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「設置理念に則ったピースおおさかを取り戻す会」 2018/05/29 23:19:00
■裁判勝利を受けて大阪府・大阪市・ピースおおさかに申し入れ行動
5月29日、大阪府、大阪市、ピースおおさかに対して、申し入れ行動を行いました。
まずは朝11時すぎから、ピースおおさか前で、横断幕を持ってスタンディング。愛知からの修学旅行生や玉出の中学生などの先生に取り戻す会の結成宣言をアピールしました。
その後、午後1時から約30分間、ピースおおさかに対して6人が入室し、要望書を手渡しました。
15時から大阪市庁舎へ移動し、12人の参加を得て約40分間申し入れを行いました。
16時50分からは、咲洲大阪府庁舎へ。9人で申し入れを行いました。
私たちは、手渡した以下の申し入れ書に対して、6月30日までに回答するよう求めています。回答があり次第、報告させていただきます。
大阪府知事 松井一郎 様
大阪市長 吉村洋文 様
公益財団法人 大阪国際平和センター代表理事 金児曉嗣 様
「「ピースおおさか展示リニューアル」に係る行政文書非公開決定処分及び部分公開決定処分に対する損害賠償請求事件」裁判は大阪市、大阪府、そして(公財)ピースおおさかへの大阪高裁での判決が出され、現在、最高裁に上告中です。
その意味ではまだ審判中ではありますが、大阪高裁での判決では極めて重要な点が指摘されており、また提出された陳述書・証拠によって多くの事実が明らかとなっています。
私たちは、設置理念に則ったピースおおさかを取り戻すために「取り戻す会」を結成しました。
私たちは大阪府と大阪府知事、大阪市と大阪市長、(公財)大阪国際平和センターと同代表者に対して次の三点を要求します。
(1)大阪府、大阪市、そして(公財)大阪国際平和センターは、情報公開条例・規程に反して(後記、※注1.参照)行われた非公開決定を謝罪し、今後再びこのようなことが起こらないようにすることを求めます。
(2)ピースおおさかの展示のリニューアルは、公共的性格を持っており、リニューアルに関する情報は府民・市民に提供し、その参加を求めて決定するべきでした(後記、※注2、参照)
至急、監修委員会、理事会、大阪府・市の担当部局と府民、市民、関係する諸団体が、リニューアルについて論議する場を設けることを求めます。そして論議の内容を公表することを求めます。
(3)まともに市民に情報を公開せず、市民の論議を得ていない今回のリニューアルは、府民・市民の意見を反映していない不正なもの(後記、※注3、参照)ですので、再検討を求めます。
撤去された加害の展示、被害の展示を、まず特別展として館内で展示することを求めます。
「子どもたちの戦時下のくらし」コーナーの展示は問題も大きく、影響も大きいので、早急に市民の意見を聞いて再検討を求めます。
つきましては、上記3点について、2018年6月30日までにご回答ください。
※注1 大阪高裁判決(2017年11月30日 被控訴人大阪府)
「本件非公開決定をしたことに相応の合理的な根拠は認められず、本件非公開決定は、大阪府知事が職務上尽くすべき注意義務を尽くすことなく漫然と本件非公開決定をした点で、国家賠償法上も違法である」(判決文27ページ)
※注2 大阪高裁判決(2017年11月30日 被控訴人大阪府)
「本件文書に記録された情報は、被控訴人と大阪市の共同出損設立された公益財団法人で高い公共的性格を有する本件センターが、その設立目的を達成するための本件事業を行うために作成したものであり、その内容も、先の大戦に対する歴史認識にも関わり、多くの国民が高い社会的関心を持つもので、それ自体高い公益性を有するものである。 」(判決文23ページ)
「本件文書に記録された情報の性質や本件センターの高い公共的性格など前記説示に係る諸事情に鑑みると、これを公開することにより害されると被控訴人が主張立証する本件センターの利益の性質及びその内容、程度等を考慮しても、本件文書を公開しないことが本件センターの正当な裁量権の行使として是認されるものとは解されない。」(判決文27ページ)
※注3 大阪高裁口頭弁論 2017年6月20日付け被控訴人提出の書証 乙第48号陳述書(岡田重信元ピースおおさか館長)
「ところで、各種団体との応接の際、私は、各種団体からの意見、要請、要望に対して、「展示の詳細な内容についてはリニューアルオープン直前まで引き続き精査を行っているので、最終的には確定していません。いただいた意見や要請については監修委員会に伝えてまいります」と回答し、展示の詳細な内容については、既に公表されている展示リニューアル構想、基本設計及び実施設計に記載されている情報以外の情報は明らかにしていませんでした。
もし、大阪府知事が、リニューアルオープン前に、展示の詳細な内容にかかわる当該資料について情報公開に応じていれば、各種団体の意見、要望、提案がリニューアル後の展示内容にほとんど反映されていないことが明らかになります。(陳述書 8ページ~9ページ)
2018年5月29日
設置理念に則ったピースおおさかを取り戻す会
「設置理念に則ったピースおおさかを取り戻す会」 2018/05/29 23:19:00
■裁判勝利を受けて大阪府・大阪市・ピースおおさかに申し入れ行動
5月29日、大阪府、大阪市、ピースおおさかに対して、申し入れ行動を行いました。
まずは朝11時すぎから、ピースおおさか前で、横断幕を持ってスタンディング。愛知からの修学旅行生や玉出の中学生などの先生に取り戻す会の結成宣言をアピールしました。
その後、午後1時から約30分間、ピースおおさかに対して6人が入室し、要望書を手渡しました。
15時から大阪市庁舎へ移動し、12人の参加を得て約40分間申し入れを行いました。
16時50分からは、咲洲大阪府庁舎へ。9人で申し入れを行いました。
私たちは、手渡した以下の申し入れ書に対して、6月30日までに回答するよう求めています。回答があり次第、報告させていただきます。
大阪府知事 松井一郎 様
大阪市長 吉村洋文 様
公益財団法人 大阪国際平和センター代表理事 金児曉嗣 様
「「ピースおおさか展示リニューアル」に係る行政文書非公開決定処分及び部分公開決定処分に対する損害賠償請求事件」裁判は大阪市、大阪府、そして(公財)ピースおおさかへの大阪高裁での判決が出され、現在、最高裁に上告中です。
その意味ではまだ審判中ではありますが、大阪高裁での判決では極めて重要な点が指摘されており、また提出された陳述書・証拠によって多くの事実が明らかとなっています。
私たちは、設置理念に則ったピースおおさかを取り戻すために「取り戻す会」を結成しました。
私たちは大阪府と大阪府知事、大阪市と大阪市長、(公財)大阪国際平和センターと同代表者に対して次の三点を要求します。
(1)大阪府、大阪市、そして(公財)大阪国際平和センターは、情報公開条例・規程に反して(後記、※注1.参照)行われた非公開決定を謝罪し、今後再びこのようなことが起こらないようにすることを求めます。
(2)ピースおおさかの展示のリニューアルは、公共的性格を持っており、リニューアルに関する情報は府民・市民に提供し、その参加を求めて決定するべきでした(後記、※注2、参照)
至急、監修委員会、理事会、大阪府・市の担当部局と府民、市民、関係する諸団体が、リニューアルについて論議する場を設けることを求めます。そして論議の内容を公表することを求めます。
(3)まともに市民に情報を公開せず、市民の論議を得ていない今回のリニューアルは、府民・市民の意見を反映していない不正なもの(後記、※注3、参照)ですので、再検討を求めます。
撤去された加害の展示、被害の展示を、まず特別展として館内で展示することを求めます。
「子どもたちの戦時下のくらし」コーナーの展示は問題も大きく、影響も大きいので、早急に市民の意見を聞いて再検討を求めます。
つきましては、上記3点について、2018年6月30日までにご回答ください。
※注1 大阪高裁判決(2017年11月30日 被控訴人大阪府)
「本件非公開決定をしたことに相応の合理的な根拠は認められず、本件非公開決定は、大阪府知事が職務上尽くすべき注意義務を尽くすことなく漫然と本件非公開決定をした点で、国家賠償法上も違法である」(判決文27ページ)
※注2 大阪高裁判決(2017年11月30日 被控訴人大阪府)
「本件文書に記録された情報は、被控訴人と大阪市の共同出損設立された公益財団法人で高い公共的性格を有する本件センターが、その設立目的を達成するための本件事業を行うために作成したものであり、その内容も、先の大戦に対する歴史認識にも関わり、多くの国民が高い社会的関心を持つもので、それ自体高い公益性を有するものである。 」(判決文23ページ)
「本件文書に記録された情報の性質や本件センターの高い公共的性格など前記説示に係る諸事情に鑑みると、これを公開することにより害されると被控訴人が主張立証する本件センターの利益の性質及びその内容、程度等を考慮しても、本件文書を公開しないことが本件センターの正当な裁量権の行使として是認されるものとは解されない。」(判決文27ページ)
※注3 大阪高裁口頭弁論 2017年6月20日付け被控訴人提出の書証 乙第48号陳述書(岡田重信元ピースおおさか館長)
「ところで、各種団体との応接の際、私は、各種団体からの意見、要請、要望に対して、「展示の詳細な内容についてはリニューアルオープン直前まで引き続き精査を行っているので、最終的には確定していません。いただいた意見や要請については監修委員会に伝えてまいります」と回答し、展示の詳細な内容については、既に公表されている展示リニューアル構想、基本設計及び実施設計に記載されている情報以外の情報は明らかにしていませんでした。
もし、大阪府知事が、リニューアルオープン前に、展示の詳細な内容にかかわる当該資料について情報公開に応じていれば、各種団体の意見、要望、提案がリニューアル後の展示内容にほとんど反映されていないことが明らかになります。(陳述書 8ページ~9ページ)
2018年5月29日
設置理念に則ったピースおおさかを取り戻す会