ICT工夫
全ての自由を奪えても、自由を求める自由だけは奪えない
  だからネットの使い方も 工夫 したい こうふ のブログ




岩上安身オフィシャルサイト で知りました。
映画 「チェルノブイリ・ハート」 公式サイト

私は掲載情報を確認して頭を整理する時間が無いのですが--既に多くの記事で語られている「放射能防御プロジェクト」による 首都圏土壌調査の結果、山梨県は調査に含まれていませんが、知人がいる都内、近県のデータは確認して気になっています。
Twitter@Movie_c_heart によると、『本日よりヒューマントラストシネマ渋谷・銀座テアトルシネマ・立川シネマシティにて『チェルノブイリ・ハート』公開です!』(2011.08.13) とのことです。なんとか時間をつくって見に行きたいと思っています。
劇場公開情報のページがあります。
知らないで安心しているより、現実を知った上で、それでもなお安心していられる強靭な心を持ちたい(^o^)



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2011年8月9日に、平成23年「情報通信に関する現状報告」(平成23年版情報通信白書)の公表(総務省 報道資料)
白書トップページからPDFファイル版、HTML版が準備された使いやすいページです。
 第1部 東日本大震災における情報通信の状況
 第2部 特集 「共生型ネット社会の実現に向けて」
 第3部 情報通信の現況と政策動向
の構成です。
地デジ移行は7月24日に東北3県を除いて完了したのですが、情報通信白書では特に触れていないようです。総務省の報道資料でも未だ総括的な記事は見つからないのですが、私の探し方が悪いのかも知れません。
白書は興味深いテーマが並んでいるので読んでおきたいと思っています。東日本大震災とICTとの関係はおさえておきたい問題だと感じています。

平成23年7月4日には総務省関東総合通信局からブロードバンド・インターネットの加入数 (平成23年3月末)が出ています。
山梨県でもADSLが減って光が増えている様子がうかがえます。私はスマートフォンは未着手なのですが、地域の通信環境がどうなっているか確認してからにしようと思っています。
通信環境といえば、8月1日から甲府市総合市民会館で公衆無線LANサービス「フリースポット」の試行を始めました。 という記事に驚かされました。

8月10日はマイクロソフトの月例更新日です-マイクロソフト セキュリティ情報の事前通知 - 2011年8月、今月は緊急2件、重要9件、警告2件の合計13件あります。数が多いのでスムーズに処理できるとよいのですが。
KB2562937 ActiveX の Kill Bit 更新プログラムのロールアップはダウンロード記事が設定されていないようですが、自動更新なら処置できます。

アドビ社の関係では8月はセキュリティ対策のアップデートは告知されていません。Flash Player が7月19日頃に 10.3.181.34 にアップデートされていますが、これはセキュリティ脆弱性対策ではありません。
Flash Player が10.3.183.5 にアップデートされました。米国時間の8月9日にセキュリティ脆弱性対策の記事がでました。

お盆休みが近いのでマイクロソフトの月例更新は休み前に済ませておく方が良さそうです。
先日はIBM社に割り当てられたIPアドレス群の中で使われていると考えられるパソコンからスパムが届きまして驚きました。国内ではなくアジア某国にあるIBM社です。侵入されて踏み台にされていると思えるのですが、abuseメールアドレスに連絡するのも面倒なので放置しました。おそらく管理者はすぐに気が付いて既に対処したはずです。企業ドメインから来るスパムは1回限りで終ることが多いです。



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2011年8月22日、児玉龍彦さんが東大先端科学技術研究センターで記者会見を開きました。私はゲンダイネットの記事、2011年8月23日掲載の緊急会見で再び涙の訴え 「マスコミも学会も機能不全」と一刀両断 で気が付いて検索して、20110822東京大学児玉教授緊急記者会見(2011年8月24日) にたどり着きました。記者会見の動画もアップロードされています。--声が割れて聞き取りにくいのですが、ビデオニュース・ドットコム記事の録画の方が明瞭に聞けます・・・http://www.videonews.com/asx/press/110812_kodama_300.asx-(Windows Media Player を開いてこのURLを読み込ませる方法でも視聴できます)
菅直人が全く役立たずの市民運動崩れだったことはまたもや明らかになりました。

2011年8月18日、ダイヤモンド・オンライン記事で児玉龍彦・東大教授に聞く 国土への思いが、子どもと妊婦を守る思想の原点 が出ています。
児玉さんを参考人に指名されたのが社会民主党の阿部知子さんだと児玉さんのお話から分かりました。この記事は科学者としての考え方がやさしく説かれていて分かり易いと思いました。


私は8月3日の早朝に、衆議院厚生労働委員会、参考人児玉龍彦氏の熱い発言 をアップロードしておいたのですが、7月27日の児玉さんの発言についてはマスメディアがほとんど報じなかったという記事を読んでいました。訪問先ブログで紹介されていた記事をたどりながら続報とします・・・

2011-08-03(13:58) に、「モーニングバード」が放送しました。巷で大注目!児玉龍彦氏(内容書き出し)(みんな楽しくHappy?がいい♪)  というブログ記事が出ているのを知りました。録画はYoutube、その放送の内容もテキスト化して紹介されています。

同じブロガーさんの2011-07-29(01:03)記事、「放射線の健康への影響」児玉龍彦氏(内容完全書き出し)衆議院厚生労働委員会7/27 は私が参照した The JORUNAL記事より早く、発言のテキスト化と重要な用語について解説文をつけています。そしてアップロードされていた Youtube が削除されたとも書かれていて、いささか驚きました。エネ庁などがネットを監視しているという話がありますが、私は国会などの中継動画サイトを視聴する時は、それなりに想定してアクセスしています、ですからフレーム構造なども調べています(^o^)

◇ 土佐高知の雑記帳さん、2011-08-02 福島の哀しい現実 『子どもたちに「窓は開けないで」というと 女生徒が「いいの。わたしはもう子どもが産めない身体になったんだから、ガマンしなくてもいいの」 と言われ返す言葉がなかったという。』

児玉龍彦参考人の、国の内部被曝対応への批判が凄すぎる上に、提言まですごい!(全内容書き起こし) 国会発表時のレジュメも掲載されています。
併せて、児玉龍彦参考人がとまらない!議員の質疑に対する意見の説得力も凄すぎる!(全内容書き起こし)、これは議員との質疑応答

◇ 2011/8/ 1 J-CASTテレビウォッチ は、「福島は広島原爆の30個分」国会で声絞って訴えた東大・放射能専門教授

◇ 中日新聞の 中日春秋 2011年8月1日は、「七万人が自宅を離れてさまよっている時に国会はいったい何をやっているのですか」。火を吐くような気迫に衆院委員会室は静まり返った。と始まります。

しかし大手マスメディアの記事はなかなか検索にヒットしません。「モーニングバード」というテレビ番組をご覧になり、児玉発言を知られた方々はラッキーでした。オオヤケの情報がすんなり出て来ない時には裏に何かある、それが日本の「情報化社会」の現状でしょう。

ところで、
NIE 教育に新聞を Newspaper in Education というプロジェクトがあることは以前から知っています。私はネット屋なので関心は無かったのですが、どうも気になるニュースが目に入りました、有料で読める記事の全文は読んでいません。
一般的に、原発震災について報じる新聞紙を教材にして、未来を担う子供たちに教える事は何か、山梨県の保護者の方々も先生方も既にお分かりになっておられると思います。子供たちには「インターネットの読み方」をしっかり教えた方が良いかも知れません。その前に国語の学習が大切なのは言うまでもありません。



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2011.07.29 「山梨県産農産物、放射性物質は検出限界以下」 記事の最後に、お米への関心 として次のように書きました
3.11東日本大震災後の日本ブロガーさんは既に小麦について記事にされ、お米の検討もされました。
7/23 今年の米の放射性セシウムによる汚染具合を予想する!後編、この記事では検出限界以下だろうと推測されています。
昔の米不足の時のように外米の美味しい食べ方を研究しておこうかと思っていたのですが、今年も美味しい新米を食べられるでしょう。
しかし行政が的確・迅速な発信をしなければ、風評被害が発生する可能性は大きいとも思っています。



※ 「3.11東日本大震災後の日本」ブログにはお米についても既に詳しい記事が出ているのを確認しました。ぜひご参照ください。2011.08.04

既に報じられている通り、平成23年8月3日に農林水産省で 「米の放射性物質調査に関する説明会」が開催され、「会議終了後に掲載」とされていた資料3点は 米の放射性物質調査に関する説明会 会議資料 でPDFファイルがダウンロードできます。
資料1 米の放射性物質調査の基本的な考え方について(PDF:279KB)、資料2 米の放射性物質調査の仕組み(PDF:296KB)、資料3 米の放射性物質調査に関するQ&A(PDF:167KB)、(引用し難い作成法)

山梨県は(ウ)によって、県が検査対象市町村を指定することになるのだと思います。
米の放射性物質調査の仕組み

県産農産物の放射性物質検査東日本大震災山梨県対策本部会議の議事録によると、第8回対策本部 平成23年7月20日で「今後取組むべき重点事項」 (23/27 ページ)に 県産農産物の放射性物質検査、その中に 「9月、10月 水稲」 が記載されています。

山梨県対策本部会議では、2011年5月17日第6回会議から食品問題が議題になっていたようですが、輸出(相手国の輸入規制)について問題とされているだけだったようです。この直前には茶葉汚染の問題が既に報じられ、ホットスポットについても話題になっていました。もっと早くは、山梨県農政部から平成22年度(第31号)3月23日-「原子力発電所事故を踏まえた家畜の飼養管理」 と広報もありました【山梨県の畜産物、放射能汚染対策の経緯に記載】。
3月23日以後も、「山梨県の大気放射線量は高いレベルでは無い」 とはこれまで県政が発してきたことなのですが、その事により田植えに入る前にまず水田や用水の汚染状況には問題無いと確認することができなかったように思えます。
山梨県がスキーム(ウ)をどのように展開されるかは今後の広報を確認したいと思います。ちなみに、農林水産省のスキームに書かれている 「旧市町村」 とは平成の大合併前の市町村の意味です。現在の自治体地域で決めると広域化してしまうからだとのこと。危機管理を常に自治体単位でしか考えられないというシステム、これもなかなか興味深いことですが、それはまた別な話

田植えの前に確認をしなさいという「指示」が農林水産省から出ていたかどうか私は調べていませんが、この米の放射性物質調査のスキームを眺めていると、八十八回の手間を掛けて「米」を作っておられる方々の怒りが私には感じられます。
今年の新米には全て「放射線量 **ベクレル/キログラム」 というラベルが貼られて店頭に並ぶことになるでしょう。「不検出」ラベルは見向きもされない、「検出限界*Bq/kg で不検出」ラベルなら購入されるでしょう。
7月31日の記事に書いたように、農林水産省が「食べて応援しよう!」というなら、「セシウム米」は廃棄せず、首相官邸はじめ、永田町、霞ヶ関の官庁と出先機関、そして原子力村で潤ってきた方々で、何年かかろうとも食べ尽くす、そういうことにしていただきたいと思います。



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『県内のごみ処理施設の焼却灰などに含まれる放射性物質の測定結果が、ほぼ出揃いました。』というニュースがUTY県内ニュースに出ていました(8/02 18:50)。
これは環境省の東日本大震災への対応ページで、「災害廃棄物の処理一般について」の項目にある、「一般廃棄物焼却施設における焼却灰の測定及び当面の取扱いについて [PDF:883KB] (平成23年6月28日)」 によるものです。

2011年8月3日に甲府市から、「ごみ焼却施設から発生する焼却灰に含まれる放射性物質の濃度測定結果」 が公開されましたので、PDFファイルをテキスト化して転載します。【編集は改行やテーブルの表示変更のみ】

ごみ焼却施設から発生する焼却灰に含まれる放射性物質の濃度測定結果について

< 概 要 >

東京都の一般廃棄物焼却施設の飛灰から8,000Bq/kg を超える放射性セシウム(134・137)が検出されたことを受け、国及び県から一般廃棄物焼却施設における焼却灰(主灰※1 及び飛灰※2)に含まれる放射性物質の濃度測定の実施要請がありました。
この要請を受け、甲府市では甲府市環境センター附属焼却工場から発生する焼却灰に含まれる放射性物質の濃度測定を実施しましたので、その結果についてお知らせします。

 ※1 主灰とは、ごみを焼却した際に発生する燃え殻のことで、焼却炉の底から排出される灰のことです。
 ※2 飛灰とは、ごみ焼却の過程で、ろ過式集じん機などで捕集した排ガスに含まれているダスト(ばいじん)のことです。

< 測定内容 >
〇 試料採取及び測定日  主灰・飛灰 採取日 平成23年7月14日/測定日 平成23年7月20日
〇 測定機関 民間の専門検査機関

< 測定結果 >
Bq/kg(ベクレル/キログラム)
            主 灰    飛 灰
セシウム134 不検出  18.8
セシウム137 不検出  34.4
合 計       不検出  53.2
ヨウ素 131  不検出    不検出

< 備 考>
 環境省から示された当面の取扱いでは、焼却灰等に含まれる放射性セシウムの濃度が1 キログラムあたり 8,000 ベクレルを超える場合には一時保管することとしていますが、測定結果は 8,000 ベクレル以下であり、従来どおり一般廃棄物最終処分場(管理型最終処分場)に埋立処分できる濃度です。

問い合わせ先 環境部廃棄物対策室処理課 055-241-4363

甲府市環境部ホームページ
甲府市上町にある甲府市リサイクルプラザ甲府市環境センター(焼却工場など)の付帯施設。

○ 「測定機関 民間の専門検査機関」 は私が見ている他都市の広報ページでは社名などが記載されています。その社名などからホームページを確認しています。ジェトロの国内の放射線検査機関(全国対応)について などは心ある人々の役に立っていると思います。
○ 「不検出」 とは、「検出限界以下」という意味でしょう。その検出限界についてもきちんと説明されているページは多くなっています。いい加減に周回遅れから脱却していただきたいと甲府市に望みます。
○ 「国及び県から・・」要請があろうと無かろうと、過去のダイオキシン事件の経験が活きているなら、市民の命を守るために何を為すべきかはご承知だったはずです。こういう書き方がされた広報記事を読まされることほど情けないことはありません。

今の行政の現実というのは確かに上からの指示が無ければ動けないものなのかも知れません。しかし、法令が変ったり、通達や連絡があって何かを行なう場合でも、その意義を理解して自分達の自主的なスタンス、ベクトルの修正がこの方向に必要なのだというアクティブな理念を構築して、それを踏まえた自立的な文章を起草し公表する態度が必要だと思っています。
甲府市自治基本条例の「前文」を策定する時に、市民チームの方々がどれほど苦心されたかを存じています。なにかある時には基本に戻って考えることができる土台がそこにあります。言われたからやりましたという文章しか書けないのは、実務の場でそういう教育しか受けていないからではないでしょうか。甲府市行政で部下を指導する立場にある方々には、皆さんの「前文」はどのようなものであるか、それを部下に伝え、それを踏まえた甲府市行政の自立精神が行間からも読み取れるような文書を書けるようにご指導いただきたいと願います。
例え指示が来て行なった時にも、そのように計画していたところに政府からも指示があり迅速に動けるようになったので、このように結果を出すことができた、と飾って書いても良いと思います。そういう「型」が繰り返されて自分に定着することで、型は自分自身のものとなって自立していくようになれるものです。



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ミスターガンマ 平成23年8月3日(水)にJR甲府駅北口クリスタルアースに、放射線量表示機Mr.Gamma-Box+P(ミスターガンマ)が設置されました。
共同開発した会社は、クリアパルス株式会社
「クリスタルアース」とは甲府駅北口デッキで美しい水晶球体が置かれた場所です。

 
ミスターガンマ
設置場所はJRの改札を出て右(北口)、タクシー、バス乗り場に降りるエスカレーターから右方の窓際です。
 
ミスターガンマ「福島原発事故以前(平成22年1月から平成23年2月)の甲府市内の大気中の放射線は、0.040~0.066μS(マイクロシーベルト)/時間でした。」 と記載されています。
これは、山梨県サイトで山梨県の環境放射能の状況についてのページに、「モニタリングポストの測定結果」の項目に書かれていることを「甲府市内」と置き換えて説明されているものです。これが甲府市富士見にある山梨県衛生環境研究所の屋上(地上十数m)に設置された測定器によるものであることは既によく知られていることです。
「ミスターガンマ」は高さ1mで測定した結果を表示しています。私が見ていた数分間では 0.04μSv 程度の値でした。北口デッキの床から高さ1mの測定ですから、甲府駅北口の測定については「地上1m」 と伝えるニュースは勘違いしているようです。

「ミスターガンマ」が設置される他の2か所・・・
山梨県立まきば公園
富士山五合目総合管理センター

○ 線量単位のシーベルトは Sv と書かれている記事しか見たことはありません。
○ 「ミスターガンマ」は県立博物館、美術館、文学館などの露天に近い入口の地上に置かれることが最適な使用法です。民間でしたら、山交百貨店や岡島百貨店、イオンモールなどSCで活用できるはずです。甲府駅北口のデッキの中に置いて県民、旅行者に見せても笑われるだけと思います。税金はもっと有効活用された方が良いと思います。
○ 自然放射線量についても書かれていましたが、出典が明記されていたので参考になりました。書かれていた時間当りの線量値には疑問がありましたので出典サイトから調べてみるつもりです。
○ 県庁記事を読んだ時から感じていたのですが、北口設置を見学した時に見えたことは私としては想定内でした。こんな事を考え実行する金と時間があるなら、県内保育所、保育園の給食状況を確認し対策して、子供たちの安全をはかっている山梨県の姿を甲府駅のデッキに張り出して、ご来県のお客様に見ていただくことでもお考えください。

クリスタルアース 「専用の印伝携帯ストラップで 光と音の演出を お楽しみください」 と掲示がありストラップを載せる専用台の使い方の説明が書かれています。この仕掛けについてはクリスタルアースが完成した時のニュースで読んだことがありますが、実際に見るのは初めてでした。「印伝携帯ストラップ」とは何処で手に入るのか、このデッキにはそれらしい売り場も無かったので今回はパスしました。

近くで地デジ移行をサポートなさる方々のデスクが置かれて数人のスタッフがおられました。総務省の「地デジ臨時相談コーナー」です。8月26日(金)まで、09:00~17:00 オープン、甲府市、山梨県では既に何も問題は無いはずですから早期に終了で良いと思うのですが、お国が決めたことはその通りにやらねばならない、ご苦労様です。



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第177回国会(常会)が開かれています。会期:平成23年1月24日から6月22日までの150日間、会期は8月31日まで70日間延長されました。(衆議院ホームページより)
その会議録から、「厚生労働委員会の会議録議事情報一覧」 を開きます。(フレーム構造ですが、メインフレームだけ単独で開くとその後の操作ができない仕様ですからフレームのまま続行します)
平成23年7月20日第22号 をクリックすると、『厚生労働関係の基本施策に関する件、特に放射線の健康への影響について調査のため、来る二十七日水曜日午前九時、参考人の出席を求め、意見を聴取することとし、その人選等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。・・・ 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕・・・御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。』 この日はこれで終りです。
その平成23年7月27日の議事録は多分8月8日過ぎには掲載されると思います。

第177回国会 平成23年7月27日衆議院厚生労働委員会の参考人聴取で何があったのか。それは衆議院インターネット審議中継から、左のカレンダーで 2011年7月27日 をクリック → 右に出るリストから「厚生労働委員会 3時間45分」 をクリックします。
「発言者一覧」 から 児玉龍彦(参考人 東京大学先端科学技術研究センター教授 東京大学アイソトープ総合センター長) 16分  をクリックします。「Windows Media Player」、「ブロードバンド」 など選択肢を指定すれば録画が視聴できます。

そこで私どもがアイソトープセンターの知識をもとに計算してみますと、まず熱量の計算では広島原爆の29.6個分に相当するものが漏出しております。ウラン換算では20個分のものが漏出しています。  さらに恐るべきことには、これまでの知見で、原爆による放射能の残存量と、原発から放出されたものの残存量は1年経って、原爆が1000分の1程度に低下するのに対して、原発からの放射線汚染物は10分の1程度にしかならない。

意見陳述の最後に、4つのことを緊急に提案と言われたが、3つまでで16分、時間切れ、多分15分が与えられた時間だったのでしょう。その後は議員との質疑応答になりますが、高橋千鶴子(日本共産党)議員の録画を開くと19分頃に児玉さんが答えます。その話の中で以下の発言があります・・・

私は安全に関しては、基準を決めたら、危機になったら、それを変えていく格好では、ダメだと思います。いま今年できないかもしれないけれども、来年までにその基準に持っていく、再来年までにはこうするとうことがなければ、住民が安心できるわけがないではありませんか。そのためには最初から申し上げている通り、広島原爆20個分の、天然にないセシウム137を撒き散らした東電と政府の施策を反省し、これを減らすため全力を挙げる以外に安心できる解決などありえないのです。そのことを抜きにして、どこが安全だという議論をいくらやっても、国民は絶対に信用しません。

自分達に都合よく基準の方を変えていくのはダメだ、耳が痛いですよね、某教育委員会さん(^o^)
児玉さんの陳述は医学的で内部被ばくと癌の関係など専門的なお話は難しいですが、南相馬市での放射能除染に取り組まれているチームのリーダーとして本当に被災者の事を考え、国会のだらしなさに対しても強烈な発言をされています。 公式議事録が読めるまでは、2011年8月1日 The JOURNALに掲載された児玉龍彦東大教授の国会陳述の衝撃 ── 広島原爆の29.6個分の放射線総量が漏出している!と、児玉龍彦東大教授の国会陳述の衝撃(続) ── 教授と議員との質疑応答で読むことができます。
衆議院サイトを開くのが面倒でしたら、Youtube で児玉さんの陳述のみ視聴できます。
私はYoutubeで出ていることを知ってブックマークはしていたのですが、動画を見ている時間が無くて放置していました。The JOURNALに掲載されたので内容が分かり、ソースも確認しました【上記の引用二つはその記事からです】。インターネットってやっぱり凄いです。



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● 平成23年8月3日(水曜日)にJR甲府駅北口クリスタルアースに、放射線量表示機Mr.Gamma-Box+P(ミスターガンマ)が設置されます。
共同開発した会社は、クリアパルス株式会社
「クリスタルアース」とは甲府駅北口デッキで美しい水晶球体が置かれた場所だと思いますが、設置場所を確認してからコメントします。測定部は北口駅前の地上にあり表示部がクリスタルアースにあるのだと思いますが・・・

● 山梨県では8月1日から8月12日までの間に県内86箇所の水道水の放射性物質検査を実施すると報じられましたが、ページが設置されています-県内全域を対象にした水道水の放射性物質検査 更新日:2011年8月2日
東京都金町浄水場以来の状況を見ていて私は山梨県内や甲府の水道水は大丈夫だろうと思っています。しかし、『今後、近隣都県等において再び高い数値が出現した場合には、検査の再開や検査地点の増設などを検討いたします。』というような書き方がされると気分は落ち込みます。こんなみっともない記事を読むと山梨に転居しようと思っている人々もビビります。山梨自立のスタンスが見えません。

『県内のごみ処理施設の焼却灰などに含まれる放射性物質の測定結果が、ほぼ出揃いました。』というニュースがUTY県内ニュースに出ていました(8/02 18:50)。
これは環境省の東日本大震災への対応ページで、「災害廃棄物の処理一般について」の項目にある、「一般廃棄物焼却施設における焼却灰の測定及び当面の取扱いについて [PDF:883KB] (平成23年6月28日)」 によるものです。
首都圏各地のサイトで既に見ていましたが、山梨県内の情報が確認できずにいました。環境問題が苦手で県内のゴミ焼却場も甲府市以外はどこにあるのか知りません。

原子力発電所事故による本県への影響について、タイトルが変って再構成されたようです。
原子力発電所事故に伴う食品の安全性について 更新日:2011年8月2日 このページもお茶、桃、牛肉、稲わら・・・と県内での経緯が分かりやすく該当ページにリンクされていて便利です。

8月3日と4日を残すだけになった山梨県内100個所の放射能測定のページを改訂して、「市町村測定」の項目を追加しました。Not Yet は市町村のホームページから私には見つからなかった意味です。山梨県の測定とは別に独自で測定されている自治体があるのは知っていたので、それを再確認する意味があります。
8月4日の測定結果(おそらく3日までと大差無い)が出た後で、行政サイドから発せられるメッセージに県民の方々は関心があると思います。2011.07.15 山梨県の放射線広域調査はやり方が変です に書きました--『私は福島原発の状況が報じられている通りなら、山梨の現状は年間 1mSv を下回っていると思っています。しかしホットスポットがあるかどうかの確認は必要だと考えています。その為に子供たちに影響する場所の悉皆調査をお進めいただきたいと思っています。そして「安全宣言」は「現状、当面の」 と修飾語がつくことになるはずです。』 下水汚泥の大きな値が何故でたのか、茶葉の汚染が検出された地域は周辺をどの程度まで調べたのか、そういう懸念を解消する測定として今回の100箇所測定は満足できる方法だったのか。今後の測定継続はどうするか。そこまで突っ込んだメッセージを期待したいのですが・・・

全県測定の重点は子供たちの被ばくを防ぐことにあり、特に子供たちの食材は永続する問題です。今回はじめて県内27市町村のサイトを学校関係として教育委員会に絞って調べながらリンクしましたが、予想外にかなり面倒な作業になりました。
給食に関わると思っていたのですが教委・学校担当部署からは放射能汚染食材と給食の関係に触れた記事には巡り合えませんでした。甲府市の8月広報では 「温かい!おいしい!楽しい給食!」 として新しい給食システムを広報していながら、今、この時に語るべき食材の安全確保がどのようにされているかに触れていないのには失望を禁じ得ません。失望というよりむしろ、敢えて言うなら甲府市に憤りすら感じます。
今次震災、原発震災がもたらす市民全体、地域の今後について考えているであろう市町村議会の動向も確認したいので調べてリンクしました。6月定例会の議事録や議会広報により分かるかも知れません。甲府市議会は既に確認済み、無駄な作業でしたが。



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山梨県の放射能汚染対策については、私の手元では欠けていたピースがいくつか見つかり、ジグソーパズルの全体像がやっと見えてきました。ひとつだけ未だ見つからない件も東京のサイトで各県の対応を推測できる資料があり、とりあえずリンクしておきます・・・東京都社会福祉協議会が広報している「生活福祉資金貸付事業に、東日本大震災の被災者を対象とした「生活復興支援資金貸付のご案内」を掲載しました。」(7月15日)
 中味はPDFファイルですが、5月2日の厚生労働省広報の確認以後、各地のスタートが遅れていたので気になっていたことです。都社会福祉協議会のPDFファイルは申請先など地域固有の部分以外は全国共通の内容と思います。NPO法人設立の手順と似たようなものです。


上記は 2011.07.22 “領収書問題”でやっと戦局が変る? の記事に抱き合わせてメモしていたものですが、福島県社会福祉協議会の「生活福祉資金貸付制度の案内」ページでも、生活復興支援資金貸付について として新着案内が出ました。
【相談・問い合わせ先】  お住まいの市町村社会福祉協議会へお願いいたします。 避難されている世帯の方は、住民票に記載されている市町村の社会福祉協議会、またはお近くの社会福祉協議会までお問合せください。 との事です。
PDFファイルに書かれている当該部分は次の通りですから、福島県からの避難者が多い山梨県でも社会福祉協議会からの広報が確認できるはずです。

6.相談・申し込み窓口について
 住民票(居住が確認できること)のある地域の市町村社会福祉協議会へご相談・申し込みください。
 ただし、避難されている場合は、現在の居所(避難先)の社会福祉協議会へご相談ください。
 なお、転居費用の借入を希望される場合は、転居予定先の市町村社会福祉協議会へご相談ください。

山梨県社会福祉協議会 長寿やまなし振興センター(県庁サイト)
社会福祉法人 山梨県社会福祉協議会  各市町村の社会福祉協議会についてはリンク集記載以外の市町村についてはお問合せください。甲府市北新1-2-12 TEL 055-254-8610
◇ 山梨県サイトには、山梨県へ避難された方への情報 というホームページがあります。こちらをご参照になって、山梨県へ避難された方へ(情報提供のお願い)に応じて登録されていれば、福島県から直接の通知が既に届いているかも知れません。宮城県、岩手県からの避難者の方々も同様です。
◆ 平成23年8月11日 山梨県社会福祉協議会「生活復興支援資金」の申込みを開始しています



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