三重県木本で虐殺された朝鮮人労働者の追悼碑を建立する会と紀州鉱山の真実を明らかにする会

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「国連北朝鮮人権報告官「韓国、脱北者団体の声に耳傾けるべき」」

2020年08月01日 | 北部朝鮮
https://japanese.joins.com/JArticle/268699?servcode=500&sectcode=510
「中央日報日本語版」 2020.07.31 09:38
■国連北朝鮮人権報告官「韓国、脱北者団体の声に耳傾けるべき」
 国連のトマス・オヘア・キンタナ北朝鮮人権特別報告官が30日、「韓国政府が北朝鮮の人権と脱北者団体の声に耳を傾け、これらの団体と協力することが必要」という立場を明らかにした。
 韓国統一部によると、キンタナ報告官はこの日午前9時30分から2時間の間、イ・ジョンジュ統一部人道協力局長とオンライン面談を行った。キンタナ報告官は、イ局長から最近物議をかもした対北ビラ散布脱北者団体設立許可取り消しと統一部の登録民間団体の事務検査などに関する説明を聞いて「韓国政府の措置についてよりよく理解できた」と述べた。
 この日の面談はキンタナ報告官が22日、▼対北ビラ散布に関する「自由北朝鮮運動連合」と「クンセム」の設立許可取り消し▼非営利法人事務検査と登録要件の点検など、最近の統一部の措置の内容と趣旨の説明を求めたため行われた。当時キンタナ報告官は、メディアのインタビューで「現在まで把握していることに基づいて言えば、韓国政府が人権団体と脱北者団体にとった動きには確実に満足していない」とし「脱北者は皆保護を受ける必要があり、犠牲の対象になってはならない」と述べた。また「韓国政府は、このような行動(事務検査など)で脱北者を圧迫するよりも安全と保護を提供すべきだ」と強調した。
 イ・ジョンジュ局長は対北ビラ散布団体の許可取り消しについて「民法が定める取消事由に基づいて取った措置」だと説明したと統一部は伝えた。また、非営利法人の事務検査については「25の非営利法人の事務検査と64の非営利民間団体の登録要件の点検を進めている」とし「これは設立許可取り消しや登録要件抹消が目的ではなく、法人・民間団体の資格維持や活動に必要な是正・補完事項を一緒に確認する方法で行う」と説明したという。
 キンタナ報告官は、イ・ジョンジュ局長の説明を聞いた後、統一部のこのような措置は▼民間団体の北朝鮮の人権改善活動を萎縮させずに▼民間団体の意見表明や異議申し立て、司法救済などの機会が十分に確保される方法で行われるべきだと求めたと統一部が伝えた。
 北朝鮮の金与正(キム・ヨジョン)労働党第1副部長の対北ビラ批判以降、統一部はビラをばらまいた脱北者市民団体の自由北朝鮮運動連合とクンセムに対して法人取消処分を下し、北朝鮮人権団体の事務検査を行い、当該団体の反発を買った。


https://jp.yna.co.kr/view/AJP20200730004700882?section=news
「聯合ニュース」 2020.07.30 18:59
■韓国統一部 国連報告者に脱北者団体への検査趣旨を説明
【ソウル聯合ニュース】韓国統一部の当局者は30日、北朝鮮の人権問題を担当する国連のキンタナ特別報告者とテレビ電話で面談し、所管の登録団体に対する事務検査の趣旨について、北朝鮮脱出住民(脱北者)が運営している団体や、北朝鮮体制を批判するビラを散布している団体だけが対象ではないことなどを説明した。
 キンタナ氏は韓国内の北朝鮮人権関連団体の活動に対する政府の規制に懸念を示し、説明を求めて面談の開催を要請した。
 キンタナ氏側は、韓国政府が先ごろ行った北朝鮮批判ビラを散布した脱北者の団体「自由北韓運動連合」と「クンセム」の法人設立許可取り消しなどについて、その背景説明を求めたという。
 統一部は面談で、「事務検査の対象は法に従って毎年提出しなければならない報告をしていない、または報告が不十分な団体が選ばれた」とし、「北の人権に関連する活動をした団体、また脱北者の団体、ビラ散布を行った団体などという理由で選ばれたのではない」と説明した。
 また自由北韓運動連合とクンセムの法人設立許可取り消しについては、ビラの散布が団体設立当初に定められた設立目的に該当せず、南北境界地域の住民の生命や安全を脅かしたとするこれまでの立場を伝えた。
 カンタナ氏は民間団体の北朝鮮人権改善活動を萎縮させず、民間団体による意見、異議の表明の機会が十分に保障されなければならないとの立場を伝えたという。
 統一部は自由北韓運動連合とクンセムによるビラ散布で北朝鮮が反発し、住民の生命や安全を脅かすといった「公益を害する例」が発生したとし、これを機に北朝鮮の人権や脱北者定着支援に関連した25の登録団体を対象に事務検査を実施した。


https://jp.yna.co.kr/view/AJP20200729002500882?section=news
「聯合ニュース」  2020.07.29 14:52 
■韓国統一部 国連報告者とテレビ面談へ=脱北者団体の検査巡り
【ソウル聯合ニュース】韓国統一部の関係者は29日、北朝鮮の人権問題を担当する国連のキンタナ特別報告者と統一部の当局者が30日にテレビ電話で面談すると明らかにした。
 同部は面談で、所管の登録団体に対する事務検査の趣旨を説明し、北朝鮮体制を批判するビラを散布している団体への規制を巡る国際社会の一部からの批判について政府の立場を表明する計画だ。キンタナ氏は先ごろ米政府系放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)などとのインタビューで、事務検査に対する詳細な説明を韓国政府に求める考えを明らかにしていた。
 政府は最近、北朝鮮批判ビラを散布した北朝鮮脱出住民(脱北者)の団体「自由北韓運動連合」と「クンセム」の法人設立許可を取り消し、表現の自由と北朝鮮住民の知る権利保障は重要ながら、これは他人の権益を侵害しない範囲内で行われるべきだと措置の正当性を強調した。
 また、両団体の北朝鮮へのビラや物資の散布が南北境界地域の住民の生命や安全を脅かすといった「公益を害する例」が発生したとし、これを機にひとまず北朝鮮の人権や脱北者定着支援に関連した25の登録団体を対象に事務検査を行うと説明していた。
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「韓国統一部長官、就任3日後に…8億ウォン台の防疫物資が北朝鮮行き、受領先隠蔽」

2020年08月01日 | 北部朝鮮
https://japanese.joins.com/JArticle/268692?servcode=500&sectcode=510
「中央日報日本語版」 2020.07.31 08:25
■韓国統一部長官、就任3日後に…8億ウォン台の防疫物資が北朝鮮行き、受領先隠蔽
 韓国統一部が30日、民間団体「南北経済協力研究所」が申請した8億ウォン(約7024万円)規模の新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)防疫物資に対する北朝鮮への搬出を承認した。だが、前例とは違い、北側の受領先は公開しておらず論争が予想される。
 一部関係者はこの日午後、消毒薬・保護服など8億ウォンに相当する規模のコロナ防疫物資の搬出を承認したと明らかにした。李仁栄(イ・インヨン)統一部長官が27日に就任して以来、初めての対北搬出承認の件だ。韓国政府の今回の搬出承認対象にサーモカメラは含まれていないことが分かった。
 だが、統一部はこの日承認した物資に対し、北側の受領先がどこかは具体的に公開しなかった。これまで政府は南北交流の透明性向上のために北側の契約主体などを公開してきた。統一部関係者は「北側と合意書締結の有無、財源確保、輸送ルートなどで要件を備えていたと政府が判断する場合、搬出承認を出す」と説明した。
 これに先立ち、南北経済協力研究所は北朝鮮、平安北道(ピョンアンブクド)の学校・港・病院など公共施設に供給するとし、国連安全保障理事会北朝鮮制裁委員会員会にサーモカメラなど制裁免除を申請した。国連安保理制裁委員会は17日、該当の件に対する免除を承認した。


https://jp.yna.co.kr/view/AJP20200730005100882?section=news
「聯合ニュース」 2020.07.30 21:09
■韓国政府 民間団体の対北朝鮮支援を承認=新型コロナ防疫物資
【ソウル聯合ニュース】韓国の民間団体が申請した新型コロナウイルス感染症対策に使われる防疫物資の北朝鮮への搬出を統一部が承認したことが分かった。統一部関係者が30日明らかにした。
 申請したのは韓国の民間団体「南北経済協力研究所」で、消毒液、防護服、診断キットなど約8億ウォン(約7030万円)相当の物資の搬出が承認された。
 李仁栄(イ・イニョン)統一部長官が27日に就任してから、北朝鮮への物資搬出が承認されたのは今回が初めて。
 ただ、北朝鮮側の受領者について、具体的な情報は公開しなかった。同関係者は「北側と合意書を締結したか、財源や輸送経路が確保されているかなど条件がそろったと政府が判断した場合、搬出承認を出す」と説明した。
 これまで韓国政府は南北交流の透明性を向上させるため、北朝鮮側の契約の主体などを公開してきたことから、今回の物資搬出が論議を呼ぶことが予想される。
 同団体は北朝鮮の北西部・平安北道にある学校や病院などに、体温を感知するサーモグラフィーを支給するため、国連安全保障理事会の北朝鮮制裁委員会に対し、サーモグラフィーを制裁対象から除外するよう申請。制裁委は17日に除外を承認した。ただ、統一部が搬出を承認した物資にサーモグラフィーは含まれていなかった。
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「脱北者の北朝鮮到着場面を監視装置が撮影 海兵隊師団長解任=韓国」

2020年08月01日 | 北部朝鮮
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20200731002100882?section=news
「聯合ニュース」 2020.07.31 15:10
■脱北者の北朝鮮到着場面を監視装置が撮影 海兵隊師団長解任=韓国
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮脱出住民(脱北者)の男性が軍事境界線を越えて北朝鮮に戻ったとされる事件で、男性が北朝鮮側に到着した場面が軍の監視装置に捉えられていたことが確認された。軍事境界線付近を監視する前線部隊の警戒態勢に不備があった上、監視装置も実質的に無用の長物だったことが明らかになった。韓国軍合同参謀本部が31日、事件の調査結果を発表した。

【写真】男性が通ったとされる排水路=27日、仁川(聯合ニュース)

 同本部は調査結果を受け、海兵隊司令官と首都軍団長を「厳重警告」の処分とし、海兵隊第2師団長を解任するなど、関係者を懲戒委員会に付す方針を明らかにした。
 調査結果によると、男性は18日午前2時18分ごろ、軍事境界線に近い北西部・江華島のあずまや付近でタクシーから下車したが、現場の軍監視所の勤務者は下車した人の確認と報告を行わなかった。同34分ごろ、あずまや付近の排水路に移動した男性は排水路を通って同46分ごろ、漢江に入った。排水路には人が通れないよう棒などが設置されているが、老朽化などにより普通の体格の人は通り抜けられる状態だったという。
 男性は漢江を渡り、午前4時ごろ北朝鮮側に到着した。男性があずまや付近から漢江に入り、北朝鮮に到着するまで、軍の近距離・中距離監視カメラに5回、赤外線監視システム(TOD)に2回の計7回捉えられた。
 同本部は再発防止のため、民間人の接近が可能な軍事境界線地域の一斉点検を実施する方針を示した。全部隊の水門と排水路も点検し、補完策を講じる方針も明らかにしたが、「後の祭りだ」と指摘する声が出そうだ。


https://www.afpbb.com/articles/-/3296752?cx_part=latest
「 AFP」 2020年7月31日 16:58 発信地:ソウル/韓国
■北朝鮮に泳いで戻った脱北者めぐり海兵隊少将を解任 韓国

【写真】韓国・江華島に近い非武装地帯(DMZ)に設置されたフェンス近くで警備に当たる兵士(2017年5月5日撮影)。(c)Ed JONES / AFP

【7月31日 AFP】韓国国防省は31日、脱北者の男性が泳いで南北軍事境界線を違法越境し北朝鮮に戻るのを阻止できなかったとして、海兵隊の少将1人を役職から解任した。
 この男性が泳いで越境した事実は、北朝鮮当局が先週末、警備の厳重な非武装地帯(DMZ)を越えて「逃げ帰ってきた」脱北者が新型コロナウイルスに感染している疑いがあると発表したことで初めて表ざたになった。
 韓国を脱出して北朝鮮へ行く事例は極めてまれなうえ、世界で最も防備が厳重とされるDMZを越境した事例も少ない。
 しかし、韓国軍はその後、2017年に脱北したキムという男性(24)が、首都ソウルの北西にある江華島(Ganghwa Island)の排水溝を通り抜け、漢江(Han River)を泳いで北朝鮮側に渡ったことを確認した。
 韓国軍合同参謀本部(JCS)は31日、男性がこの経路をたどる間に7回、監視カメラや熱探知装置に存在を検知されていたにもかかわらず、韓国軍の介入がなかったと発表。また、男性がタクシーで現地に到着した午前2時18分(現地時間)に、排水溝から約200メートルの距離にある検問所の警備員が「光」を目撃していたが、何の対応も取らなかったことも明らかにした。
 JCSによれば、男性は排水溝を通り抜けるのに12分ほどかかり、さらに約1時間かけて漢江を泳いで北朝鮮に渡ったという。
 韓国国防省の関係者はAFPに対し、海兵隊のペク・ギョンスン(Baek Kyung-soon )少将が安全確保を怠ったとして解任されたと述べた。


https://www.donga.com/jp/home/article/all/20200731/2136921/1/%E5%8C%97%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E3%81%AB%E6%88%BB%E3%81%A3%E3%81%9F%E8%84%B1%E5%8C%97%E8%80%85%E5%95%8F%E9%A1%8C%E3%81%A7%E8%AD%A6%E5%AF%9F%E3%81%8C%E5%86%85%E9%83%A8%E7%9B%A3%E5%AF%9F%E3%81%AB%E7%9D%80%E6%89%8B
「東亞日報」 July. 31, 2020 08:25
■北朝鮮に戻った脱北者問題で警察が内部監察に着手
18日頃に北朝鮮に戻ったと推定される脱北者キム氏(24)と関連して、警察が適切に対応したかを確認するために独自監察に着手した。
 東亜(トンア)日報の取材を総合すると、警察庁は最近、キム氏の越北と関連して特別調査団を設置し、真相調査に入った。調査対象には、キム氏の性的暴行容疑に対する捜査を担当した金浦(キンポ)警察署女性青少年課と普段キム氏の保護を担っていた身辺保護担当官などが含まれたという。警察庁は、キム氏に対する捜査と管理監督が手続きに従ってなされたのかどうか調べている。
 キム氏は先月、知人の女性を性的暴行した疑いで不拘束で取り調べを受けた。警察の捜査を受ける1ヵ月の間に、キム氏は暮らしていた賃貸アパートを引き払い、越北ルートを事前に現地調査した。警察は、キム氏が北朝鮮に戻った後の20日に出国禁止措置を行い、21日に逮捕令状を申請した。特別調査団は、この過程で対応に問題がなかったか調べている。
 金昌龍(キム・チャンニョン)警察庁長官は28日、国会行政安全委員会全体会議で、「当時、被害者保護に重点を置いた措置を行った」とし、「(脱北者の)所在確認などが不十分だったことは残念」と答えた。
 防疫当局がキム氏の衣類など持ち物16点に対して新型コロナウイルスの検体検査を実施した結果、すべて陰性が確認された。中央防疫対策本部は、警察が提供した資料を基に、キム氏と濃厚接触した8人に対する検査を実施する予定だ。
          カン・スンヒョン記者 キム・ソミン記者 byhuman@donga.com · somin@donga.com


https://jp.yna.co.kr/view/AJP20200730003200882?section=news
「聯合ニュース」 2020.07.30 16:03
■北に戻った脱北者 所持品から新型コロナ検出されず=韓国当局
【世宗聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は30日、北朝鮮脱出住民(脱北者)の男性が韓国から軍事境界線を越えて北朝鮮に戻ったとされる事件に関し、この脱北者の衣類など所持品16点を検査した結果、いずれも新型コロナウイルスは検出されなかったと明らかにした。
 この事件は、北朝鮮の朝鮮中央通信が26日、南西部・開城で新型コロナ感染が疑われる脱北者が韓国から戻る事件が発生したと報じたことで明らかになった。同通信はこの脱北者について、3年前に韓国へ脱出し、今月19日に軍事境界線を越えて開城に戻ったと伝えた。
 韓国の軍当局や警察などによると、この脱北者は北朝鮮に近い北西部の金浦に住んでいた20代の男性で、知人女性に性的暴行を働いた疑いで警察の捜査を受けていたとされる。
 中央防疫対策本部の権ジュン郁(クォン・ジュンウク)副本部長は会見で、この脱北者に関連して現在までにPCR検査などで新型コロナウイルスが検出されなかったのであれば、この脱北者のコロナ感染の可能性はかなり低いと述べた。


https://japanese.joins.com/JArticle/268676?servcode=500&sectcode=510 
「中央日報日本語版」 2020.07.30 15:31
■韓国統一副長官「北の住民の健康を憂慮、いつでもコロナ関連の協力」
 韓国の李仁栄(イ・インヨン)統一部長官が30日、「機会があれば我々はいつでも、開城(ケソン)だけでなく北のどこでも、新型コロナウイルス感染症防疫に関連して協力することがあればする」と述べた。
 李長官はこの日、ソウル銅雀区(トンジャクク)国立顕忠院を参拝した後、記者らに対し、北朝鮮の新型コロナ状況について「開城を中心に隔離など深刻な状況だと認識し、注視している」とし、このように明らかにした。続いて「さまざまな状況を点検し、対策を静かに用意しようと思う」と話した。
 李長官は「何よりも北の住民の健康悪化を憂慮し、日常生活が難しくならないか心配」とし「我々の誠意を込めた温かい心で慰労の意を伝えたい」と述べた。
 李長官は再越北脱北者が国内で性的暴行容疑で取り調べを受けていただけに北朝鮮側に送還要求をすべきだという一部の主張に対し「取り調べが進行中であり、取り調べが完了する時点で政府の最終的な立場を整理する」と伝えた。

◆「戦争中でも平和を叫ぶべき」
 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が27日、老兵大会での演説で「核抑止力」に言及したことについて、李長官「私は核よりも平和がより強力な軍事抑止力だと考える」とし「北が核やミサイルの話をするほど我々はよりっそう強力で強烈に平和を打ち上げるべきだと考える」と強調した。
 続いて「爆弾が落ちる戦争の真ん中でも平和を叫ぶ人だけが、より正しく正当であることもある」とし「国民の平和に対する熱望が我々には最も強力な力であり武器」と述べた。
 李長官は対北朝鮮政策方向について「南北当局間の対話を復元し、人道的協力の問題をすべての分野にわたって再開し、これまでの合意と約束を全面的に履行していく過程をどのように設計して実践するかが私の前にある課題」と主張した。
 李長官はこの日午前、国立ソウル顕忠院を訪れ、顕忠塔に焼香した。顕忠院の芳名録には「平和と共存で統一と繁栄の道を開きます。第41代大韓民国統一部長官李仁栄主」と書き残した。李長官は前日、青瓦台本館で文在寅(ムン・ジェイン)大統領から任命状を受け、この日の顕忠院参拝から公式業務に入った。


https://jp.yna.co.kr/view/AJP20200730001600882?section=news
「聯合ニュース」 2020.07.30 11:27
■新型コロナ感染者 「1人もいない」=北朝鮮紙
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は30日付の記事で、「わが国ではいまだに新型コロナウイルスの感染者は1人も発生していない」と強調した。

【写真】マスク姿の平壌市民=(労働新聞=聯合ニュース)

 北朝鮮は1月以降、感染者は1人もいないと主張していたが、今月26日、韓国から北朝鮮に戻った北朝鮮脱出住民(脱北者)の新型コロナ感染が疑われると発表。これを巡り、一部では北朝鮮が新型コロナ発生の責任を韓国に転嫁する狙いとの見方も出たが、北朝鮮はこの日、「感染者ゼロ」との立場を改めて示した。


https://jp.yna.co.kr/view/AJP20200730002200882?section=news
「聯合ニュース」 2020.07.30 14:10
■北朝鮮との保健医療協力巡り民間団体と面会へ 韓国統一相
【ソウル聯合ニュース】韓国の李仁栄(イ・イニョン)統一部長官は31日、北朝鮮との保健医療協力政策を推進するため、保健医療分野の民間団体の関係者らと面会する。同部当局者が30日、記者団に明らかにした。
 李氏は同日午前、国立墓地の国立ソウル顕忠院を参拝した際、北朝鮮の新型コロナウイルス感染状況について「開城を中心に隔離(措置が取られる)など深刻な状況にあると認識し、注視している」としながら、「開城だけでなく北のどこであれコロナ防疫に関し協力できることをすべきだと考える」と述べた。
 李氏は就任前から北朝鮮との保健医療協力を優先課題に挙げていた。


https://jp.yna.co.kr/view/AJP20200730001700882?section=news
「聯合ニュース」 2020.07.30 11:49
■北朝鮮のコロナ防疫 「機会あれば協力を」=新任の韓国統一相
【ソウル聯合ニュース】韓国の李仁栄(イ・イニョン)統一部長官は30日、北朝鮮の新型コロナウイルス感染状況について「開城を中心に隔離(措置が取られる)など深刻な状況にあると認識し、注視している」としながら、「機会があるなら、開城だけでなく北のどこであれコロナ防疫に関し協力できることをすべきだと考える」と述べた。統一部の新長官としての本格的な業務開始にあたり国立墓地の国立ソウル顕忠院を参拝した際、記者団に語った。
 李氏は、北朝鮮住民の健康悪化を何より懸念するとし、「心からお見舞いの気持ちを伝えたい」と述べた。
 一方、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)が27日の朝鮮戦争休戦協定締結日の演説で北朝鮮を「核保有国」と強調したことに対しては、「私は核より平和のほうが強力な軍事抑止力だと思う。北が核やミサイルに言及するなら、それだけわれわれは平和をより強く打ち出す必要があるだろう」と強調した。


https://jp.yna.co.kr/view/AJP20200729003200882?section=news
「聯合ニュース」 2020.07.29 16:11
■北朝鮮に戻った脱北者 4割が韓国滞在3年未満=与党議員
【大田聯合ニュース】韓国与党「共に民主党」の李相ミン(イ・サンミン)国会議員は29日、統一部から提出を受けた資料を分析したところ、北朝鮮に戻った北朝鮮脱出住民(脱北者)のおよそ4割は韓国での居住期間が3年未満だったと明らかにした。
 李氏によると、韓国入りした脱北者28人が2012年から17年にかけて北朝鮮に戻った。韓国での滞在期間は3年未満が12人と最多を占め、3~5年が7人、5~7年が5人、7年以上が4人だった。
 20年の時点で、脱北者のうち居住地が分からない人は895人と集計された。
 李氏は、北朝鮮に戻った脱北者は韓国滞在期間が5年未満の人が多いとし、「統一部は5年間の居住地保護を行っているが、実際には管理が行き届いておらず改善の必要がある」と主張した。脱北者は身辺の保護や韓国での定着支援を目的とした関連法により、韓国入りしてから5年間、政府による保護の対象となる。


https://jp.yna.co.kr/view/AJP20200729002000882?section=news
「聯合ニュース」 2020.07.29 13:31
■北に戻った性的暴行容疑の脱北者 送還要求は「総合的に判断」=韓国政府
【ソウル聯合ニュース】韓国統一部の呂尚基(ヨ・サンギ)報道官は29日の定例会見で、韓国で性的暴行の容疑で警察の捜査を受けていた北朝鮮脱出住民(脱北者)が軍事境界線を越えて北朝鮮に戻ったとされる事件に関し、北朝鮮側にこの人物の送還を要求するかどうかについては総合的に判断すると明らかにした。関係機関による事件の調査結果や南北関係の状況、これまでの慣行などを踏まえて検討するとしている。
 この脱北者は20代の男性で、2017年に脱北して韓国入りしていた。軍事境界線に近い北西部・江華島の排水路を通って漢江河口に抜け、北朝鮮に渡ったとみられている。この脱北者が韓国で知人女性に性的暴行を働いた疑いで警察の取り調べを受け、逮捕状も発付された容疑者だったことが伝わると、一部からは北朝鮮に送還を求めるべきとの指摘が出た。
 北朝鮮は先ごろ、韓国から戻った脱北者が新型コロナウイルスに感染した疑いがあると主張し、軍事境界線に近い開城を封鎖するなどの強力な防疫措置を取ったことを報じた。呂氏は北朝鮮での新型コロナの感染拡大状況について、北朝鮮がこの脱北者について感染者ではなく疑い患者という表現を使っていることを挙げ、「まだ北に公式的に新型コロナの感染者はいないものと把握している」と述べた。


https://japanese.joins.com/JArticle/268618?servcode=500&sectcode=510
https://japanese.joins.com/JArticle/268619?servcode=500&sectcode=510
「中央日報日本語版」 2020.07.29 14:43
■戻れば銃殺されるのに…脱北民29人はどうして北朝鮮に戻ったのか
 「命懸けで脱北したのではないのか。分かっている再越北事件だけでも30件余りになるとは信じられない」。
 「北朝鮮に行けば銃殺される場合もあるのに、どうしてわざわざ…」。
 江華島(カンファド)から最近越北したキム氏(24)の他にも過去8年間に再入北した脱北者が少なくとも29人いることが分かった。また、2015年から昨年9月まで、再入北したものの、発覚して国家保安法で処罰を受けた脱北者も12人いる。キム氏の越北を契機に、韓国内では越北背景に対する関心が高まっている。命を賭けてまで北朝鮮を脱出した脱北民が再び北朝鮮に戻る理由は何か。

(1)北朝鮮にいる家族が心配…脱北者の家族が脅迫される
 韓国統一部によると、2012年金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の執権以降に越北した脱北民は29人いることが分かった。専門家は「北朝鮮に残っている家族」が脱北者に再入北を決心させる最も大きな原因の一つに挙げる。市民団体「自由と人権のための脱北民連帯」のキム・テヒ代表は「脱北者コ・ギョンヒ氏も子どもを産むために豆満江(トゥマンガン)まで行って拉致されたと承知している。また、2017年再入北して北朝鮮の宣伝放送に登場したイム・ジヒョン(チョン・ヘソン)氏も家族を見ようとしてこのようになったと承知している」とした。
 梨花(イファ)女子大学北朝鮮学科のキム・ソクヒャン教授は「家族が恋しくなって自ら再入北したケースもあるが、普通は放送活動などを契機に脱北した事実を北側が知れば、北側から脱北者に接近し、残っている家族を脅迫する場合がたびたびある」とした。北朝鮮に残っている家族を政治犯収容所に送ったり、人事上で不利益を与えたりするという脅迫が続けば、結局戻らざるをえなくなるという説明だ。

(2)韓国社会に適応できず…法体系を束縛として感じる場合も
 脱北者が韓国社会に適応できない点も再入北を選ぶ原因の一つだ。キム・ソクヒャン氏は「脱北者が韓国にやってくるのは、あちらに行けば自身の夢をかなえることができ、財政的にも豊かな暮らしができるだろうと考えるためだが、実際に韓国に来て彼らが感じたことは違っていただろう」と話した。また、「特に、北朝鮮とは違い、むしろ規制と法体系が自分を束縛していると感じるかもしれない」と付け加えた。
 さらに「キム氏の場合、再入北の前に性暴行容疑で捜査を受けていたが、北朝鮮ではこのような理由で人を捕まえたりしない。むしろ村にうわさが立っても『女性のほうがなぜもっと気を付けなかったのか』という反応だっただろう」と説明した。匿名を求めたある専門家は「こちらにくればすべて解決できるだろうと思いがちだが、韓国は韓国で秩序があり見えない差別がある。社会体制が完全に違うため適応が容易ではない」と話した。

(3)北朝鮮、脱北民の再入北懐柔政策を展開か
 一部では再入北した者が北朝鮮政権によって報復されるのではないかと懸念する。これについて東国(トングク)大学北朝鮮学科のキム・ヨンヒョン教授は「概して脱北者は北朝鮮内部で行方不明者として処理される。韓国で顔がよく知られた一部の人を除けば、戻ったからといって大きく問題にならないこともある」とした。世界北朝鮮研究センターの安燦一(アン・チャンイル)所長は「正恩氏の執権以降、脱北者を懐柔しようとする態度が見える」とした。安氏は「今回、キム氏が再入北すると、朝鮮中央通信が帰郷という表現を使った。これは帰ってくれば『おぶってやれなくても抱きしめてやるくらいはしよう。帰ってきたい人は帰ってこい』という信号だと解釈することができる」と話した。
 安氏は脱北民の再入北防止のためには、彼らが韓国社会に適応できるように定着支援に努めなければならないと指摘する。安氏は「文在寅(ムン・ジェイン)政府になり、統一部が北朝鮮の顔色をうかがうようになり脱北民の定着支援を疎かにしている。中央政府に属した統一部ではなく、全国単位で分布した行政安全部などが積極的に動く必要がある」とした。キム・ソクヒャン氏は「国防部の鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)長官は鉄柵が突破されるはずがないと豪語していたが、軍が脱北者の切実さを見逃した」としながら「鄭長官が考える水準の管理ではなく、北朝鮮の人々が持つ切実さを理解して現実的な越北防止マニュアルを作らなければならない」と話した。


https://japanese.joins.com/JArticle/268616?servcode=500&sectcode=500
「中央日報日本語版」 2020.07.29 13:38
■「『泳いで越北』 北朝鮮でコロナ大流行…金正恩執権後、最大の危機」
 20代脱北民の越北に関連し、北朝鮮で新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)が大規模に拡大する場合、金正恩(キム・ジョンウン)政権最大の脅威になるだろうという展望が報じられた。3代にわたる統治期間で最大の危機の一つに挙げられている1990年代「苦難の行軍」(大飢饉)のときと似たようなレベルの動揺が住民たちの間に広がるかもしれないとの分析だ。
 CNNは27日(現地時間)、「北朝鮮、新型コロナ流行なら金委員長にとって最大の危機」というタイトルの記事を通して、20代脱北民キム氏の越北事件を紹介した。メディアは「今回の脱北者が検査で陽性となり大規模な感染を引き起こせば、新型コロナウイルスは約9年にわたって北朝鮮を統治してきた金委員長にとって最大の脅威のひとつとなりかねない」と展望した。
 メディアは特に、北朝鮮内の脆弱な医療インフラに注目した。同メディアは「専門家によれば、老朽化した北朝鮮の医療インフラは新型コロナウイルスに感染した大量の患者を治療する任務には耐えきれない可能性が高い」と指摘した。
 北朝鮮政権がコロナの世界的拡大初期、中朝の国境を閉鎖するなど強力な措置を取った理由もこのためだというのが同メディアの見解だ。当時の中朝国境閉鎖に関し「北朝鮮が中国政府に依存していることを考えれば国境閉鎖のような動きは大きな負担を伴ったはずだ」と説明している。
 また北朝鮮への流入者については「新型コロナウイルスが流行する前から北朝鮮を訪れる外国人観光客は極めて限られていた。そして、今ではゼロに近い」とし「入国者の大部分は外交官か外国の援助活動家で到着時に厳しい隔離措置を求められている」と説明した。
 ただし、CNNは今回の越北事件以前に、すでに北朝鮮内では新型コロナが流行していた可能性を提示した。CNNは「2500万人の人口を抱え中国と国境を接している北朝鮮が新型コロナウイルスの世界的な流行の影響から逃れていると考える専門家はほとんどいない」としている。
 その理由について、同メディアは北朝鮮が「検査を行っていないか、あるいは小規模なクラスター(感染者集団)の隔離に成功してそれを報告していない可能性」を指摘した。
 一方、CNNは泳いで越北したキム氏が北朝鮮内部の宣伝に利用されるだろうとも分析している。記事の中で「一般の北朝鮮住民に『金正恩政権は自国民をウイルスから守ってくれているが、韓国の資本家は自分たちの国民を守ることができていない』という主張を広める可能性がある」と説明した。


https://www.donga.com/jp/List/article/all/20200728/2133721/1/%E6%B1%9F%E8%8F%AF%E5%B3%B6%E5%89%8D%E3%81%A7%E3%81%AE%E8%B6%8A%E5%8C%97%E3%81%AB%E5%85%A8%E3%81%8F%E6%B0%97%E4%BB%98%E3%81%8B%E3%81%AA%E3%81%8B%E3%81%A3%E3%81%9F%E8%BB%8D%E3%80%81%E8%84%B1%E5%8C%97%E8%80%85%E7%AE%A1%E7%90%86%E3%81%AB%E6%89%8B%E3%82%92%E3%81%93%E3%81%BE%E3%81%AD%E3%81%84%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E8%AD%A6%E5%AF%9F
「東亞日報」 July. 28, 2020 10:37,   
■江華島前での越北に全く気付かなかった軍、脱北者管理に手をこまねいている警察
 北朝鮮が越北事実を公開した脱北者が、江華島(カンファド)一帯から出発して北に泳いで渡ったと推定されると、合同参謀本部が昨日発表した。軍の最終調査結果を見守らなければならないが、これまでの状況から見れば、性的暴行容疑で処罰される状況に置かれた脱北者が、3年前に自分が泳いで越南した江華島一帯の漢江(ハンガン)下流を通じて北に逃走したとみられる。
 ソウルから40キロ離れた江華島がある漢江河口は、首都防衛の要衝地と言える。軍事境界線を挟んで、北朝鮮との最短距離が1.3〜2.5キロしかなく、過去、北朝鮮のスパイがよく越えてきたところだ。最強戦力の海兵隊をここに投入して、防犯カメラなどの科学化境界システムで24時間監視することも、対北朝鮮態勢に占める重大性のためだ。ところが、このように重要なところで、対北朝鮮警戒網がまったく動作しなかった。北朝鮮が公開するまで、軍当局が越北事実さえ知らなかったことは、懸念を超えて衝撃的だ。対北朝鮮警戒を主敵に任せて翻弄されたのではないか。一般人である脱北者が自宅を出入りするように、越南と越北を繰り返すくらいなら、高度に訓練された北朝鮮の特殊部隊員は、さらに簡単に越えてくることもあり得るということになる。
 脱北者の性的暴行容疑について捜査をしていた警察は、越北する可能性があるという通報を無視したという議論に包まれている。警察は、越北の可能性については聞いていないという立場だが、越北した脱北者の知人は、警察署に何度も出向いて、「越北したようだ」と通報したという。安保も治安もすべてネジが緩んでいる状態でなければ、このようなことが起こるはずがない。南北対話の雰囲気に酔って、国家安保に責任を負う軍と警察までが、自らのやるべきことを放棄して緩んでいるのではないか。
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