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横溝正史展@根津記念館 山梨県山梨市にある根津記念館で夏の特別企画展 「横溝正史展」 が開催です。
会期 : 7月16日~8月28日
開館 : 09:30~16:30

私は同じ山梨市にある横溝正史館については開館前からこのブログやホームページで書いていました・・・山梨市の横溝正史館
根津記念館については開館直前に2008.10.10 根津記念館の開館、山梨市という記事を書いたのですが、その後は未だ訪問していないのです。

甲府市湯村にある竹中英太郎記念館を含めて3つの施設は一本道でつながっています。不思議なエニシを感じます。
横溝正史展には竹中英太郎記念館からも関係資料が出展されることが、2011.06.27 「横溝正史展」が根津記念館様で・・・・・・と館長日記に書かれています。

しばらくご無沙汰している横溝正史館も訪問しながら、根津記念館初訪問を私は予定しています。 根津記念館の企画展に合わせて横溝正史館の休館日が変更されるようです-7月19日(火)、25日(月)、8月8日(月)、15日(月)、22日(月) 【通常は月・水・金が休館】



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この記事の続編のようになりますが、2011.07.26 山梨県内100個所の放射能測定と1cm線量当量 を書きました。


山梨県知事記者会見(平成23年7月13日水曜日)を開いて「空間放射線量率の広域調査について」の発表を確認できました。以下の内容です・・・


また、空間放射線量率については、衛生環境研究所においてモニタリングポストの測定、さらに県下10地点における測定を行い、それによりまして異常のないことが確認されているが、県民の身近な環境における放射線への関心は高まっており、一昨日には県議会においても、子どもたちが活動する場所の放射線量を測定することなどを求める決議がなされたところである。

そこで、県民に放射性物質に対する不安感をさらに払拭していただくため、この度、県内の学校や公園など100箇所を対象として、地上1メートルと地上5センチメートルの高さにおける空間放射線量率を測定・公表することとしたところであります。

もう一つの資料に具体的な方法が書いてございますが、ちょうど真ん中辺りの調査地点、県内の100箇所の地点でありまして、小学校、中学校、保育所、幼稚園、公園など子どもたちが活動する場所を調査の対象といたします。各市町村で少なくとも2地点、甲府市とか人口が多いところは、もっと増えるわけでありますけれども、調査地点は市町村の要望に沿って協議して選んでいくことになります。

調査期間は、7月下旬から1ヵ月ぐらいの間で行うということであります。
調査の方法は、放射線測定機でありますが、シンチレーション式サーベイメータによりまして、地表面から1メートルと5センチメートルの高さの空間放射線量率を測定し、調査結果についてはホームページ等で随時公表して参ります。
以上であります。

<質疑応答>

記者  この測定の結果如何で様々な捉え方があるかと思いますが、効果と期待と言いますと語弊があるかもしれませんが、ご所見をお願いします。

知事  期待ということはありませんけれども、他県の状況・結果とか見ておりまして、それから本県でも衛生環境研究所のモニタリングポストでは、常時、空間放射線量率検査を行っているところであります。そして先日6月22日から24日にかけて県下10箇所について、大気汚染測定局が県下に10箇所あるのですが、そこで空間放射線量率の検査も行っておりまして、異常値は全く検出されておりません。そのような状況からして、今回100箇所行うわけでありますけれども、おそらく異常値は出てこないであろうと思っております。そうした検査を行って、公表することによって、県民の皆さんにさらに安心していただくことを、私どもとしては目指しているということであります。

記者  小学校、中学校、保育所、幼稚園、公園などでありますが、おそらく全部合わせても100箇所以上になるかと思いますが、その中から市町村で選んでもらうことになるのでしょうか。7月下旬から調査期間1ヵ月内とのことなので、100箇所順番に1ヵ月の間で行っていく形になるとのことでよろしいのでしょうか。

知事  そのとおりです。最低2個所、したがって比較的小さい町村については2個所になります。甲府市辺りになりますと9個所になります。人口によって、同時に可住地面積に完全に均等にはなりませんが、だいたい調査地点が平均して、ばらつくように調査地点を選ぶようにしたいと、その辺は市町村とよく協議したいと思っております。調査としては、約1ヶ月かかります。サーベイメータが2台しかありませんで、県のものが1台、山梨大学から急きょ1台借りてきまして、今当初予算で購入しているのですが間に合わなくて、秋には4台入ってきますけれども、まだ2台しかないものですから、しかも例えば雨が降った日はもちろん駄目ですし、そういった気象条件に左右されることもありますし、市町村の職員に立ち会ってもらいながら調査していきますから、市町村の都合もありましょうから、そのようなことを考えますと、1日10箇所ぐらいはできるのでしょうが、7月の下旬から始めて8月の半ばくらいまではかかってしまうだろうと思います。

記者 その結果、この間の(県議会の)決議でも、県から安全性が確認できれば安全宣言を出すということもあったわけですけれども、その辺に対しては、どのタイミングで出すのか、出すのか出さないのかも含めてですけれども、ご見解を教えていただきたい。

知事 今回、100箇所について空間放射線量率の検査を行うこと、それからご案内のように既に農産物については検査計画を策定して主要な農産物について検査を行うことであります。その検査結果については、結果が出次第、常時公表して参りまして、問題が無い、異常ではないものについては、安全であると県民の皆さんにお知らせすることでありますから、そのことの積み重ねが安全宣言だと捉えることができると思います。それとは別途に何かある段階で、「本県は安全であります」と安全宣言を行うかどうか、その辺については、まだ今の段階では決めておりません。今後検討したいと思います。
特に海外の関係とかその他から安全宣言を行った方が良いと判断があれば、そのことも考えなければいけないと思っております。


以下は私のコメントです
調査期間は、7月下旬から1ヵ月ぐらいの間で行う・・・子供たちの夏休みは終ってしまいます。県外から山梨に夏休み旅行を計画している子供たち、保護者の皆さんに役に立つでしょうか。もしその間に福島原発で新たな事態が発生したら、このような方法で対応できるでしょうか。「想定内」が狭過ぎて危機管理システムとしては合格とはいえないでしょう。

サーベイメータが2台しかありませんで、県のものが1台、山梨大学から急きょ1台借りてきまして・・・横内知事のお手元には山梨県流通研究会から寄贈があったニュースは届いているはずです。その活用を含めた全県測定体制を山梨県教育委員会ともご検討なさったのでしょうか。各市町村教育委員会は別にやろうとしているなら、同じ敵に対して陸軍と海軍が別々に作戦を実行しようとしているようなものです。
 但し、放射線量測定は使用する機器の精度により色々な問題があることは記事を読んでいます。それらについて山梨県としての見解を明確にして測定プロジェクトの全体をご説明いただきたいと思っています。使用機器の製造元、型番などもデータには記載していただきたい。

雨が降った日はもちろん駄目ですし・・・サンプル的に調査はすべきです、同じ場所の晴れた日と比較する。子供たちが雨の日の外出は控えた方がよいかどうか、それを確認しておくべきです。

● 山梨県議会平成23年6月定例会の委員会提出議案-議第9号-「放射性物質に対する本県の安全宣言に向けた取り組みに関する決議」 全文は早急に県議会の当該ページに掲載していただけることを期待します。県議のどなたかがホームページやブログで掲載済みかも知れませんが、私は時間が無くて未確認です。
2011.07.15 深夜 追記-可決された意見書・決議(平成23年6月定例会) として公開されたことを確認しました。

● 食材(給食はもう夏休みに入るでしょうが)については、水際作戦は必要です。県内産は安全だろうとしても牛肉問題は他山の石です。

● 下水汚泥の一時的な汚染について、どのような説明ができるかを表明していただきたいと思います。下水汚泥の肥料などへの転用(適切な表現がわかりませんが)についても、県内の状況を分かりやすく広報をお願いしたいと思います。

私は福島原発の状況が報じられている通りなら、山梨の現状は年間 1mSv を下回っていると思っています。しかしホットスポットがあるかどうかの確認は必要だと考えています。その為に子供たちに影響する場所の悉皆調査をお進めいただきたいと思っています。そして「安全宣言」は「現状、当面の」 と修飾語がつくことになるはずです。今次大戦はいつ終戦となるか分からない長期戦です、それに対応する体制を全県的に組み立てて県民の安全、安心はこのように確保するという姿を見たいと思います。
以下は先日の記事、「川口市が毎時 0.31μSvの独自基準、山梨は全県測定開始」に書いたことを再録しています。ニュース記事へのコメントのみ修正しました。


2011年7月8日のUTY テレビ山梨のニュースで、「放射能測定器を全市町村に寄贈 という記事がありました。以下は要点の引用です--
  県内のスーパーなどで作る山梨県流通研究会が放射線の測定器を県内全ての27市町村の教育委員会に寄贈した。
 UTYの調べでは、放射線測定器は県内の市町村では笛吹市や甲斐市それに富士吉田市など、4つの市は持っているものの、それ以外の23市町村は持っていない。
  きょう寄贈された放射線測定器は夏休み前に各市町村の教育委員会に配られ活用される。

4つの市の残りは甲府市だろうと私は推測しますが、こういう発信方法はよく見かけるもので「情報を握るものが権力を握る」との箴言を守っていて賢いですね。私はバカですから自分が調べて分かったことはどんどん書いてしまう、情報を共有しないと民主社会は成り立たないと思っているバカです(^o^)
23市町村に寄贈された測定器が1台ずつなのか、複数台なのかはわかりませんが、1台ずつとしても全県で27台の測定器が揃ったことになります。但しその製造元、型番などは報道からはわかりませんから、どういう性能なのか確認はできません。

山梨県内の市町村教育委員会で構成される教育委員会連合会の会長を務める甲斐市教育委員会の増坪愛子教育長は「財政難の中、必要とされる測定器の寄贈はありがたい。これで子ども達が安心して運動ができます。」とお礼を述べられたそうです。私は県内の教育関係者から子供たちの放射能汚染に関心を持っているという意味の発言にネット記事ではじめて接することができてホッとしました。
教育委員会連合会さんとしては、この27台の測定器を各市町村でばらばらに使うのではなく、一括集中して利用される計画をお進めいただきたいと思います。

例えば、甲府駅北口のよっちゃばれ広場に27市町村から2名ずつの担当者と測定器が集まり、測定法の実地講習をテレビも入れた公開で行なう。
甲府市歴史公園の芝生地面と よっちゃばれ広場地面とで測定を行なう。地面の質が異なるので一つのモデルケースになると思います。
さらに甲府市内の小中学校、保育園、幼稚園に分散して測定しデータを公表する。
甲府市では、小学校一覧中学一覧保育所一覧、全県データですが幼稚園一覧などがあります。甲府市には他に山梨大学、山梨学院大学、英和の付属学校もあります。他にもあるかも知れませんが、とにかく公立、私立に関係なく(私立で既に独自にやっておられるなら除外) 子供たちを守りたいというベクトルに合わせて活動していただきたいと思います。甲府市は施設数が多いので27台を集中しても1日では無理かも知れません。

甲府市の次は南部、上野原、大月という茶葉の汚染がでた地域をまず調べてみることです。南部町を調べる時にはおそらく隣の身延町も含めて1日で終るでしょう。
上野原、大月の時は丹波山、小菅も含めて1日で可能かも知れません。時間的に余裕がある時は公園も測定対象に入れればよいと思います。
27市町村でバラバラに1台の測定器で日数を掛けて測定するのでは無く、一斉にその日の状況を確認するという方法で27市町村を順に調べるのが良いと思います。
1日でその市町村全域問題無しと出れば子供たちも保護者の方々も安心です。その後は1台の測定器で随時巡回していけばよいと思います。夏休みに向けて被災地から山梨県に滞在されるだろう子供たちのことも考えて、巡回測定する市町村の順番を決めていくこともできるでしょう。



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