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2010年07月02日UTY県内ニュースからの引用ですが、
燃料電池自動車の実用化に向けて山梨県は車に水素を供給する水素ステーション設置の可能性を探る本格的な調査を始めることが山梨燃料電池実用化推進会議で報告された。7月から10月まで山梨大学などと連携してエネルギーや交通関連企業への聞き取り調査など実施するとのこと。

山梨県のニュースで**委員会とか**審議会とかが見えた時に確認しているリンク集は次の二つです、
◎山梨県庁トップ > 県政情報・統計 > 計画・審議会等・プロジェクト > 審議会・審査会等 > 審議会 > 審議会等の情報提供(リンク集)
◎山梨県庁トップ > 県政情報・統計 > 計画・審議会等・プロジェクト > 審議会・審査会等
これらからでは「山梨燃料電池実用化推進会議」は分かりませんでしたが、「山梨燃料電池実用化推進会議」は平成21(2009)年6月2日に第1回会議-知事記者会見 平成21年8月26日でも質疑応答が記録されています。

「燃料電池 Fuel Cell」ページには記録してありますが、2010年02月10日付け-山梨総合研究所の News Letter Vol.139 『 エネルギー・地球環境問題の解決を目指す山梨大の挑戦 』 連載(1)『 燃料電池:開発の背景と現状 』by 【山梨大学クリーンエネルギー研究センター 燃料電池研究部門 内田 裕之・宮武 健治・野原 愼士】が掲載されています(PDFファイル 648KB)
以下の事も書かれています---FCV = Fuel Cell Vehicle

燃料の高圧水素ステーションの整備が進めば、利便性の面でFCV は大きなメリットを持つ。電池集積体(スタック)のコンパクト化や耐久性向上が進んでいる。2008 年3 月現在でFCV の導入台数は世界で数100 台規模、日本では50 台規模となっている。走行性能、信頼性、環境特性、燃費等の車両走行データが取得され、有効性・実用性が検証されつつある。2008 年には1 回の水素充填で830km の航続距離が達成された。クリーンで静かな走行という環境特性は言うまでもなく、加速性能はガソリ ン車を上回っている。2015 年を一般ユーザーへの普及開始年と位置付け、水素ステーションの整備計画のシナリオも発表されている(図3)

「水素ステーション」と言われるとなんだかすごく危険なように思えますが、上記PDFファイルの中では、『各社の家庭用燃料電池エネファーム』の説明中に「都市ガス、プロパンガス、灯油等から水素を取り出す燃料製造・精製装置インバータ(直流-交流変換装置)などが納められている」 と書かれています。
FCCJ 燃料電池実用化推進協議会のホームページで目次の「燃料電池について」をクリックすると水素ガスを直接供給するのでは無く、図では天然ガスを供給して「燃料改質装置」で水素を取り出す事が説明されています。
ホンダで実用化されているHonda FCXクラリティの仕様書を見ると車載は高圧水素タンクです。

なんだ、「水素ステーション」なんて呼んでもタクシーのLPGスタンドと同じじゃないかと考えてもよさそうに思えます。「水素ステーション」に大量に貯蔵されているのは天然ガスとか都市ガスとかで、お客様の需要に合わせて「燃料改質装置」を通して水素に変換して保存されている。東京ガス燃料電池アカデミーサイトから水素ステーションページとか、これを紹介したJHFC千住水素ステーションを見ると私にはそう思えます-「水素製造能力は乗用車1台分を約40分で製造で、大型バス2台または乗用車10台以上連続充填可能」と書かれています。

東京ガスの千住ステーションの事は前にどこかで読んだと思って探したら、6年前!「水素の時代-新政クラブ視察報告 東京ガス・2004年12月13日」でした。Webページの記録性にあらためて感銘を受けました。でもねぇ、私は「お化け」に弱くて燃料電池の解説はなんど読んでもすぐにメモリーから消えてしまいます(^_^;)



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