この日、初代の天皇・神武天皇は奈良の橿原で天皇になる儀式をしたという。
昭和15年(1940)は、その式典から数えて2600年目(皇紀2600年)にあたるという。
氷丘小学校の『創立80周年記念誌・くすの木』に、当時のようすを伝える1枚の写真が掲載されている。(この式典は、全国の学校で行われた)
この年は、日独伊三国同盟・大政翼賛会の結成等、日本は着実に戦争準備を整えていた。
皇紀2600年の式典も戦争に備えて、国民の意識を高め、団結を強める意味があった。
昭和16年12月8日、日本は真珠湾を攻撃し、無謀な戦争へ突入した。
少し付け加えておきたい。皇紀2600年の式典のあった、1940年をさかのぼること2600年前は、縄文時代であり、天皇は、もちろん存在しない。
あくまでも神武天皇は、神話(伝説)の世界での人物である。
*写真は、氷丘小学校『創立80周年記念誌・くすの木』より
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