ひろかずのブログ

加古川市・高砂市・播磨町・稲美町地域の歴史探訪。
かつて、「加印地域」と呼ばれ、一つの文化圏・経済圏であった。

瀧瓢水物語(22)  瀧家寄進の手水鉢

2016-10-21 06:24:36 | 瀧瓢水物語

     瀧家寄進の手水鉢

   昔から、高砂市や加古川市の海岸は「松どころ」つまり、松の名所として知られていました。

 曾根の松・高砂の相生の松・尾上の松、それに別府の住吉神社の手枕の松(たまくらのまつ)等を見て歩く「播州めぐり」というハイキングコースもありました。

 「手枕の松」は、広く知られた松でした。

 江戸時代、松巡りの旅で、ここにたくさんの旅人もあったようです。

 茶店もありました。「(別府)住吉神社」に来た旅人は、茶店で一服し松を見学したといいます。

 どんな話をしたのでしょうか。

 心地よい潮風がありました。白い砂浜と松の風景が、はるかに続いていました。

      手水鉢の銘

 「手枕の松」のすぐ近くに、現在新しい手水鉢(ちょうずばち)があります。

 あまり古い話ではありません。以前ここに古い手水鉢(写真)がありました。不思議に思って、その手水鉢を探しました。

 ありました。社務所の裏に移動して、保存されています。

 この手水鉢は、瀧家の寄進による手水鉢です。

 銘は、次のようです。

   元禄八年

     奉寄進

      施主 瀧市良左衛門

        二月 吉日

住吉神社へお参りの時は、この手水鉢も見学ください。(no3370)

*写真:上、瀧家寄進の手水鉢、 下、手水鉢の銘

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