追記:医療問題の雑感

2005-10-01 23:17:35 | MBAの意見
1.医者の脱税願望を防ぐために、庶民が年末調整で医療費控除を申告する際に、領収書を添付することになっているそうだ。

2.米国の平均年齢がずいぶん短いのは、「デブ」のせいに違いないのだが、その原因は食料が安いからなのだろう。何しろ、米国の第一次産業の生産性は非常に高い。特に、牛肉や乳製品やワインなどが格安であることからして病気の原因になっているのかもしれない。かなり逆説的だが。

3.米国が簡保優遇を批判したり、生保市場の開放を要求するのは、なかなか死なない日本人から保険料を集めて、米国人の保険金に回しているのではないかとちょっと疑う。

4.高齢者が殺人被害者になると、医療費は大きな改善を見るのだが、だからと言って、深沢七郎の「怪談・楢山節考」は怖すぎ。

5.医療現場に山のように存在する「理不尽な現象」には、ミクロ的には一つずつ意味があるのだろうが、やはりマクロ論とミクロ論というか入口と出口というかカネを絞りながら、現実の歪みは補正していくような方向がいいのだろう。ミクロだけやっても解決しない。

6.障害者や心の病気の患者の医療費をカットして、「自立支援」と言う前に、バリアフリーができていないとか、保険料の個人負担が30%と20%と10%の人がいて、平均では15%にしかなっていないという不平等の是正が先なのだろう。おいしい料理を作るには、手順が重要で、手順前後すると、ただのチャーハンとなる。