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平成22年7月30日、国土交通省のサイトで初めて気が付いた事業がありました。平成22年9月24日まで、平成22年度「手作り郷土(ふるさと)賞」を募集しています。
 全国各地において、その地域固有の自然や歴史、伝統、文化や地場産業等を貴重な資源として再認識し積極的に利活用した、魅力ある地域づくりの成功例が多く見受けられます。  このような地域の魅力や個性を創出している、良質な社会資本及びそれと関わりを持つ優れた地域活動を一体の成果として発掘・評価し、「手づくり郷土賞」として表彰することにより、好事例を広く全国紹介し、個性的で魅力ある郷土づくりに向けた取組が進むことを目指しています。  「手づくり郷土賞」は昭和61年度に創設され、平成22年度で25回目の開催となる国土交通大臣表彰です。 

そして関連ページを見ていたら、昭和62(1987)年に甲府市のかすがも~るが受賞していることを知りました。かすがも~るの昼間は歩行者天国に戻すのもありかもしれないと思います。(画像は過去の受賞記録ページに掲載されたPDFファイルのスキャンです、原本は鮮明に読み取れます)
Mlit_s62kasuga

この写真は右側の映画館の看板で分かりますが北から南方向を見たものです。「買い廻り性が高い商店街」と評価されています。最寄品、買回り品という区分がよく使われますが、この当時のかすがも~るの性格は最寄り品を扱うより岡島百貨店とも競い合う買回り品商店街という位置づけがされていたのでしょう。交通環境がどうだったかは私はわかりません。でもシャッター街として初めてこの街を知った私には、こういう素晴らしい歴史があったことに感銘を受けました。

買回り商店街としていつも人を引き付けている時に開催される歳時記イベントは大きな成果があると思います。しかし商店街の買回り性が薄くなり人が遠のいた時にもイベントで集客を考えるのは難しいのではないでしょうか。人は集まるが店内に入って来ないなら意味が無い。歩行者通行量は商店街経済力の指標とは異なると私は思います。
現在のかすがも~るや銀座通りが直面しているのは、どんなイベントをやるかではなく、ハイレベルな飲食街+買回り商店街として復権するか、最寄り品も揃っている歩いて楽しい平地のショッピング街としての魅力を打ち出すかの選択かも知れません。



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