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折れたネジを取る!③

2008年04月09日 | ネジ

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昨日は散々と言い訳!?を並び立てましたが、実は溶接する決意?はできていました。

くどいようですが、一つの作業を行うにはこういった多方面からの検討が必要です。

クラックを溶接するためには、画像のようにV字カットするか、溶接で盛り上げるかをチョイスします。

アルミニウムを削る場合は画像のように刃物を使う必要があり、砥石系では石の粉末が母材に食い込んでしまい溶接の障害になります。

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これはカバーの内側。ダイキャストの流し込み口と思われる、強度と外観に関係ない部分をチョット熔かしてみました。このようにキレイに熔ければ安心して溶接できます。

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結局は予熱しないで、大き目の電流でササッと溶接してしまいました。

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エアリューターで荒削りして・・・

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ガスケットの当り面は、平らなヤスリで面が狂わないように削ります。この場合は削り過ぎないように注意する必要があります。

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コチラは仕上げの1歩手前で、ゴム砥石で形を整えます。

アバタのように見えるのは”ス”であり、削る前は気泡のようですが表面を削ったために、このようになります。

鋳物系のアルミ製品を溶接すると、このような”ス”ができるのは良くあることで、昔のダイキャストは型の中に空気が閉じ込められてしまう製法 ですから、気泡が爆ぜて溶接できないという方もいました。

ワタシの経験では、予熱をして最低限の電流で溶接すると割合と良い結果が得られますけれど、昨日の記述のように予熱はあえて行いませんでした。

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最後はフラップホイールで仕上げました。もっとも、この後ブラストで仕上げますので・・・。

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ガスケット当り面はオイルストーンで仕上げます。

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”アバタ”がチョット気になりますが、目立つ場所ではないのでご容赦を・・・・。

後は全体をブラストで仕上げるだけです。

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