ピストンエンジンは永遠か!な?

バイクを中心に話題を紹介します

LPガスバイク

2008年07月20日 | 話題

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LPガスを燃料としたバイクの記憶を辿ると・・・。

1999年の東京モーターショーに、スズキからコンセプトモデルが出品されていた。

ガスコンロなどに使う、カセットボンベがそのまま使える発想は面白いと思うが、課税や法律が壁になっていたのか。

ワタシが持っているエンジン草刈り機は、ガスボンベの2ストエンジンだから暫く使わなくてもメンテナンス要らずで便利。

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実用になるものといえば、今秋発売予定と言われる”エコカーワールド2008”に出品されていた、ズーマーをベースにしたLPGスクーター。

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たまたま買った松浪健太議員が表紙のミスターバイク8月号の取材記事によると、LPGスクーターは4.5L入りのボンベを備え、100円/L(kg?)のガスで50km/L走るという。

残念なのは専用設計ではないので、ヘルメット収納部分がボンベの置き場所になってしまっていることで、LPガス自動車は昭和37年頃から走っているが、現在の固定式 ( ガス容器 ) になってLPガス関連の事故例は一件もないことや、タクシーや商業トラックはメーカーの生産ラインで作られている事を考えると、バイクもLPGモデルがあってもよいのではないかと思う。

Img_lpi01 引用はコチラから(不適切なら削除します)

最近のLPGのシステムは電子コントロールになっていて、燃費も良いことから乗用車も改造している例が多いようだ。

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ジンバブエで220万%

2008年07月19日 | 話題

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Gn2008030807

ニュースでご存知の方もいるかと思うが、ジンバブエではインフレ率が220万%だという。

画像は3月のニュースのもので、食料を買うためにコレだけの紙幣が必要だ。

Gn2008030808

金額を確かめるのに、秤を使うとは!

日本ではこのようなハイパーインフレはおきないと思うが・・・。

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ディーゼルなバイク②

2008年07月18日 | 話題

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画像は”うなぎさん”がURLを紹介してくださったHDT USAのミリタリーモデル。

燃料はタンクに書いてあるようにJP8(ジェット燃料)とBDFも使えるようだ。使用条件が特殊だけに被弾したときはガソリンよりも少しは安全なのか。

プロトタイプはカワサキKLR650をベースにしていて、量産モデルでもクランクケースのウオーターポンプあたりに血脈が濃く感じられる。というよりそのままか?

2006年には納入されているらしく、軍の独占と思われていたが民生用もあるようだ。

55マイル/hでは110マイル/ガロンという素晴らしい燃費。

35200816546

リンク先には”サイクル ワールド”のレポートもあり、特に低速での扱いやすさが良いという。ttp://www.cycleworld.com/article.asp?section_id=3&article_id=634

Dieselbikered1107

量産モデルのコンセプトは”過給なしでハイパワー”だそうだが、ターボをつけてボンネビルのスピードトライアルでも活躍。同時にBDFのクラスで優勝しているらしい。詳しくはttp://www.popularmechanics.com/automotive/new_cars/4229604.html

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ディーゼルなバイク

2008年07月17日 | モータースポーツ

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Dr400d

TTXGPからBDFと話題が続いたが、ディーゼルエンジンバイクに関した面白い記事を見つけたので紹介する。

画像はエンフィールド・ロビン。日本にも数台入っているという噂。

このエンフィールド・ロビンを使って、イギリス1周低燃費記録にチャレンジした日本人の記録はコチラ

イギリス1周低燃費記録はグレートブリテン島の指定された、約6,000kmのコースを120時間から180時間内で走って低燃費を競い、ギネスに認定される。

TTXGPの要件にグリーンエミッションがあるが、BDFのカーボンニュートラル説が採用されればディーゼルエンジンバイクも出場可能か。

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ガイアの夜明けのBDF

2008年07月16日 | 話題

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昨晩の”ガイアの夜明け”を見て少々疑問を感じた。

他の交通機関がないところで運行している赤字路線のバスを支援する姿勢は、大変に貴重であり、中々できることではないのでコレを批判するわけではない。

この記事を書く下調べでバイオディーゼルの項目をウイキペディアで見てみると、PDFは商標登録されており、ディーゼルエンジンがそもそもピーナツ油を燃料とするエンジンとして発明されたことを知る。

廃食油や精製した動植物油を原料にしたBDFの製造方法は”やっぱりバイクは!”の中でも触れたように、一般的にはアルカリ触媒法が行われていているが、処理しにくいグリセリンの副生の問題や、製造過程の処理によっては高温による酸化などが原因でコモンレールを使ったエンジンではトラブルの可能性があるという。

割と最近に発表された製造方法に”バイオディーゼル燃料のグリセリンを副生しない製造法”があり、これは超臨界アルコール法といわれ、グリセリンの副生がないだけでなく、従来のアルカリ触媒法では必須であった原料の前処理、製品の中和・洗浄および洗浄水の浄化が不要のため、記述されているように車載が可能かもしれない。

更に大型エンジン用には、廃食油を遠心分離機とフィルターで漉して、そのまま使ってしまう方法もあるようだ。

前置きが長くなってしまったが、放映された方法は廃食油を3、灯油を7の割合で混ぜてナゾの粉末を加え、加熱しながら攪拌して漉すだけ。

簡単で良いのだが、コモンレール インジェクションのエンジンに使えるのだろうか?壊れないのだろうか?

アルカリ触媒法でも、酸化してしまった廃食油の使用はコモンレールにご法度らしい。

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やっぱりバイクは!

2008年07月14日 | 明日のバイクを考える

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Vw_one_liter_concept10

これは2002年の画像で、1リッターで100km走行することを目標に開発されたプロトタイプがお披露目されたのは、VW本社工場からハンブルグの株主総会会場までの約230km。VW取締役会会長のドクター・フェルディナント・ピエヒ氏(確かこのタイミングで引退)。使用した燃料は、たったの2.1リッター。つまり、109km/Lの燃費。

Vw_one_liter_concept04

タンデムマウントシートのボデイはcd値が0.159で、0.3リッター単気筒DOHCディーゼル(8.5ps/4000rpm、1.9kgm/2000rpm)の非力なパワーでも最高速度は120km/h。

このプロトタイプが市販化されるニュースが1週間ほど前に配信されたが、背景は勿論このところの急激な原油高。

同じころのニュースでは、大阪府が社会実験として府内で顕在化している空き農地の有効活用策で遊休農地で菜の花を栽培して、種子を収穫し菜種油を精製し、BDF原料にする事業を見直し、まず食料として利用した後の廃食油をBDFに再利用することにしたという。

これは、食料にできるものを自動車燃料に転用する問題と、原油と一緒に高騰している価格を考えれば、妥当で素早い処置だと思う。

まあ、各地の自治体や事業所では廃食油の再利用が始まっているから、当然といえば当然か。

ディーゼルエンジンの燃料は一般的に軽油が用いられるが、ガソリンの代替としてのバイオエタノールが醸造・蒸留の工程が必要なのに比べ、バイオディーゼル燃料は簡単なエステル交換という手作りも可能な作業。参照はコチラ

確か、2年位前に自宅を火事にしてしまった方も居たようだが、精製したばかりの植物油と廃食油のBDF製造工程に大きな違いはないので、チャレンジしてみても良いのではないか。

日本国内の自動車用軽油が約4000万KL使われているのに比べ、食用油の使用量が250万トンで、今まで捨てられていたのが約50万トンというから、全部が利用されたとしても微々たる量ではあるとは言え、捨てられていたものが有効利用されるのは良いことではないか。

VWのプロトタイプに話を戻すと、低燃費を実現するために軽量化がされている。そのためには高価な材料が使われているので、車両価格も高価になってしまう。

100km/L以上の燃費がどういった条件で達成されたのかは不明だが、最高速度は空気抵抗の少なさがモノをいうけれど、加速性能はソウはいかないので、実用的な性能を求めればやはりハイブリッドによる補助が必要になるに違いない。

何といっても、8,5馬力は125ccのスクーター並みだから。

視点を変えれば、バイクが圧倒的に有利なのは間違いない。元々車体サイズが小さくシンプルで軽いので、何も特別なことをしなくても、イニシャルだけでなくランニングコストも安い。

惜しいのは現在の区分で、法定速度が30km/hの原付バイクは改正した道路交通法により、日本の狭い道路を自転車ともシェアしなくてはならなくなり、”路上の敵”が増えてしまったことである。

排ガス規制により、50ccのエンジンは走行性能だけでなく燃費も悪くなってしまい、より状況を悪化させる危惧もあるが、排気量での区分を現実的なものに変える議論はアチコチで見かけるようになった。

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想定内?想定外?

2008年07月12日 | 話題

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今月の初めよりは少々下がっているが、依然として高止まりしているガソリン価格は交通渋滞の緩和をもたらしている。

200円台が目前となって問題が露呈したのは、価格表示板だそうだ。

画像はすぐ隣のガソリンスタンドのもので、数年前にリニューアルしたから100の位も”9”まで表示できる電光掲示板なので問題はなさそう。200円台が想定内だったのか?

しかし、古いものだと100の位が”1"しか表示できないものも多いようで、それらは改修が必要で対応が迫られているそうだ。

渋滞が少なくなるくらいガソリンの需要が減っているのに、思わぬ出費は想定外?

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TTXGP続報

2008年07月11日 | 明日のバイクを考える

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”カーボンフリーレース(賞金は200万ドル!続き)”の記事中TTXGPの続報が出た。

詳しくはttp://wiredvision.jp/news/200807/2008071020.html

日本で発表済みのエレクトリックバイクは最高速度150km/h、航続距離180km。

TTXGPにはこうしたバイクが出場可能であるけど、バイオ燃料まで範囲を広げたほうが面白いし、レース自体の開催可能性が高まると思う。

更に思うのは、三宅島のイベントではこうした方向が必要だと強く思うわけで、思い起こすと三宅島イベント開催に関した議論が行われたときに既に考えていて、本家で始まれば見本があるわけでやり易いかなと。

惜しむらくは、三宅島で世界最初のイベントが行われていれば、このエコ重視がますます強くなる世相で、日本からのエコロジーが発信できたのに・・・・。


フライブリッド!

2008年07月09日 | テクノロジー

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前回の記事でF1の運動エネルギー回生は電気を使うのだろうと申しましたが、フライホイールを使ったものも有力だそうで。

KERS(Kinetic Energy Recovery System)と呼ばれる運動エネルギー回生システムに関しては、中島ジュニアが活躍するウイリアムズがAutomotive Hybrid Power Limitedという会社を買収したというニュースがあり、フライホイールを使ったシステムを使うことが有力視されている。

Flybridsystemdiagramsmall

これはシルバーストーンに本拠地を置く、Flybrid Systems LLP が公表しているシステムで、F1用の規格に合った60kwのシステムは24kgというから既に実用段階か。詳細はttp://www.flybridsystems.com/index.html

ロードカー用に250kw!も用意されているようなので、とんでもないクルマができるかもしれない。

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