三重県木本で虐殺された朝鮮人労働者の追悼碑を建立する会と紀州鉱山の真実を明らかにする会

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「WHO「北朝鮮に渡った脱北者の新型コロナ検査、結論不明」」

2020年08月07日 | 北部朝鮮
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/37404.html
「The Hankyoreh 」  2020-08-06 10:44
■WHO「北朝鮮に渡った脱北者の新型コロナ検査、結論不明」

【写真】北朝鮮のチェ・リョンヘ最高人民会議常任委員長兼国務委員会第1副委員長が最近、脱北者が越北した開城市の非常防疫事業を点検したと、「労働新聞」が先月30日付で報じた。写真はマスクをつけたチェ副委員長と幹部たち=労働新聞のウェッブサイトよりキャプチャー/聯合ニュース

 先月19日、世界保健機関(WHO)関係者が、北朝鮮に渡った脱北者が北朝鮮で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の検査を受けたが結論には至らなかったと伝えた。
 エドウィン・サルバドールWHO駐北朝鮮平壌(ピョンヤン)代表が電子メールで「その人はCOVID-19検査を受けたが、検査結果はまだ結論に至っていない」と明らかにしたと、ロイター通信が5日付で報道した。サルバドール代表は、越北者の1次接触者64人、2次接触者3571人が確認され、政府施設で40日間隔離されていると伝えた。
 同代表は、(脱北者が到着したとされる)開城(ケソン)は封鎖状態であり、家庭医が監視活動を行っていると伝えた。また、感染が確認された事例がないにもかかわらず、北朝鮮が広範囲な封鎖措置と接触者追跡をしたと付け加えた。
 これに先立ち、北朝鮮の「朝鮮中央通信」は先月26日、「開城市で悪性ウイルス(COVID-19)への感染が疑われる越南逃走者(脱北者)が3年ぶりに不法に境界線を越え、7月19日に帰郷する非常事件が発生した」と報じた。韓国で性的暴行の容疑がかけられていた脱北者の越北を口実に、大々的なCOVID-19防疫措置を発表したのだ。
 当時、北朝鮮は「不法帰郷者の上気道分泌物と血液に対し数回にわたり検査が行われた」とし、「悪性ウイルス感染者と疑われる釈然としない結果が出た」と報道した。これに対し、韓国の防疫当局は先月30日、「越北者の所持品である衣類など16点に対する環境検体検査の結果、すべての検体から新型コロナウイルスは検出されなかった」と発表した。
チョン・ジョンユン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )
http://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/956646.html
韓国語原文入力:2020-08-06 02:46


http://japan.hani.co.kr/arti/politics/37357.html
「The Hankyoreh 」  2020-07-28 07:50
■北朝鮮、再入北者の「新型コロナ感染有無」8日間発表せず
 新型コロナ感染有無・韓国への言及なし 
 「19日に帰郷」「防疫危機」の報道にも 
 検査結果は発表しないなど、乾いた反応 
 統一部「5年間で再び北朝鮮入りした脱北者は12人」

【写真】2015年8月11日、休戦ライン西部戦線の南側で将兵たちが警戒勤務をしている=キム・ソングァン記者//ハンギョレ新聞社

 北朝鮮離脱住民(脱北民)が脱北から3年で再び北朝鮮に渡った(再入北)事態に関連し、北朝鮮の「労働新聞」は27日付で、「党中央の指示と布置(業務分担)を正確に執行し、防疫危機を打開しよう」という題名の社説を4面トップで掲載した。
 「労働新聞」は社説で「(新型コロナという)大流行伝染病に対しては1%でも安全率を高め、先回りして対策を立てるべきだというのがわが党の考え」だとし、「自分の部門、自分の単位の防疫事業に対する政策指導をうまく行い、一人の感染者も発生しないようにすべきだ」と呼び掛けた。

【図】脱北民K氏の越北推定経路//ハンギョレ新聞社

 社説は、再入北者の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の陽性または陰性判定については言及しなかった。「悪性ウイルス感染者と疑われる釈然としない結果」という前日の労働党政治局拡大会議の発表文と同じ表現を使った。脱北民が19日に再入北したことからすると、8日間最終検査の結果を発表していないということだ。
 また社説は、防疫に関する内部の警戒心を促したが、「越南逃走者(脱北民)の不法帰郷」事態と関連し、韓国側に対しては何の言及もなかった。金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が25日に開かれた労働党政治局会議の結果を伝えた「労働新聞」の前日の記事に韓国に関する言及が全くなかった事実と相通じている。脱北民の再入北事態に韓国政府や脱北民団体などが介入した情況がまだない事実を念頭に置いたものと見られる。韓国に対して“何も言わない”という乾いた反応は、韓国へのシグナルとも読み取れる。
 金正恩委員長は朝鮮戦争停戦67周年を迎え、「祖国解放戦争参戦烈士墓」に参拝し、パク・ジョンチョン総参謀長ら「人民軍の主要指揮成員(指揮官)に名前が刻まれた白頭山記念拳銃を直接授与した」と、「労働新聞」が27日付1、2面で報道した。ここでもやはり韓国に対する言及はなかった。
 一方、統一部のヨ・サンギ報道官は同日の定例記者会見で、「ここ5年間に北朝鮮の報道などで確認されたところによると、脱北者のうち再び北朝鮮に渡った人は2015年3人、2016年4人、2017年4人の計11人」だと明らかにした。北朝鮮が今回「不法帰郷」したと発表した脱北民を合わせると12人になる。
イ・ジェフン先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)
http://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/955420.html
韓国語原文入力:2020-07-27 21:08


https://www.afpbb.com/articles/-/3295972?cx_part=latest
「AFP」 2020年7月28日 12:44 発信地:ソウル/韓国
■北朝鮮、戻って来た脱北者を利用か コロナを韓国に責任転嫁

【写真】北朝鮮の平壌医科大学で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)予防に
関する講義前に手指の消毒と検温を行う学生ら(2020年4月22日撮影)。(c)KIM Won Jin / AFP

【7月28日 AFP】北朝鮮はこの数か月、国内には新型コロナウイルスの感染者は一人もいないと主張してきたが、同国国営朝鮮中央通信(KCNA)は26日、感染疑い例が発生したと伝えた。感染が疑われる人物は韓国から戻って来た脱北者とされており、北朝鮮はこの機に乗じ韓国政府を非難しているとの見方をアナリストらは27日、示した。
 KCNAによると、南北を隔てて厳重に防備されている非武装地帯(DMZ)を越えて戻って来た人物が新型ウイルスに感染している疑いがあることが判明し、韓国との軍事境界線沿いにある北朝鮮側の都市、開城(ケソン、Kaesong)を封鎖したという。
 北朝鮮は、貿易相手国で外交的な支援も受けている隣国・中国で初めて新型ウイルスの感染者が確認され、世界中に感染が拡大したここ数か月、国内感染者は一人もいないと主張し続け、専門家の間では疑問視する声が上がっていた。
「北朝鮮は、すでに新型ウイルスが国内で流行している事態や、今後、隔離措置が失敗した場合の非難をかわすために、戻って来た脱北者の存在を利用しようとしているのかもしれない」と、米政府の元北朝鮮アナリスト、レイチェル・ミニョン・イ(Rachel Minyoung Lee)氏はAFPに指摘。
「北朝鮮が韓国側の手薄な警備を追及する可能性がある」「さらに、韓国が故意に脱北者を北朝鮮に送り返して、新型ウイルスを拡散させたと主張するかもしれない」と述べた。
 また、非政府組織(NGO)「国際危機グループ(ICG)」の韓国問題専門家、ドゥヨン・キム(Duyeon Kim)氏はツイッター(Twitter)に、北朝鮮は韓国から感染者が流入したことを非難することで、韓国政府からの援助を「今なら堂々と、おおっぴらに受け入れられるようになった」と投稿。「(北朝鮮は)脱北者は国家の裏切り者というイメージを発信することもできた」と述べている。

◆韓国では新型ウイルス患者と確認されず 
 一方、韓国軍は脱北者1人が、ソウル北西の漢江(Han River)河口にある江華島(Ganghwa Island)から北朝鮮に戻ったとみられると発表した。
 この人物の身元は正式には特定されていないが、複数のメディアの報道や脱北者らの情報によると、2017年に脱北した24歳の男性で、川を泳いで越境した可能性がある。韓国では強姦(ごうかん)容疑で取り調べを受けていたという。
 この男性は先月、別の脱北者が運営する動画共有サイト、ユーチューブ(YouTube)チャンネルに出演し、脱北した際は7時間以上泳いで韓国側に越境したと話していた。
 韓国政府は27日、北朝鮮に戻った脱北者とみられるこの男性が、韓国では新型ウイルス患者としては確認されておらず、確認されている国内感染者の濃厚接触者にも含まれていないと明らかにした。韓国当局は、男性と接触した2人を26日に検査したところ、陰性だったことも明らかにしている。
 北朝鮮の医療インフラは、伝染病の流行に対処するには脆弱(ぜいじゃく)とみられている。北朝鮮政府は1月下旬、新型ウイルスの感染予防のために世界で初めて国境を閉鎖した。
 KCNAは先週末、最高指導者である金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-un)朝鮮労働党委員長の発言として、開城の状況が「致命的かつ破壊的な災厄につながりかねない」と報じている。(c)AFP/Claire LEE


https://jp.yna.co.kr/view/AJP20200728003700882?section=news
「聯合ニュース」 2020.07.28 16:12
■北朝鮮の脱北者越境公表は「政治的な目的」 韓国国防相
【ソウル聯合ニュース】韓国の鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防部長官は28日の国会国防委員会で、北朝鮮が朝鮮労働党政治局の非常拡大会議を開き、新型コロナウイルスへの感染が疑われる北朝鮮脱出住民(脱北者)が北朝鮮に戻ったと明らかにしたことについて、「さまざまな要素を考慮して会議を開催したのではないかと思う」として、「政治的な目的を持っていると考える」と答弁した。
 また、「先方(北朝鮮)でもわれわれ以上の警戒失敗の責任があるはずだ」とし、「警戒態勢の失敗に関連し、軍の綱紀を確立しなければならない部分があったと思う」との認識を示した。
 警戒態勢に不備があったことを認める形になるにもかかわらず、北朝鮮が自ら公表した背景については、「北もパンデミック(感染症の世界的大流行)への注意喚起をしなければならず、その部分で効果を得るところがあったと思う」と分析した。
 防疫協力などを求める意図があったのではないかとの質問に関しては、「共感する部分がある」とした上で、「ただ、背景と意図はさまざまな観点からみる必要がある」と述べた。


https://jp.yna.co.kr/view/AJP20200728002900882?section=news
「聯合ニュース」 2020.07.28 15:29
■北朝鮮に戻った脱北者 ライフジャケット着て漢江渡ったか=韓国
【ソウル聯合ニュース】韓国から軍事境界線を越えて北朝鮮に戻ったとされる北朝鮮脱出住民(脱北者)の移動ルートが次第に明らかになりつつある。この脱北者は20代の男性で、2017年に脱北して韓国入りしていた。鉄柵の下の排水路に設けられた二つの古びた障害物を軽々と通り抜け、満潮時に合わせてライフジャケットを着たまま漢江を渡ったと推定される。

【写真】脱北者が通ったと推定される排水路=27日、仁川(聯合ニュース)

 韓国軍合同参謀本部は28日、この脱北者が軍事境界線に近い北西部・江華島のあずまや「燕尾亭」付近の排水路を通って北朝鮮に渡ったとの見方を伝えた。
 聯合ニュースが27日に現場を取材した結果、この脱北者が通ったのは燕尾亭の向かい側にある排水路と確認された。
 排水路は鉄柵の下を貫き漢江に水が流れるように設置されており、内部には鉄格子の形の鉄筋構造物があるが、現場で見ると肉眼でも分かるほど老朽化しており、一部に隙間もできていた。この脱北者は小柄な体形で、鉄筋の隙間を手で広げて通ったと推定される。
 この鉄筋構造物を過ぎるとさらに輪形の鉄条網があるが、これも非常に古くなっており、小柄な脱北者は通り抜けられたようだ。
 朴漢基(パク・ハンギ)合同参謀本部議長も同日の国会答弁で、こうした障害物が老朽化していることを認めた上で、「障害物を広げて通る余地を確認した」と述べた。
 また、この脱北者が北朝鮮に渡ったのは満潮時で、排水路を通り抜けた後にライフジャケットを着用し、頭だけを水の上に出して浮いた状態で漢江を渡った可能性が高いと説明した。
 警察と軍当局の調査結果を総合すると、この脱北者は18日午前2時20分ごろにタクシーで現地に到着し、満潮の時間帯に合わせて鉄柵の下の排水路を通って漢江河口に抜け、流れに沿って北朝鮮に渡ったとみられる。事前に現地一帯を下見していたとされ、時間をかけて北朝鮮行きを準備していたと推測される。
 一方、合同参謀本部のキム・ジュンラク広報室長は同日の会見で、「軍の監視装置に捉えられた映像を精密分析中だ」と述べ、脱北者が北に渡る前後の行動を軍の監視装置が映像に収めていることを示唆した。
 通常は兵士が録画映像をリアルタイムで確認しているとされるが、脱北者が監視装置に捉えられたにもかかわらず見逃したということになるため、議論を呼ぶことが予想される。
 これに関し、鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防部長官は国会答弁で「(監視装置の映像の)モニタリングには難しい部分があり、昨年から補強を重ねて問題はないと判断していたが、もう一度見返したい」と述べた。


http://japan.hani.co.kr/arti/politics/37354.html
「The Hankyoreh 」  2020-07-28 09:43
■警察、脱北民「再入北の動向」の情報を提供されても34時間放置
 性的暴行被疑者の「越北の動き」情報提供にもかかわらず、後手の対応 
 国防部・国情院と協力せず、情報共有もない 
 脱北民が消えた所で水中メガネとドル両替の領収証を発見

【写真】合同参謀本部は27日の定例記者会見で「江華島で該当する人物のものと特定できる遺棄されたカバンを発見し、現在、詳細を調査中」だと説明した。脱北民のK氏が捨てたかばんが発見されたと推定される仁川江華郡江華邑月串里にある排水路//ハンギョレ新聞社

 最近、北朝鮮離脱住民(脱北民)が再度北へ渡った(再入北)という事件に関連し、警察は、該当する脱北民と疑われる20代男性が凶悪犯罪を犯したうえに「越北しようとしている」という申告まで受けても、少なくとも34時間は事実上何もしていなかったことが確認された。
 京畿南部地方警察庁は27日、脱北民のK氏(24)関連の記者会見を開き、「K氏はタクシーを利用し、18日午前2時20分頃、接境地域である仁川市江華郡江華邑(カンファグン・カンファウプ)のある村で降り、近くの排水路の周辺からは彼のかばんも発見された」と明らかにした。かばんの中には、水中めがねと約480万ウォン(約42万円)の韓国貨幣をドルに両替した領収証、500万ウォン(約44万円)を引き出した通帳、普段着などが入っていた。
 警察の調査の結果、金浦市(キンポシ)の脱北民用の賃貸アパートに住んでいたK氏は、潜伏の前日である17日、普段から付き合いのあったユーチューバーの脱北民の知人から借りた準中型セダンK3を運転し、喬桐島(キョドンド)に行ったことが明らかになった。再入北のための“事前の実地調査”だと推定される。その日の夜に自宅に戻ったK氏は、近所の飲食店で食事を取り、マッサージ店に立ち寄り、18日早朝に再びタクシーに乗り江華邑に移動した後、姿をくらました。軍は、K氏が江華島(カンファド)北側地域の鉄柵の下の排水路を経て脱出した後、泳いで北朝鮮に渡ったと推定されると明らかにした。北朝鮮は「越南逃走者が3年ぶりとなる19日、帰郷した」と明らかにし、K氏が江華島にさらに1日留まり、北に渡った可能性もある。
 これに先立ち、K氏は6月12日午前1時20分頃、自宅である女性を性的暴行した容疑で、6月21日に金浦警察署で調査を受けたが、容疑を否認した。警察は7月4日、国立科学捜査研究院から、被害者の体からK氏のDNAが検出された事実を通知されたが、証拠隠滅や逃走の恐れがないとして在宅捜査を行っていた。

【写真】再入北したことが分かった脱北民のK氏(24)は、江華島北側地域一帯にある鉄柵の下の排水路を経て脱出した後、泳いで北朝鮮に渡ったと推定されると、合同参謀本部が27日、明らかにした。写真は27日午後の喬桐大橋//ハンギョレ新聞社

 重大犯罪を犯したK氏だったが、警察の捜査を受けた直後から消える直前まで、警察の管理はずさんだったということだ。脱北民は北朝鮮による襲撃などの万が一の事態に備え、カ・ナ・タ(日本語のイロハに当たる)などの3等級に分けられ警察の管理を受けるが、K氏のような単純管理の等級であるタ級は、所轄の警察署による保安と、所属の警察官が月に1回、電話や対面での面談を行い、身辺の異常の有無を確認している。しかし、性的暴行の調査の後でも警察は特別な監視や管理には乗り出さず、18日に「K氏が(性的暴行の)被害者を殺すという話をした」という情報提供を受け、21日に拘束令状を申請した。
 さらにK氏の知人は19日午前1時頃、「K氏がドルに両替したそうだ。昨日、ドルを持って北朝鮮に渡ればいいと言って喬桐島に行ったようだ」という内容をカカオトークのメッセージで警察に情報提供したが、金浦署は34時間が経過した20日午前11時にようやく情報提供者を呼び、参考人調査を行い、K氏の足取りを確認したことが明らかになった。K氏の携帯電話は17日午後に自宅の周辺で消えた後、電源は入らなかった。
 凶悪犯罪を犯した脱北民が携帯電話の電源を切って「再入北」の情報提供まであったが、警察は積極的な追跡に乗り出さなかったということだ。20日にようやく出国禁止措置を出したのに続き、21日に拘束令状を申請、24日に位置追跡に乗り出したが、手遅れだった。申告や情報提供が受理される過程の中で国情院や国防部などの関連機関への協力要請もせず、京畿南部庁にも報告しなかったことが明らかになった。
 これに関して京畿南部庁のパン・ギス第2部長は「報告や通報・協力に関連する点について、多少至らない点があったことは認める。事態の重大性を鑑み、現在、合同調査団を設け、全般的な事件の経緯を調査している」とし「K氏は先月21日の性的暴行容疑の調査の時点では、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)で見られる発熱などの関連症状はなかったことが調査されており、防疫当局と協力して詳しい内容を把握中」だと付け加えた。相対的に脱北民が多い金浦では、警察官(身近保護管)1人当り脱北民64人(全国平均31人)を担当している。
キム・ギソン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
http://www.hani.co.kr/arti/area/capital/955371.html
韓国語原文入力:2020-07-28 02:30


https://japanese.joins.com/JArticle/268555?servcode=400&sectcode=430
「中央日報日本語版」 2020.07.28 10:07
■「『対南誹ぼう』イム・ジヒョンと同じ運命に? コロナが変数」 越北したキム氏の運命は
 軍事分界線を越えたキム氏(24)は北朝鮮でどのような処遇を受けることになるだろうか。北朝鮮専門家はキム氏が現地で体制宣伝に利用される可能性が高いと予想する。2014年に脱北し、韓国内でテレビ出演活動をして2017年に再入北(再び北朝鮮に戻ること)をしたイム・ジヒョン(チョン・ヘソン)氏と似たような扱いを受けるかもしれないという見方だ。だが、韓国で性暴行容疑を受けた被疑者身分である点と新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)に感染しているかどうかが変数になるとの分析もある。
 脱北民出身でユーチューバーとして「開城(ケソン)アナック」(アナックは婦女子が居住する空間を上品に言う言葉)で活動しているキム・ジナ氏はキム氏の越北のニュースに触れ「イム・ジヒョンの越北の時のような状況が起きるだろう」と話した。キム・ジナ氏は26日のYouTube(ユーチューブ)放送で「イム・ジヒョンも韓国に来た時、大学を行こうと言って一緒に勉強した友人」とし「おそらくキム氏もイム・ジヒョンの時と同じように『腐り切った資本主義南朝鮮社会で3年間放浪し、働くところも職も、お金もなくさすらったが、社会主義の祖国に抱かれた某氏として顔が言論に知らないうちに使われることになるだろう」と話した。

◆イム・ジヒョンとは誰?…北朝鮮体制宣伝に利用
 キム・ジナ氏が言及したイム・ジヒョン氏は2014年1月に脱北した後、韓国のテレビ番組に多数出演してタレントとして活発な活動を行っていた。その後、2017年7月に再び越北して論争を巻き起こした人物だ。テレビ朝鮮『牡丹峰(モランボン)クラブ』や『南男北女2』はもちろん、国防テレビにも出演した。『南男北女』ではタレントのキム・ジンと仮想の夫婦役を演じた。イム氏は再び北朝鮮に入る年の4月までテレビ番組に出演していたが、突然痕跡を消した。
 その3カ月後である7月、イム氏が北朝鮮で姿を見せた。北朝鮮の対南機構である祖国平和統一委員会が運営する対南誹ぼう用メディア「わが民族同士テレビ」でだ。イム氏は同放送に3回出演し、「すべてのことがお金で左右される南朝鮮社会では、私のように祖国を裏切って逃走した女性たちによくしてくれるのは、ただ肉体的苦痛と精神的苦痛が伴うそのようなことだった」と主張した。韓国の放送については「台本に沿って放送し、うそを言わせるうそ放送」とし「脱北者に北朝鮮に対する尊称語も使えないようにする」と非難した。
 当時、イム氏の再入北事件は他の脱北タレントの家族にまで影響を及ぼして論争を引き起こした。2017年8月27日、米ラジオ・フリー・アジア(RFA)は「イム氏と一緒に放送に出た脱北者の北朝鮮の家族が国家安全保衛部(北朝鮮の秘密警察機構)に呼ばれて強力な調査を受けている」と報じた。イム氏のように番組に出演した脱北者パク氏はRFAに「数日前に北朝鮮の家族が保衛部に呼ばれて調査されているという話を聞いた」とし「イム氏の再入北以降、心配していたことが現実になった」と吐露した。

◆キム氏がコロナに感染しているかどうかが変数
 一方では北朝鮮がキム氏をイム氏のように宣伝に使うことはないだろうとの分析もある。西江(ソガン)大学政治外交学部のキム・ヨンス教授は「イム氏は『南朝鮮資本主義の中で売られ歩きながら、人間らしく生きることができなかった』という内容を宣伝しやすい条件を備えていたこととは違い、キム氏は韓国で受けた性暴行容疑で再入北したうえに新型コロナ感染菌を持ち込んできたため状況が違う」とし「北朝鮮がキム氏を身元未詳と明らかにして公開したところを見ると、これを容赦しながらも宣伝に使うことはなさそうだ」と説明した。
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「ソウル市、日本の個人・企業名義の土地・建物、3000件を整理…「日帝残滓清算」」

2020年08月07日 | 国民国家日本の侵略犯罪
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/37409.html
「The Hankyoreh 」  2020-08-06 21:33
■ソウル市、日本の個人・企業名義の土地・建物、3000件を整理…「日帝残滓清算」

【写真】建物台帳に記載されている日帝強制占領期間の敵産住宅=ソウル市提供//ハンギョレ新聞社

 ソウル市が、日帝残滓清算のために土地・建物台帳に日本人または日本企業の名義で登載された土地と建物をいっせいに整理すると6日明らかにした。
 対象は、解放後に米軍政が没収した日帝強制占領期間当時の「帰属財産」と疑われる日本人名義の土地262筆と建物2760棟、合計3022件だ。そのために市は、国土交通部など関係機関から入手した不動産情報を根拠に、日本人・日本企業名義の物件を確認した。
 市は、台帳には存在するが実際には存在しない土地や建物については台帳を抹消処理する方針だ。不動産の公的帳簿はもちろん、最高裁(大法院)、登記所に存在する登記簿も整理対象だ。実在する日本の個人・企業名義の土地と建物は、国有化できるよう調達庁に移管する方針だ。
 今回の作業は、光復(解放)75周年をむかえて中央政府と地方自治体が共同で推進する「不動産公的帳簿に存在する日帝痕跡消去」事業の一環だ。該当事業は、2018年にソウル市中区(チュング)が登記簿上に残っている1056件の日帝痕跡を消したことを皮切りに全国に拡大した。昨年7月、調達庁は日帝強制占領期間当時に日本人が所有した土地2.6平方キロメートルに対する国有化を完了している。
オク・キウォン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
http://www.hani.co.kr/arti/area/capital/956733.html
韓国語原文入力:2020-08-06 15:48


https://japanese.joins.com/JArticle/268936?servcode=200&sectcode=200
「中央日報日本語版」2020.08.06 17:32
■ソウル市、日本人名義の土地と建物3000件整理…「日帝の痕跡消す」
 ソウル市が6日、日本人や日本企業名義となっている3000件に達する土地と建物を一斉に整理することにした。登記簿謄本や土地台帳、建築物台帳に現存しない住所が記録されていたり所有主が4文字以上の日本人の名前と疑われる場合を選んで個別に対照に出る。
 日帝残滓清算に向け調達庁は1948年以降の全国を対象に4文字以上の日本人の名前を基準として過去の土地地番を検収した。その結果出てきたのは約10万4000件。このうちソウル市に残っている痕跡が3022件で日本人名義の土地262件と建物2760件だ。
 ソウル市は建物や土地がないのに台帳にだけ存在する場合は登記を抹消することにした。反対に実際に台帳にも存在し、建物や土地も残っている場合には国有化できるよう調達庁に調査結果を渡すことにした。
 9月までに現場を確認し、航空写真判読と課税の有無などの調査も行う計画だ。ソウル市関係者は「日帝強占期時代に日本式の名前に変えた韓国国民所有の土地や建物が含まれている恐れがあり現場調査までひとつひとつする計画」と説明した。
 今回の日帝残滓清算作業は光復(解放)75周年を迎え中央政府とともに進める「不動産公的帳簿に存在する日帝痕跡抹消の一環として行われている。過去の登記にだけ日本人の名前として残っているだけで都市開発などにより消えた土地台帳など公的帳簿は抹消することにした。
 ソウル市のキム・ハクチン行政第2副市長は「これまで私たちの実生活に存在する日帝強占の痕跡を見つけ出し、その残滓を清算するために進められる事業。日帝の痕跡を消し市民の便益のために政府と協力して推進していきたい」と話した。
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