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山梨県、知事記者会見(平成24年7月24日火曜日)が出ていたので走り読みしました。
県内マスメディアの記者さん達がどのような質問をしたかを確認したかったのです。
仕立券を知事に贈った方がどのような方か、私は全く知りませんし、知りたいとも思いません。しかし、その方が人事委員として適確な資質をお持ちだとは、私には思えないのです。

山梨県庁サイトに人事委員会のホームページがあり、「人事委員会とは」から仕事について分かります。
東京都人事委員会-「委員の紹介」ページには次のように書かれています。
 人事委員会は、人格が高潔で、地方自治のあり方及び民主的で能率的な行政運営や人事行政に十分な識見をもった3人の委員によって構成されています。  委員は、知事が都議会の同意を得て選任します。任期は4年で、議会の議員や都職員との兼職は禁止されています。
山梨県の「人事委員会とは」で解説されている法的な意味と、東京都の人事委員会が掲載している「業務の概要紹介」を併せて読むと、こりゃ大変な仕事だ!と思いました。
ごちゃごちゃ法律条文を説明されるより、このような仕事なので人格・識見がポイントだと説明されれば納得です。

昔からの友人で、盆暮れには贈り物を欠かさなかったような親密な相手でも、その彼が知事になった時点で、その慣習、付合い方を今後はどうすべきかを考えられる「見識」がなければ、こんな大仕事の人事委員としての適格性は無いでしょう。
今回の問題はそこんとこが一番のポイントじゃないですか?

ですから、横内知事に責任があるとすれば、この程度に不見識な人を人事委員に任命したこと。これに同意した議会にも何がしかの責任があるでしょう。
山梨県職員組合も何か申し入れをされたそうですが、この委員の任期中に県職員に関する人事委員会案件があったなら、その裁定について調べてみることも、お考えになったらいかがでしょうか。

ついでに、この記者会見で横内知事は記者質問の冒頭で、『リニア新駅の利用者数約12,300人は、適当な数字ではないかなという感じがいたしております。』と答えておられました。私は一瞬「おっ?」と思いましたが、続けて読んでいったら、「適当」は「適切」あるいは「妥当」と読み替えるべきものと分かりました。「その仕事はテキトウにやっておけ」という時の「適当」では無かった。
いやまったく、3.11以来、テキトウにやっているとしか思えない仕事ぶりを見せられてきて私の脳細胞はかなり汚染されている。

相手がどなたであれ、職業に貴賎は無く、聖域も無いと私は思っています。が、こんなブログ記事を書けるのは私が山梨県に縁も無い「流れ者」だからです・・・地域のシガラミの中にある方々はお読み捨てくださいませ。



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