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ゼニス/ベンデックスキャブレターは、今でも現地価格$300くらいで売られているようです。
エアクリーナー側から覗くと、真鍮製の棒のようなものがベンチュリーを横切っています。
現在のキャブレターではほとんど見られないものです。
青矢印はパイロットスクリューが付き、赤矢印は”アジャスタブルメインジェット”が付きます。赤の破線はパイロットの通路ですね。
フロートボウルは矢印のネジを外すだけで・・・。
フロートを外してもパイロットジェットは見当たりません。
シンプルなだけに部品点数も少ないです。
矢印は加速ポンプのヴァイトンキャップ。寿命は長くはなさそうです。
パイロットジェットが見当たらないのと、アジャスタブルメインジェットの正体がこれです。
赤矢印のように先端がテーパー形状になっていて、メインノズルからのガソリン吐出量を調整し、左の青矢印の穴から入ったガソリンが中を通って、右の青矢印の穴を通じてスローポートに供給されるようです。
エンジン側から覗くと、赤矢印はパイロットスクリューの先端です。
全閉付近のスロットルバルブの位置の僅かな違いでCO濃度が大きく変わる原因は、スローポートが大きく2個しかないことが考えられます。
後のケイヒン製では、もう少し小さいポートが4個あります。
欠点ばかり論うようでしたが、旧知の某SHIGE氏は一時愛用していたと聞きました。
感想はというと、毎日乗っても使いこなすのに1年掛かり、それでも1週間も乗らない間があると思い出すのに暫く時間が掛かるという難しさはあるが、その日の天候に合わせた調整が決まると最高に良かったそうです。
それに較べるとハーレーの新車装着は既に消えてしまったCVキャブレターは、悪さ?さえしなければインジェクションのように手間要らずです。
S&Sのキャブレターもシビアなところはありますが、ゼニス/ベンデイックスほどではありません。
視点や目指すところが異なれば、評価が変わるということでしょうか。
それともお手軽さや扱いやすさを求めると、失うことも多いということ?
しかし2次エアーさえ解決すれば、もうちょっと扱いやすくなりそうですね。2次エアーの解決策はもう少しお待ちください。エンジンの調子をキャブレターだけの責任にしたくありません。
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これはパイロットスクリューの戻しでございますか?
昨日、インマニの(二次エアー)を確認しようとして、パーツクリーナーをかけました所、やはりすぐにエンストしてしまいました。インマニはOリングをバンド締めするタイプでしたので、ゴムバンドタイプに変更しようと思います。
本当に勉強させてもらっております。貴重なブログ、これからもよろしくお願いいたします。
感謝申し上げます。
φ36は2回転半戻し、φ38は1回転3/4戻しくらいから調整されるといいと思います。
ベンチュリ口径はエアクリ側から覗くとベンチュリに書いてあるのでわかるはず。
それより、乗り方にもよりますが、Bendixは街乗りが多いとプラグが黒くなり易いです。加速ポンプのガソリンの出が半端じゃないので、Stop&Goが多い街乗りでは、ガスが濃い状態が多いからだと思っています。経験から、きつね色には、わりと高回転でしばらく跳ばした後にしかならないような印象です。
また、加速時の息つぎは他に原因があるのではないでしょうか。
ご質問ありがとうございます。
しかし、せっかくですがワタシは現場を離れていますので明確は回答はできません。
一般的な話になりますと、戻し回転数を基準にした調整ではうまく行かないかもしれませんね。
というのは、日本製の現代のキャブレターでは精度もよく、4気筒であっても戻し回転数を揃えればそこそこの調整にはありますが、本文にも書いてあるようにスロットル開度の変化で燃調がかわるくらいですから、基準にならないと思います。
エンジンのコンディションや他の条件にも左右されますから、乗りながら良いポイントを探ることが大事だと思います。
回答にならず申し訳ありません。
この記事、大変勉強のさせてもらっています。
キャブ調整にて基本的な(パイロットスクリュー、メインアジャストスクリュー)の戻し回転を教えてください。初心者にて申し訳ありません。
プラグ確認を定期でしておりますが、かなり黒く、カーボンが多いです。加速時に頻繁に(パンッ)と息継ぎもしています。
燃費も悪く、(燃料が濃過ぎ?)リッター15.6しか走りません。
よろしくお願いします。
楽しんでいますね!
ご注意していただきたいのは、黒煙を吐くような調整で走っていると、エンジン内部のカーボン堆積が多いことです。
カーボンがたまると、ノッキングしやすくなるし、それがオーバーヒートの原因になることもあります。
eiishivrさん、
仰るとおり上下が逆になっています。
スローポートがボデイ上部になっているのは、この後のケイヒン製も同じで、その後のCVでは下部になっています。
ハーレーのロングストロークエンジンでは低回転での吸気圧も高いために、そのころは排ガス規制もさほど気にする必要がなく、大雑把に考えられていたのでしょうね。
最後の画像は上下が逆と判断していいんですよね。スロー系はキャブの匡体上部までガスを引き上げてから落す感じなんですかね。
これじゃフロートの液面を考えると相当にバキュームが要ると感じました。
スローの番手に相当するのはニードルに開けられた穴サイズだと思います。
家庭エアコンの壁通し穴につかう白い粘度。マニあたりの吸い込み判断にはよく使ってましたよ。ベタベタと囲うんです。
そうなんです、φ36はスローポートが3つで、なぜか後期のφ38は2つになっているのが、なんとも大雑把になったなーと思っていました。
Bendixは、こまめなメンテを要求するし、スロットル捌きも難しいですが、僕は、額に汗するコイツが好きです。
次は写真のようなアジャスタ付きのモデルを手に入れたいです。