ICT工夫
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10月13日、よつびし総研さんが主催した「甲府まちづくりフォーラム2007」に参加した感想です。9時半開会というのが最近の私にはつらいところだったのですが参加してきました。無理して参加してよかった(^o^)

12日は第一部として「甲府中心部フットパス」が行われたそうです。13日の桜座では第二部としてゲストによる事例紹介、第三部の「ガチンコジウム」(シンポジウム)が行われました。「甲府中心部フットパス」については13日の予告と共に日本経済新聞甲信越版が報じました。

第二部冒頭で田村明さんの基調報告は、多彩なご経歴をへて「まちづくり」をご自身のやるべき仕事として確立され横浜市で行政の中に入って「まちづくり」をされたことなどを踏まえての凝縮されたお話でした。このフォーラムの参加者がほとんど学生さんでしたから、自らの天職を知る過程という点でも大変参考になったものと感じました。「都市計画」ではなく「街づくり」でもなく、「まちづくり」という表記に込められた想いからは、私のカテゴリー「街づくり」の表記も変えようかと考えたのですがそのままにしておきます。
「まち」という言葉に「市民の政府」という意味を含めて、そこに生きる人々のハードだけでなくソフトを含めた生活の全てという意味合いは、私のコンセプトと一致しています。第三部の最後の方で話がでたのですが、「むらづくり」は同質性を基調にしてまとまるものであり、「まちづくり」は異質なものが集まって一緒にやろうということだとする考え方には共感しました。

田村明さんのお名前は今回初めて知りました、私は街づくり問題についてその程度の知識です(^_^;) 岩波新書で3冊刊行されていることが分かりましたので、その他多数の専門書はオイトイテ、せめてこれくらいは読んでおきたいと決意したところです(^o^) 中公新書の「ヨコハマ」にも大変興味がありますが、こちらは絶版か。
NPO法人まちづくり協会で「現代まちづくり塾」の講義もあるようですが、甲府から出かけるのは大変だ。

まちなかの音楽祭
他のゲストの方々のお話は別な記事に書きます。
 このイベントに中心商店街の皆さんのご参加は無かったようですが、それはしかたなかったでしょう。第二土曜日は中央商店街の「ナイトバザール」ですし、今日は昼間から「甲府まちなかミュージックフェスタ 」の一環としてかすがもーるで「まちなかの音楽祭」なども行われ、大勢のお客さんが街に集まっていました。個々のお店では手が足りない状況もあるでしょう、個人商店では経営者、店長が店頭に立ってご商売をするというのもごく普通の姿です、そこは大型店との違いがあります。そのような状況でこのイベントに出かけることは無理では無いか?
しかし私は思います・・・このイベントに参加して欲しかったのはむしろこの地域に居住せずご商売もしていない「地権者」の人々、駐車場の経営者、甲府市中心市街地活性化事業に今関係している方々・・・目の前に見えなくて学生さんが広報するのは難しい対象かも知れませんが(私のようなキタリモンにも全く縁が無い)、しかるべき人々からのアドバイスがあれば出来たかも知れません。「異質な」学生さん達の熱意を受入れ共に考えるような「まち」こそが甲府活性化の可能性を示すものでしょう、甲府市が「むら」に留まらないために。


・・・ということで私はせっかく情報を掴んだ「甲府城と石切り場跡の見学会」はパスでした(^_^;)



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