ひろかずのブログ

加古川市・高砂市・播磨町・稲美町地域の歴史探訪。
かつて、「加印地域」と呼ばれ、一つの文化圏・経済圏であった。

コーヒー・ブレイク:『新野辺の歴史(第一巻)』発行(神戸新聞より転載)

2013-07-13 06:24:24 | 黒田官兵衛

きょうの神戸新聞で新野辺の祭りと冊子『新野辺の歴史(第一巻)』のことが大きく取り上げられました。以下は神戸新聞の記事からの転載です。

  冊子『新野辺の歴史(第一巻)』発刊(神戸新聞より)

9db22bd5兵庫県加古川市別府町新野辺の住民らでつくる新野辺まちづくり協議会(梅田和義会長)が、地域史をまとめた冊子「新野辺の歴史・第1巻」を発刊した。合わせて、同地区にある住吉神社の改築を終え、中止していた夏祭りを13日、約15年ぶりに復活させる。梅田会長は「新しくこの地域に住み始めた人が町になじむきっかけになれば」と話している。(井上 駿)

 同協議会は昨年6月に発足。国登録文化財で、老朽化が著しい江戸後期の大庄屋の邸宅「大歳家住宅」の保存活動に取り組んできた。

 「新野辺の歴史」は、地元の歴史や文化を住民らに広く知ってもらおうと企画。執筆には地域史家飯沼博一さん(70)や、同住宅に残る古文書を研究している関西学院大学職員の羽田真也さんらが協力した。

 昨年79月、自身のブログで「新野辺を歩く」と題して82回連載した飯沼さんの記事を中心に冊子を編集。住吉神社の講を中心とした集落で、江戸時代から新田開発や水利事業を進めてきた歴史を中心に紹介している。

 飯沼さんによると、塩害や干ばつに苦しむことが多く、1882(明治15)年には暴風雨で堤防が決壊し、稲作が壊滅的な被害を受け、北海道への移住計画も浮上したという。「先人が苦しみながら歩んできたからこそ取り決めが多く、貴重な古文書が多く残っている」と考察する。

 同神社では毎年恒例の夏祭りがあったが、社殿が古くなって中止し、玉垣も倒れた状態になっていた。同協議会が今年3月から、地元企業の協賛を得て改築、12日に完了した。

 13日午後5時から開催される夏祭りでは、餅まきを行い、露店が出る。同協議会副会長の山口賢一さん(72)は「神社を再び、夕涼みで地域の人たちが顔を合わせるような、にぎわいの場にしたい」としている。

 冊子は同協議会が300円(印刷代)で販売。山口さんTEL0794351818

(井上 駿)

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