ひろかずのブログ

加古川市・高砂市・播磨町・稲美町地域の歴史探訪。
かつて、「加印地域」と呼ばれ、一つの文化圏・経済圏であった。

なんなる(めずらしいお正月の行事)

2016-01-05 08:07:26 |  ・高砂市曽根・北浜町

     明けましておめでとうございます

 ことしも、「ひろかずのブログ」にお付き合いください。よろしくお願いします。

 今年は、楽しい(めずらしい)話題からブログ始めることができました。

 昨年の3月10日のブログで高砂市北浜町西浜の「なんなるの宮」を訪ねました。そのとき、1月3日に行われる楽しそうな(めずらしい)行事をのことを知りました。

 今年の1月3日には、ぜひ訪ねたいと計画していたところ、地域の自治会の役員の方のお世話で、この行事に参加させていただくことができました。

 参拝の方に写真の許可までいただくことができました。ありがとうございました。

 以下の「なんなる」の説明文は、役員さんからいただきました。

     なんなる(めずらしいお正月の行事)

  (高砂市北浜町)西浜では、昔から正月3日に大歳神社で「なんなる祭り」が執り行われる。

 前年に生まれた男の子を、大塩天満宮の宮司にお祓いをしてもらった後、鼻をつまんで泣かせ、「泣き声」を神様に聞いてもらい、ご加護を授かるという伝統行事である。

 古老の言い伝えによれば、西浜村に男の子が生まれると、この神社の境内に棲む魔物にさらわれるため、村民一同、困惑していた。

 よって、正月3日に、前年に生まれた全てのお男の子を参詣させ、鼻をつまんで泣かせて帰ることにしたら、その後、この災難は無くなったという。

 古来より村人はこの風習を「なんなる」と呼んで継承している。

 名の由来は、「泣き声を神様に聞いてもらい守ってもらったら災難がなくなるということから、縮めて「難が無くなる」、訛って「難無(なんのう)なる」、それを村人はさらに言いやすく「なんなる」と呼んだものと思われる。(no3072)

 *写真:「なんなるの宮」での行事。宮司(中村要さん)が、昨年生まれた赤ちゃんの鼻をつまみ泣かせているところ。

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