加古川の河口辺りから、上流へ気ままな散歩をしてみたい。
内容は、「加古川の流れと、その界隈に住んだ人・事件を追ってみようかな」と思っている。
特別な構想があるわけではない。
どんな結末になるか、私も楽しみにしている。
今年のある新年会で、坂田月代さんから、一冊の詩集『天使の素足(はだし)』をいただいた。
その詩集に、組曲「加古川」がある。
加古川の流れを歌った、この素晴らしい「詩」の序章「播磨の川よ」を読むことから、散歩をはじめたい。
序章に続く、「組曲」は別の機会に紹介したい。
播磨の川よ
(一) 一本の川は いくすじの涙のあとのように
蛇行し 歴史を刻み今に至る
なつかしき その西光は水面を遊び
静かに静かに微笑む その名は加古川
(二) 山から海へ いくすじの狼煙のあとのように
流をかえて 未来をみとおす
いとおしき その明日は危ぶまれて
眩しく眩しく光る その名は加古川