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昨日は途中まで進んだので、今日はまずオイルを入れます。
フォークオイルはスズキ純正のSS-05。
正立タイプでもダンパー調整が付いているフォークは、倒立タイプのようなカートリッジ式であるし、この場合もフォークオイルは異なりますから、どんなフォークオイルを使うかはマニュアルを参照したほうが良いですね。
フォークオイルを入れたらエア抜きをします。まず直立させてアウターチューブを上下させます。
この段階ではストッパーが効かず、通常より長く伸びてしまいますから要注意。
次にダンパーロッドを上下させ、上端から泡が出なくなるまで続けます。
オイルを入れたら落ち着くまで数分の間放置してレベルの調整です。
アウターチューブとダンパーロッドが最縮の状態でレベルを調整します。
厳密に言えば、フォークスプリングの張力にもバラツキがあるかもしれませんが、せめて空気室の容量は同一にしておきたいもの。
ココまでの作業をみていただくと、倒立フォークはオイル交換だけでも簡単に行かないことが分かると思います。
レベル調整が済んだら、スプリングとスペーサーを入れます。
SSTでスペーサーを押して矢印のロックナットに引っ掛けますが、一人でやるとなると手は最低3本必要ですから、助っ人を頼みました。
後でも述べますけれど、このナットの位置でフォークの長さが変わってしまいます。
マニュアルでは一番下に(止まるまでねじ込む)しておけとなっています。
フォークトップをねじ込んでロックナットを締めておきます。
ダンパーロッドの長さでフォークの全長が変わるのは、普通のフォークの構造を知っていると余計に分かりづらいかもしれません。
この状態になっても矢印のアウターチューブは自由に上下できます。
1つ前の画像でフォークトップをねじ込むときには、矢印の調整スクリューは一番緩めた状態でないと、矢印の先端を傷めることもありますのでこれも要注意です。
精度がスゴク高いわけでもありませんが、オイルレベル調整用ツール。
”所変われば、品変わる”の例?画像の上はハーレースポーツスター1200Sのアジャスタブルフォーク用SST。下が今回使用したもの。同じ目的ですがカタチは随分違います。
できあがったフォークにアクスルシャフトを仮に取り付けて・・・
フォークの全長を確認してみました。
う~ん、左側が1mm程度長いですね。
マニュアル通りに組み立てても、部品の精度に問題があるのか?
これは勿論同じ長さが望ましいのは言うまでもありません。これくらいの違いならホイールもさほど問題なく取り付けられるでしょうし、見た目では分からないかもしれません。
しかし厳密に考えると、タイヤがフォークに対して直角ではないかもしれませんし、ハードブレーキによるフル過重のときに左右が同じ動きをしてくれないかもしれません。
前述のようにスプリングの張力の差も影響がありますけれど、できることは可能なかぎり努力いたしましょう。長さの再調整ですね。
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