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折れたネジを取る!②

2008年04月08日 | ネジ

人気ブログランキングへ 各地で大雨。  

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”折れたネジを取る!”の第2弾ですが、コチラはエキストラクターを打ち込んでヘッドカバーにクラックが入ってしまったほう。

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これは前回の画像ですが、同じようにエアリューターで削ります。

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母材を削らないように気をつけて・・・・

ルーペを使った撮影も意外と行けますね。

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ネジ山は復活いたしました。

クラックの周辺をワイヤーブラシできれいにしてみましたが、オーダーはクラックも溶接で修理するとのこと。

しかし、矢印の蓋の中は様子が分かりません。密閉された空洞になっていると厄介です。

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これは”シリンダーヘッド修理②”の記事で、ハーレーショベルヘッドを修理したときの画像。

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これも”シリンダーヘッド修理”のときの画像。

アルミニウムの溶接の難しいところは熱の伝導率が高いところにあり、加熱しても熱が逃げてしまいますから、母材に適した電流で溶接を行いたいとなれば、全体をできるだけ高い温度になるまで予熱してやる必要があります。

ところが密閉された空洞があると、どんなことが起きるか分かりません。膨張した空気の圧力で変形するかもしれませんし、最悪のケースでは爆発する可能性もあります。

加熱を最小限で行おうとすると、溶接電流はかなり大きくしないと母材は鎔けませんから、そうなると仕上がりと強度が悪くなります。今回の場合は強度は必要ありませんから、問題は仕上がりのビジュアルですね。

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これは、予備調査を行います。

長いネジを普通に締めこんで、奥に突き当たるまで締めて、テープにより位置をマーキングしておきます。

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マーキングしたネジを外してカバーにアテガッテ見れば、雌ネジの有効長が分かります。

クラックのある場所よりダイブ深くまでありますから、このままでも強度的には充分で・・・・。

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