護団体
  県警などに再調査要請へ
北埼玉郡の特別養護老人ホームで、認知症の女性(88)が右足の指を猫にかみちぎられたとされる事故で、特定非営利活動法人(NPO法人)「アニマル・サポート・メイト」(野田静枝代表理事)など動物愛護の五団体が十二日、県庁で記者会見し「猫の習性から人間の指を食いちぎるはずがない」として近く県警と保健所に再調査を要請する方針を明らかにした。

女性のベッドのシーツや部屋の床に猫の足跡があり、施設の職員が中庭で口の周りを赤く染めた猫を目撃。保健所がこの猫を捕獲した。ホーム側は猫が侵入して指をかみちぎったと県長寿社会政策課に報告。同課は「女性の傷口の写真を見たが、ひきちぎられたようなあとだった」としている。県警も「外部から人が侵入したものでない」として事件としては扱っていない。

しかし、野田氏は「猫の犬歯は左右二本しかなく、百回以上はかまないと人間の骨までは砕けないはず。清潔な動物なので口の周りを血だらけにしたまま動き回ることもない」と主張。「きっちり調査すれば、猫の仕業でないことが明らかになる」としている。

県生活衛生課は「県には猫の排せつ物を調査する設備はなく、県警は事件性を否定している」と困惑気味。猫は動物指導センターで保護されているが、全国から「殺さないで」という声が多数届き、複数から飼い主になりたいとの申し出があるという。同課は「殺処分になることはない」としている。

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その他も同様な記事が多い。要は、猫とは信じられない、というのを論理付けしている
主な無罪説の論拠は、
1.猫は人をおそったりしない。臆病だから。
2.猫の牙は左右一対ずつなので、あれでは骨を噛み切るまでは100回は噛まなければならない。
3.猫は清潔好きなので、口の周りが赤いというのは理解できない。
4.足の指は、うまくない。
5.特養ホームの消毒液のにおいは猫はきらいだ。
6.猫の糞をしらべればわかるはずだ。
7.足に爪の後が残っているのかいないのか。
しかし、「猫の排泄物を調査する設備がない」というのは最高の回答ではないか。中に骨が含まれているかどうかというだけじゃないか。

もし、猫が食ったとしたら、前足で獲物を押さえつけて口でくわえたあと、肉を引っ張って引きちぎって食べるはずなのだ。すなわち大惨事が発生することになる。その辺一帯が血の海になりそうだ。
そして、猫が無罪だとすると、真犯人を探さなければならないのだが、その場合、たぶん人間ではないのかな。