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ICT工夫

全ての自由を奪えても、自由を求める自由だけは奪えない
  だからネットの使い方も 工夫 したい こうふ のブログ

派遣村、1月12日

2009-01-13 00:48:00 | 政治・社会

2009-01-05 「年越し派遣村-続き」という記事では厚生労働省の講堂が開放された経緯について、「複数の人々の連係プレーがあったのでしょう。」と書きました。以下の2本の記事で裏付けが取れました。産経新聞の記事が判りやすいですが、毎日新聞は政治家の人間関係も読み取れるような詳しい記事になっています。
◇ 産経新聞 2009.1.12 検証・「年越し派遣村」(1~3の記事があります)
◇ 毎日新聞 2009年1月12日 読む政治:官邸動かした派遣村(1~4の記事があります)
産経新聞が(3)で「成果と課題」としてまとめている部分は、2ちゃんねるなどで叩かれている「派遣村活動」の政治的傾向について目配りしていると思えます。直感的に感じたものを両側から情報を集めて確認するのが私の方法で、いわゆる「脊髄反射」は好みません。でも情報が見えない時は直感で書いています(^_^;)

1月12日夜までの「派遣村ブログ」や各紙の記事では都内4施設から日本青年館に移動したそうです。時事ドットコム記事では、『実行委員会によると、12日の宿泊予定者は約170人。うち、なお仕事と住居が決まっていない人は88人おり、引き続き就職や住宅確保支援に対応する。』との事です。11日の「生活保護受給」の記事に書いたように公的支援が得られた結果、「金」という先立つ物があれば住まいも何とかなり、職探しも可能になることが分かります。
これまで長期間仕事をされて来ても、雇用を切られるとその先立つ物が準備できていない就業環境・雇用構造という問題が、おそらく社会環境・政治責任論と自己責任論との論戦になるのかも知れません。明日は我が身の私です。定額給付金が届いたら貧者の一灯を派遣村的活動に投じようかと思ってみる私でもあります。

こごし智子さんのブログで2009年01月12日 ハローワークは超混んでました。との記事が出ていました。『駐車場もいっぱいでして』に山梨県だけでなく地方での雇用問題の一つを感じました。ハローワークにマイカーで出かける、私も通ったことがある東京池袋の職安では考えられませんが、地域の全体的な構造が危急の場合には脆弱なのではないかと感じます。逆に言えば個々人(というか家族、大家族)での備えが厚いことが前提にある行政が行なわれがちなのかも知れません。でも少子高齢化が進むにつれてその前提が崩れ始めている・・・上に書いたように単なる直感です・・・(^_^;)

ICT甲府の関連ブログ記事--それぞれに関連サイトリンクがあります。
2009.01.11 派遣村のその後、生活保護受給--検索サイトや主要サイトへのリンクが多いです
2009.01.07 求職状況、景況、甲府
2009.01.06 「正社員」保護しすぎ論 
2009.01.05 年越し派遣村-続き
2009.01.04 雇用戦争とNPOの活動


諏訪御料人を自立させたい提案

2009-01-12 16:43:01 | アート・文化

湖衣姫の命名は新田次郎でした、由布姫は井上靖でした。
信玄公祭りでは湖衣姫でやっていたので私はそう覚えていたのですが、風林火山博では由布姫に変わってびっくりでした。
諏訪御料人(Wikipedia)については、そろそろ山梨県としての正式呼び名を決めた方がおもしろいかも知れませんね。
登録商標的な扱いもして観光資源化するのはいかがでしょうか。

2009年の第39回信玄公祭りは4月10日(金)~12日(日)です。今年は4月12日、信玄公命日と重なるのです(2008年は一週間早かった)。
今年、このチャンスに小説からいただくのでは無い山梨県として独自の命名をして、それを末長く使えるようにするというのはいかがでしょう。全国公募など良さそうに思います。

Koihime_2nd
私は甲府に来て初めて「信玄公祭り」を知りました。今から考えると県民情報プラザの交差点の傍(西側歩道)で見ていたように思います。もう暗くなりモヤがかかっているような空間から、甲冑の騎馬軍団が出現して来た時はゾクゾクっとした記憶が甦ります。まさに戦国時代にタイムスリップしたような気分でした。
多分舞鶴城公園から出陣して遊亀橋を渡り、紅梅北通りを経由して舞鶴通りのスクランブル交差点から平和通りに進軍して来たのでしょう、当時はそんな地理もまるで知りませんでした。湖衣姫という名前も信玄正室の三条夫人とか勝頼夫人の北条夫人と同じようにそのままの名前だと思い込んでいました。

2008年は山梨デスティネーションキャンペーンがありましたが、今年は4月~6月に「花と名水 美し色の山梨」キャンペーンが行なわれます。残念ながらD51は機関車のトラブルで運行できないと報じられていますが、今年も情報はフォローしていく予定です。

これは甲府市SNSに書いた日記の転載、補筆です。甲府市から出て海外で生活なさっている方が、「武田信玄」(新田次郎著)をお読みになった事を日記にお書きになっていました。今度帰郷したら信玄と関連あるお寺にお参り・・・・などおっしゃっていて、私もコメントさせていただいたものです。


派遣村のその後、生活保護受給

2009-01-11 14:49:13 | 政治・社会

以下は「派遣村」で検索して確認した。仮入居施設の退出期限は12日と報じられているのでウォッチは継続する予定。
再起『次は職』 『派遣村』申請全員に生活保護(東京新聞 2009年1月10日 朝刊)
年越し派遣村:207人に生活保護 千代田区が1カ月分支給、1人13万~10万円(毎日新聞 2009年1月10日 東京朝刊)
「派遣村」12日、施設使用期限 厚い支援…自立が課題(産経新聞 2009.1.10 21:16)
東京・千代田区、「派遣村」労働者207人に生活保護費(読売新聞 2009年1月9日21時37分)
派遣村の「元村民」に1~5万円貸与(朝日新聞 2009年1月7日)
年越し派遣村(Wikipedia)
東京都、◇ 千代田区、◇ 練馬区、◇ 大田区
◇ 山谷対策を推進している(財)城北労働・福祉センターのブログ、なぎさ寮は大田区の中央卸売市場大田市場のそばにある。
ミッドナイト・ホームレス・ブルー、日本で最初の現役ホームレスブロガーの発信
厚生労働省
特定非営利活動法人自立生活サポートセンター もやい
ブログ検索 派遣村

東京新聞 2009年1月10日の記事で『生活保護の受給が決まった人に朗報となったのは、アパートを借りる際の敷金・礼金も支給されることだ。これは特例ではなく、もともと制度として生活保護の住宅扶助に含まれている。だが、現状は住居のない生活困窮者が生活保護を申請しても、窓口で制度の説明を受けることはまずないという。』のが気になった。厚生労働省_生活保護制度の概要、その他機会があれば調べてみる。

ICT甲府の関連ブログ記事
2009.01.04 雇用戦争とNPOの活動
2009.01.05 年越し派遣村-続き
2009.01.06 「正社員」保護しすぎ論 
2009.01.07 求職状況、景況、甲府

「年越し派遣村」を確認したら「ボランティア・カンパにつきまして」(2009年1月 8日)の記事で 『ただいま、4箇所の施設に関しては、東京都がボランティア・カンパなどを拒絶しています。』 という記事が目に止まったが、これ以上の説明は無く意味がよく分からなかった。
山梨県社会保障推進協議会(山梨県社保協)事務局日誌に気が付いたのでリンクしておく。

前の記事にも書いたが、日比谷公園の年越し派遣村にすら行き着けなかった人々については全国各地でどうなっているのか、そこんとこマスコミが伝えてくれるとよい、Web記事にさえなれば検索すればヒットする。


1月10日に幕絵展示、中心街行事

2009-01-10 00:50:00 | 街づくり

1月10日は甲府中心商店街の第二土曜市 甲府市SNSに書いた日記の転載です。

①「フリーマーケット」 古着、雑貨、手作り品等の出店

②「昭和レトロ」焼きそば屋台、ベーゴマ、メンコ、昭和時代の写真展、バナナの叩き売り等昭和時代の食文化や遊びを体験
※ たぶん「よつびし総研」の企画かと?思ったら、「YYプロジェクト」でした(^o^)

「やまなし県民SHOW」 肉体表現をテーマにダンスなどのパフォーマンスを展開
※ これも山梨県社会教育課による「YYプロジェクト」の成果発表です。第1回の開催について書いた時にはっきりしなかったのですが、第2回以後は第二土曜市毎に開催らしいです。

「いか焼き・スピードくじ・お花プレゼント」10:00~ 銀座通り

「峡南地域特産品PRコーナー」12:00~18:00 かすがも~る

「生活クラブ生協のおいしくて体にやさしい牛乳試飲会」12:00~18:00 かすがも~る

「まちなかの音楽祭」 15:00~17:00 かすがモ~ル・銀座通り 出演:まらいか・まっちゃん・まりえ

「各商店街によるワゴンサービス」銀座1丁目、銀座2丁目、銀座3丁目、かすがも~る

◇文字どおりの開幕!(^o^)
 幕絵展示が始まります。昨年の展示写真を残してあります。展示方法はひどかったけど今年は電飾とのバッティングが避けられているかも知れません。

安達久美クラブパンゲア 桜座で開催、開演19:30 前売り3,900円当日4,500円

関連サイト
http://genkinamachi-kofu.com/
http://kofu-jokamachi.jp/
http://www.city.kofu.yamanashi.jp/contents/
「原点から考える都市の活性化」 講座開催案内

本日開催のイベントをここに記録しておきます。

甲府のテレビ局、UTY県内ニュースの記事がありました。

甲府で中心街活性化イベント 1/10 14:13
昭和をテーマに中心街を活性化しようというイベントが、甲府市で開かれました。 このイベントは、県が、甲府市中心街を活性化するアイディアを学生から募って開催したもので、「昭和」がテーマになっています。
会場では、おでんなどの模擬店のほか、メンコやファミコンといった昔の遊びが体験できるコーナーが設けられ、子供達が昭和の雰囲気を楽しんでいました。
また、通りには「幕絵」が展示され、コンテストも行われています。
江戸時代、今の甲府では、地元の祭りを盛り上げるために、地区ごとに幕絵を作り競い合った歴史があり、それにちなんで幕絵を募集していました。
来月14日には、グランプリが決まるということです。

今回は「昭和」をテーマとしたイベントだったのですね。甲府中心街の皆さんシャイなのかちっとも聞えて来ませんでした。「YYプロジェクト」には「昭和レトロまつり」と銘打たれていましたが、単に思い付きの寄せ集めと思っていました、ましてや中心街活性化とどう関係づけようとしているのかコンセプトが分からない。ま、いいか・・・
富士吉田市で西裏などの昭和レトロを活かす活動は活発化しているようで、私も以前まちがミュージアムというイベントに出かけた事がありますが最近の様子は知りません。


都市の活性化講座、開催案内

2009-01-10 00:30:00 | 街づくり

「原点から考える都市の活性化」という講座が以下のように開催されます。

「県民コミュニティーカレッジ」では、これまで山梨県内の大学・短期大学が連携しながら、毎年2つの広域ベース講座を開催 して参りました。今年度は、「都市」と「健康」の2つをテーマとし、より多くの県民の皆様にご参加いただきますよう、それぞれ1日の「フォーラム」として開催することになりました。
 平成21年1月24日(土) 13:00~18:00
 甲府商工会議所 5階多目的ホール

下図のように、1.全体会、2.分科会、3.パネルディスカッションの三部構成です。
特定非営利活動法人 大学コンソーシアムやまなしから 3,648KBのPDFファイルをダウンロードしてご確認ください。申込用のメールアドレスは webmaster@ucon-yamanashi.jp メール記載項目は、住所、氏名(ふりがな)、電話番号、メールアドレス、希望講座名です。

Ucy20090124a Ucy20090124b Ucy20090124c

 

私がこれまで知っている限り、山梨県で街づくりに関するこれだけ総合的なフォーラムは初めてのように思います。分科会は三つに分かれるのでしょう、身体が3つ欲しいですね(^o^)


山梨産学官連携シンポジウム開催案内

2009-01-10 00:20:00 | 産業・社会

第3回山梨産学官連携シンポジウム~産学官で考える“環境・エネルギー” ~ が開催されます。
2009年1月27日(火)、13:00~17:30、会場・ベルクラシック甲府

山梨県と山梨大学では、平成18年度から「都市エリア産学官連携促進事業」及び「ワイン人材生涯養成拠点事業」などで地域の産業振興を目的として協力・連携をしています。また、平成20年4月、山梨大学がNEDOの採択を受けた新たな燃料電池研究施設「燃料電池ナノ材料研究センター」を設置したことを機に、山梨県は、燃料電池産業の県内創出を一段と促進・加速するため、山梨大学と更なる協力関係を構築しました。
加えて、山梨大学ではグローバルCOEに「アジア域での流域総合水管理研究教育の展開」が採択され、水文学・医学を駆使した環境保全・維持、災害予測、疾病予防に関する教育を一段と強化しています。
本シンポジウムは、これらの“知”を活用した取り組みをはぐくみ、この地域に“知”の活用による新たな地域活性化モデルを構築することを目的としてシンポジウムを開催いたします。

地デジ移行後もCATVはアナログ併存

2009-01-09 00:28:00 | インターネット

追記・2009-01-10 これは読売新聞独自のニュースだと思います。その他の情報をまとめて別冊ICT甲府の記事、「地デジ移行後もCATVはアナログ併存」として転載、編集・加筆しました。


2009年1月8日の読売新聞記事、CATVはアナログ併存、地デジ移行後3~5年
来ましたね、大爆笑ですね(^o^) だから私は書いていたでしょ、地デジ対応テレビは買わずにぎりぎりまで待っていると。
これでまた予定外の税金・補助金が使われます。財源が無いとかいってもあるところにはあるのですね、霞ヶ関埋蔵金かな。
CATV会社には設備への追加投資などで計30億円を超える負担が見込まれているそうですが、デジタル→アナログコンバーターでしたか、各家庭に配付するとかいう話はどうなったのでしょう。とりあえず読売新聞の記事です。一行ずつコメントしたいところですが時間がないので全て後日にします。

政府は、ケーブルテレビ(CATV)利用世帯を対象に、2011年7月の地上デジタル放送(地デジ)完全移行後も、アナログ放送を受信できるようにする措置を取る。
景気悪化の影響で地デジ対応機器の普及が遅れているためで、移行後3~5年間の時限措置とする方針だ。
CATV加入世帯は現在約2200万あり、加入可能世帯を合わせると約4000万世帯が対象となる。
具体的には、地デジの電波をCATV会社でアナログ波に変換し、デジタルとアナログの両方の電波信号を家庭へ同時に送る。各世帯では、テレビが地デジに対応しているかどうかにかかわらず番組を見られる。

政府は2009年3月までに、CATV会社約330社が加盟する「日本ケーブルテレビ連盟」などに新対策の実施を要請し、夏までに詳細を詰める。CATV会社には設備への追加投資などで計30億円を超える負担が見込まれており、政府として支援策を検討する。
政府は地デジ完全移行時までに、受信機器の普及台数を1億台に引き上げる目標を掲げている。しかし、北京五輪などで普及の加速を見込んでいた2008年に期待ほど伸びず、同9月末時点の普及台数は4,113万台、世帯普及率は約47%にとどまった。

地デジ対応で料金改訂など見込んでいた会社はどういう料金体系にするのでしょうか。CATV会社約330社で30億円の追加投資で済む? デジアナ併用器材設備に1千万円/社? アンテナで電波を受けている家庭は地デジ対応テレビでしか見られない、電波が届くので地域にはCATV会社は無い、家計に無理してもテレビを買い替えねばならないのは不公平だという声も出てくるでしょう。こちらも補助金出る事になるか? 高額所得者は人間の矜持の問題としてそれは辞退する(^o^)


甲府銀座ビル、ユニクロを期待

2009-01-08 22:39:01 | 街づくり

甲府市中心商店街のかすがも~るにあるスーパーオギノが撤収するとの報道がありました。既によく知られた事なのでここでは日本経済新聞甲信越版(2008年12月11日)、『オギノは銀座ビルの1、2階部分約2700平方メートルを賃借し、食品や日用雑貨、衣料品などを扱う。』を確認しておきます。
2009年1月8日の日本経済新聞で、小売り大手、安売り店の出店加速 消費低迷で知恵絞るとの記事に気が付きました。

ファーストリテイリングは衣料品店「ユニクロ」の大型店の出店を従来の倍のペースに引き上げる。ファーストリテイリングが力を入れるのは売り場面積1650平方メートル前後と、ユニクロ標準店の2―2.5倍の大型店。2009年8月期は20店強開く計画だが、10年8月期は40店に増やす。

ユニクロをオギノ後に誘致できたらよいと思います。ユニクロは国母のグランパークにあったそうですが、現在は中央市の「ロックタウン山梨中央店」になっています。ユニクロの店舗検索で山梨県内には他に富士吉田店、南アルプスビッグステージ店、そして甲府の近くには石和店の合計4店があります。ユニクロ オンラインショップもありますが、やっぱり色々と手にとって比べて買いたいです。

県内他店の面積や営業成績がどうなのかわかりませんが、甲府銀座ビルにユニクロが来ることで甲府市の何かが変わるなら期待したいと思います。問題は既に書いたようにこのビルの所有者が何をどう考えているかということ、ビルの耐震構造など、そしてユニクロが来たら「こうふアルジャン」は残るのかどうか・・・・等々。
年頭には甲府商工会議所の『上原会頭は今後、空きビルとなる銀座ビルの活用などについて商工会議所としてもサポートしていく考えを示した。』(YBSニュースアップ 平成21年1月7日のニュース など)が伝えられています。

どんな業種が来るにせよ、おそらく今回も駐車場問題が最大の焦点になるでしょう。私は東京に出かけた時はパーキングメーター(前払、時間限定)に停めて街をぶらぶらしたりコーヒーを飲んだりすることもあります。空きが見つからない時は駐車場、10分100円にもなりますが、その駐車料金には博物館入館料と同じ価値があると思う街だからです。甲府の街では私にとって100円が気分的に上限です。20分100円のコインパーキングも見かけますが私は使う気にはなりません。30分100円も増えていますが停める時にちょっと考えます、40分100円に出会った時は嬉しい、だから取材はいつも中途半端になりがちです(^o^)


未曽有の情報流出事件

2009-01-08 21:04:00 | インターネット

追記の2-高木浩光さんのブログに2009年01月11日 故意による放流と過失による流出、Winnyにおける拡散速度の比較が出ています。この事件についてWinny空間を調べた記録を分析されています。


追記-2009.01.10 に「:::弁護士 川村哲二::::〈覚え書き〉::::」ブログが「公的組織の情報流出事件が続いてますね」を掲載されています。私がチェックした2件の他に環境省での流出事件も触れていました。ブログを拝見すると「パソコン・インターネット」カテゴリの記事にはGoogleストリートビュー問題も取り上げておられます。ストカーは未だ甲府には来ていないと思いますが、私の第1~第3故郷は既にカバーされています。住基ネットカードを図書館利用カートに共用する計画が出ていますが、そのシステムの情報開示について行政は法律問題として認識するかどうかなど、今年も気になる問題は続発すると思います。弁護士さんのサイトは貴重です。


政治が狂うと世の中狂い出すか、未曽有(みぞうゆう みぞう)の情報流出事件が二つ報じられました。
神奈川県立高全11万人の情報流出、口座変更を依頼へ(朝日新聞 2009-01-08)
『神奈川県立高校の2006年度の全在校生約11万人分の個人情報がインターネット上に流出したと8日、同県教育委員会が発表した。流出したのは、全生徒の住所、氏名、電話番号、授業料の振替口座など。ネット上で削除できない状態が続いているが、今のところ悪用された例は報告されていないという。・・・県教委には2008年11月から7日までに1461件の相談が寄せられ、日本IBMにも約800件の相談が寄せられているという。県教委は当時の在校生らに謝罪するとともに、流出した振替口座の変更の検討を依頼する文書を全員に送る方針。 』、 ネット上で削除できないというのはお馴染み Winny などファイル交換ソフトに侵入したウィルスの仕業です。
なお、この問題は昨年すでに報じられていました。2008-11-12 神奈川県立高校11万人分の個人情報流出かがあり、上記朝日の記事や日本経済新聞の記事でも当時は2千人分確認となっています。
それが今回は Winnyユーザーからの再流出で11万人分が確認できたということで、改めてニュースになったようです--神奈川県立高校の生徒情報、Winny上に再放流? 11万人分を確認(インプレス社 2009-01-08)
インプレス記事で 『Shareネットワーク上に約2000人分のデータを放流した人物については、日本IBMがIPアドレスを特定し、ISPに情報開示を求めている。』ですが、ISP とは Internet Service Provider すなわち当該人物が利用していた接続プロバイダーの事です。情報開示というのはそのユーザーの個人情報開示を求めているということで、このあたりの手続きなどについては法制化されています。IPアドレスが特定されてもそれが固定アドレスではないとログに基づきアクセス時間などから別なデータと照合する手間があるはずです。犯意がある場合に固定アドレスは使わないでしょうから特定するには時間がかかるのかも知れません。
◇ 2009年1月8日 IBM 神奈川県授業料徴収システム関連情報流出の範囲拡大について (上に追記した弁護士さんのブログで知りましたので追加しました)
 『ファイル共有ソフトWinny(ウィニー)空間で検索及び入手可能な状態であることを確認いたしました』、ここで「空間」という言葉が使われている事が Winny の特質を示すものです。特定のホームページで見られるというものではない、流出データはインターネット空間をさまよい続けていると思えばよい。その空間は特定の国や組織に属するものでは無い、IBMが個人を特定して削除依頼を試みているのと同様に、それを権力が管理しようとしたら国民一人一人を管理するしか方法が無い。P2Pツール、Winny など発信者の特定が難しいファイル交換システムに権力側がなぜ神経をとがらせたか、著作権侵害はたんに口実に過ぎないと思える本質があります。
◇ 更新年月日・2008年12月26日 神奈川県教育財務課 授業料徴収システム関連情報流出に関する相談窓口を設置--神奈川県ホームページから直接入れます。
◇ 2008年11月20日 IBM 個人情報流出に関する追跡調査ならびに途中経過のお知らせ
◇ 2008年11月13日 IBM お客様情報流出に関するお詫びとお知らせ
Winny 裁判のことをここでは書きませんが、開発者の手を縛ってしまった司法の問題がこのように尾を引いていると私は思っています。この国は専門家よりも官に癒着し媚びる人々の勢力が強いので施策が曲がってしまうように思います。

IPA(独立行政法人情報処理推進機構
IPAが職員の情報流出で会見、過去の勤務先の業務情報も流出(2009/01/06)
IPA職員がファイル交換ソフト利用で、個人情報含む1万6000件を流出 (2009/01/06)
IPA職員による情報流出、西武百貨店の社員情報も流出(2009/01/08)
[続報]西武百貨店の社員データも流出、IPA職員のファイル交換ソフト使用で(2009/01/08)

これ以上コメントする事はありません。知られていない似たような事例は多数あるだろうと私は思っています。


求職状況、景況、甲府

2009-01-07 06:57:57 | 政治・社会

追記・2009-01-07 「生活保護の申請に市役所に行っても取り合ってくれない」、甲府市議会議員石原つよしさんのブログ、「街頭相談に参加しました」。 東京都千代田区役所の対応については1月5日の記事、年越し派遣村-続きに書いておきました。山梨県甲府市では役に立たない他都市の事例かも知れませんが、産経新聞は『千代田区は5日午前、区役所に特設の申請窓口を設置。職員ら約50人が炊き出しの用意をするなど、受け付けの準備に追われた。』と報じていました。記事は次のように続きます、『千代田区によると、同日朝までにファクスで申し込んだのは約230人。住所が日比谷公園になっていても、資産がないなどの受給資格が認められれば、生活保護費が支給される。面談を経て、通常は審査手続きに約2週間かかるが、1週間ほどに短縮することを目指している。』(産経新聞 2009.1.5 10:40)
今回の派遣村関連で記事を書くのは一段落したと思ったのですがこの部分だけ追記しました・・・何故だかとても口惜しい・・・何故だろう
追記の追記-石原さんと同じ日本共産党県議こごし智子さんはブログで2009年01月08日 緊急相談に参加して、同じ相談会のことを別な視点からお書きになっていました。下の方で「横内知事のご発言が少し企業サイドに寄り過ぎているような感じを私は受けます」と書いたのはあながち私の勘違いではないかも知れません。読売新聞山梨版も「雇用 街頭に切実な声」と記事にしていました。情勢は2月の山梨県や甲府市、年度最終議会まで待てないかも知れないですね。


引き続き雇用問題ですが、どうも気分が滅入って仕方ないのでブログでガス抜きしています(^o^)

関連検索でヒットした記事で、2009-01-02 反貧困が議論をリードした「朝まで生テレビ」 - 派遣法抜本改正・緊急支援含むセーフティーネットを が読めました。テレビ朝日のあの番組が新年早々にあったのは全く知らなかったので書かれている内容紹介で討論の様子が分かりました。この記事は長期間残ると思います。--追記・この番組に関して田原総一朗氏のコメント「経営者の考え方が基本から間違っている」 が分かりましたのでリンクしておきます。『大晦日に放送した『朝まで生テレビ』でもこの問題を取り上げたのだが、経団連にも番組に出演するようお願いをしていた。ところが、「われわれはテレビに出る義務も責任もない」と出演を断ってきた。』とのこと。
一方、仕事始め1月5日の山梨甲府の様子が各紙で読めましたが、こちらは短期間でインターネットからは消えてしまう運命にあるでしょう。「あの頃はこんな状況だったなぁ」と振返る日が来る事を祈りつつ引用させていただきたいと思います。私とプロバイダーOCNとの契約が途絶えなければという条件つきですが・・・(^_^;)

私は派遣という仕事形態を知りませんしサーチしたこともなかったのですが、人材派遣で働く山梨県の元気人支援サイト ハケン-おしごと.comに気付きました。今後も山梨県内にある同様なサイトを調べてみたいと思います。


職業安定所に2倍の求職者(NHK山梨のニュース 2009年1月6日)
景気の急速な悪化を受けて、県内の有効求人倍率が過去最悪になるなど雇用情勢が厳しさを増す中、甲府市の公共職業安定所には年明けから例年の2倍ほどの人たちが職を求めて訪れています。県内では2008年11月の有効求人倍率が過去最悪の0.7倍に落ち込んだほか、契約を打ち切られるなどして今年3月までに仕事を失う非正規労働者が702人に上っています。

「求職始め」に長い列 県内ハローワーク 元派遣社員ら例年の2倍(山梨日日新聞 2009年01月06日)

仕事始め工業団地閑散 ハローワークでは早朝から列(読売新聞山梨版 2009年1月6日)
官庁や企業の多くで「仕事始め」を迎えた5日、県内でも不況のあおりで業務開始を先送りする工場などが相次ぎ、工業団地は閑散とした雰囲気に包まれた。ハローワークでは早朝から職を失った多くの人たちが列を作り、雇用情勢の厳しさを物語っていた。

仕事始め:官公庁や民間企業で年頭訓示 景気、雇用に言及多く(毎日新聞山梨版 2009年1月6日)

「100年に一度」どう対処★求職者殺到(朝日新聞山梨版 2009年01月06日)
官公庁や県内企業の多くが「仕事始め」を迎えた5日、首長らは年頭訓示などで「100年に1度」とされる経済危機に立ち向かう決意を強調した。だが、雇用環境の改善を期待させる妙案に乏しく、県内各地のハローワークには、この日を待ちわびていた求職者が受け付け開始前から押し寄せ、深刻さをうかがわせた。

ハローワーク

ハローワーク甲府には午前8時半の始業前から、駐車場で入り口が開くのを待つ利用者の姿があった。午後2時ごろには敷地外まで利用者の自動車が長い列をつくった。 ハローワークによると、利用者数は例年の仕事始めに比べて2倍近く。パソコンで希望する職種を探したり、相談窓口で求職の相談を受ける人たちの姿が目立った。(山梨日日新聞)

甲府市のハローワーク甲府(甲府公共職業安定所)では仕事始めのこの日、午前8時半の受け付け開始前から求職者らが殺到。40台収容の駐車場はすでに満車で、求人情報を確認する35台の端末は、すぐに満席になった。担当者は「車内で暖を取る人もいた。年初からこんなに大勢の人が押し寄せるのは初めてではないか」と話す。1階フロアは終日、求職相談の順番待ちの求職者であふれた。(朝日新聞)

5日から今年の業務が始まった甲府公共職業安定所には、仕事を失った元派遣労働者など、新しい職を求める人たちが次々に訪れ、窓口の前には行列ができていました。(NHK)

ハローワーク甲府(甲府市)では、5日午前8時前から車が列を作り、8時半の業務開始と同時に40~50代の男性を中心にした約15人の求職者が駆け込んだ。(読売新聞)

甲府公共職業安定所によりますと、訪れる人の数は例年の2倍ほどで、さらに失業給付を受け取るための手続きに訪れた人も5日1日で通常の2倍近いおよそ70人に上ったということです。(NHK)
この状況について甲府公共職業安定所の萩原正人所長は、「年明け早々にこんなに仕事を求める人がいるというのは、過去に経験したことがない景気が回復してくれない限り、雇用情勢の先行きは全く見通せない」と話しています。(NHK)

被災者

去年、小売店を解雇されたという53歳の甲府市の男性は、「とても厳しく、仕事がみつからない。どんな職種でもいいのだが、求人がなくて困っている」と話していました。(NHK)
昨年末まで製造業大手の県内事業所で派遣労働者として働いていたという40代男性は、「派遣切りで退寮を余儀なくされた仲間もいる。製造業の仕事は少ない。政治や行政は現場を知ってほしい。とにかく1日でも早く仕事を見つけたいだけだ」と話していた。(朝日新聞)

南アルプス市小笠原の男性(46)は昨年11月まで、市内の製造会社に派遣社員として勤務。しかし、業績低迷を理由に契約更新を拒否された。現在も社員寮で生活するが、今月10日で立ち退かなければならない。男性は「アパートに住めるだけの蓄えがなく、寮付きの仕事を探している」と話す。しかし、条件に見合った仕事はなかなか見つからず「立ち退き後はどうしたらいいのか」と表情を曇らせていた。(山梨日日新聞)
南アルプス市の工業団地ではシャッターを閉じたままの工場が目立った。この日営業を始めた精密機器会社の社員は「受注激減で過去にないほど厳しい。大手企業の工場でも営業開始を1~3日ずらしたところもあるようだ」と話した。(読売新聞)
事務用品工場の派遣労働者だった笛吹市内の男性(41)は「年末に口頭で突然、『今月いっぱいで来なくていい』と言われた。やっと見つけた仕事をたった9か月で解雇された」と肩を落とした。(読売新聞)
精密機器工場の派遣労働者だった南アルプス市の男性(52)は「今年4月までの契約だったのに年末に電話一本で解雇を伝えられた。会社からは連絡はなく、問い合わせにも機械的な対応だ」と疲れた表情を見せた。(読売新聞)

雇用悪化は県内に多いブラジル人労働者も直撃している。甲府市内でラテン系定住外国人を支援するネットワーク(多文化共生を考える会)「ハート51」代表の加藤順彦さん(62)は「ブラジル人労働者の解雇は年末までは自動車関連企業が中心だったが、年明けから食品関連など業種に関係なく増えている。ブラジル人の間で『ブラジル人はみんなクビになる』といううわさが広まっている」と語る。(読売新聞)
中央市内でブラジル人向けのコンビニを2店舗経営する「フェニックスブラジル」社長の永沢アダンヒデオさん(38)は「解雇されたブラジル人は、帰国する航空機代だけで20万円以上必要だ。仕送りをしながらそんな蓄えがある人がどのくらいいるだろうか。こっちも客が減り先行きが不安だ」と表情を曇らせた。(読売新聞)

知事、経営者の年頭訓示

横内正明知事は今年初めての庁議で部長級以上の幹部職員18人を前に訓示。県政の最大の課題を不況対策と位置づけた。また、ドイツの哲学者ヘーゲルの言葉「ミネルバの梟は、黄昏に飛び立つ」を引用し、「新しい時代を開く知恵は停滞期にこそ生まれる。このような年こそ、明日の山梨を開く新しい知恵がたくさん生まれてほしい」と話した。(朝日新聞)
県庁では横内正明知事が、幹部職員を集めた庁議で年頭訓示を述べ、中小企業の資金繰り支援や雇用の確保など一連の不況対策に重点的に取り組むよう指示した。昨年は、職員の相次ぐ不祥事の後処理に追われた横内知事。今年は、矢継ぎ早に不況対策を講じて信頼を回復したいという思いがにじんだ。知事は「戦後最悪の不況下にあるといってもいい」と指摘。企業業績の悪化で県税収入の大幅な減少も予想されるとしたが、県債残高の削減など行財政改革については「着実に実施する」と強調した。(毎日新聞)

県警の仕事始め式では、宮城直樹本部長が幹部ら約150人に、「(世界規模の金融危機が)県内の治安にどのような影響を与えるのか、十分目配りをして職務にあたってほしい」と訓示した。(朝日新聞)
県警は恩賜林記念館(甲府市)で仕事始め式。幹部ら約130人を前に宮城直樹本部長が「金融危機が治安に与える影響について十分な目配りが必要」と訓示した。(毎日新聞)

甲府市の宮島雅展市長は、約160人の職員を前に、法人市民税や固定資産税の減少による市財政悪化への懸念を表明。「鋭気と個性、まことの心をもって厳しい時代を乗り切るために知恵を出し、汗を流して欲しい」と話した。(朝日新聞)
甲府市では宮島雅展市長が管理職約160人を前にあいさつ。市長は、今年度の税収が当初予算と比較して5億円、来年度も15億円減収となる「非常に厳しい状況」と述べ「知恵を出し、汗を流して市の発展に一層の寄与を」と呼びかけた。(毎日新聞)

企業経営者からは、社員らの士気を高める言葉が並んだ。山梨中央銀行の芦沢敏久頭取は集まった約300人の行員に「日本経済は、今後なお一層厳しい状況に陥る可能性がある」と見通しを述べたうえで、「地域企業の経営や資金繰りの安定に全力で取り組まなければならない」と語気を強めた。(朝日新聞)
山梨中央銀行(甲府市)でも芦沢敏久頭取が約300人の行員を前に「世界的な金融市場の混乱と不況が短期的に回復することは困難」と懸念を示し、「地域のリーディングバンクとして、地域企業の経営や資金繰りの安定に全力で取り組まなければならない」と述べた。(毎日新聞)
富士急行の堀内光一郎社長は「厳しい経済環境で我々に求められているのは何より成果だ」と述べた。(朝日新聞)
半導体製造装置メーカー大手、東京エレクトロンの子会社「東京エレクトロンAT」(韮崎市)では原功三社長が年頭のあいさつを行った。約150人の社員に「金融不安、円高、株安など、物の売れない環境が連鎖している」と厳しい状況が続くとの見通しを示したうえで「苦しい時にも希望を持って積極的に新しい取り組みをしてほしい」と訴えた。(毎日新聞)


定住外国人に影響が出ているという内容は私が読んだ限りの「年越し派遣村」情報には無かったことでした。山梨県国際交流協会サイトにPDFファイル、2008年秋号の機関誌があり、その3ページに多文化共生を考える会「ハート51」代表 加藤順彦さんの講演記録が掲載されています。
『ブラジルは住みやすかった。もともと移民の国、さまざまな人が暮らす環境は、外国人を受け入れやすい。国公立大学の授業料は無料、企業には退職金制度が義務づけられ、きちんと法律で守られている。毎月の給料の8% が社員の名義で積み立てられ、その積立を前払いで家のローンに当てることもできる。若者にとって将来に夢が持てるし、子どもを産み育てる環境が整っている。法律が個人をきちんと守ってくれていると思う。 ' 90年以降デカセギとして来日したブラジルからの若者たち。ゆるぎない発展を続け、成長軌道のブラジルへは帰国せず、このまま日本へ定住しようと方向転換している人たちが増えている。減っていく日本の人口を埋め、日本国内の労働力を担っているのが現実。日本語習得が生き残りのカギ。』
BRICsと呼ばれるほどの発展をしているブラジルから来て山梨に定住された方々にも影響している問題は、お国に任せておけない地域の課題だと感じました。・・・多文化共生については 甲府の七夕見物 でも書いています。 ウクレレタイムスには 多文化共生まちかど広場 の詳細な記録記事があります。加藤順彦さんのお名前がここにも出ています。

未曽有(みぞうゆう みぞう)の値上がりで200円も越えるかと思っていたのですが、最近はガソリンや灯油が値下がりしています。だからといって消費量を増やすという私の生活リズムは無いのですが気分的に楽です。
山梨県や甲府市の経済・財政政策の事は未だ不勉強ですが、横内知事のご発言が少し企業サイドに寄り過ぎているような感じを私は受けます。外部環境が冷えきった為に動けなくなった部分だけに熱を注入しても全体は温かくはならない、少しずつでもみんなが動き回れるような配分をする事で、その運動から発する熱で全体が温まってくる。動き回るには万一の場合の安全ネットがしっかり見えていることが必要だと感じます。

ミネルバの梟を飛び立たせるには例えパン一切れであろうと三度のメシは食えるという安全ネットの充実にあるのが現状かと思っています。不安に怯え腹が減っては梟も飛べないし、飽食でメタボな人々がパン一切れの生活に切り替えてスリムになると脳の方にも少しは血が回るでしょう--未曽有の事態に他都市の事例を見ながらでは手遅れ・・・(^o^)

これまでその人々のお蔭様で内部留保を潤沢に貯えたはずの企業が、目先短期の成果を求めて対処した結果が、派遣切り、期間工切りだったのでしょう。この時期、成果を上げようと煽るトップは発想を転換するべきと思います。高等数学モデルをコンピュータで動かした金融工学の本質も見抜けずに、楽して稼げると思っていた人々が公的支援に依存し自分達のエラーを 貸し剥がし、貸し渋り で対処するしか能が無い金融も同じようなものです。内部留保を将来のモノの為に使うのでは無く今の人の為に活かすことこそが企業の長期的な維持につながるはずです、人は城、人は石垣・・・仇は敵なりと甲州から発信する政策が日本を変えるかも知れません。