明治の初期の各村々の田畑、山林原野そしてそれらの地価、人口等をまとめた書籍である。
明治15年の出版である。
内容は、それに先立つ数字である。
人口・戸数は、明治14年調べである。
明治14年は、明治時代といいながら村のたたずまいは、江戸時代を引きずっている。
江戸時代から、明治の初期の白沢の人口を見ておきたい。
◇白沢新村(現:白沢)の人口(明治14年調べ)◇
戸数 17戸
人口 74人
なお、上荘町の他の村々の人口・戸数(明治14年調)は、次のようである。
戸 数 人 口
小野村 92戸 433人
薬栗村 100戸 437人
見土呂村 89戸 403人
都染村 72戸 317人
井ノ口村 58戸 250人
国包村 226戸 950人
白沢は、上荘の他の地区と比べても特に小さな村であった。
これらの数字から、明治・江戸時代の白沢村を想像ください。
*写真は、現在の白沢周辺の風景