ひろかずのブログ

加古川市・高砂市・播磨町・稲美町地域の歴史探訪。
かつて、「加印地域」と呼ばれ、一つの文化圏・経済圏であった。

平岡探訪:いなみ野学園誕生

2006-12-06 15:27:06 |  ・加古川市平岡町

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  一昔前、お年よりは村では長老と呼ばれ、物知りで尊敬されていた。

  時代は、急速に変化している。お年よりも技術の変化に対応し、また、趣味を深めるために多くのお年寄りが、学習を再開されている。

  そのための大学が、平岡町(加古川市)にできた。

  本格的なお年寄りの学習への取り組みが全国に先がけて、平岡からはじまった。

  「いなみ野学園」である。

  この学校は、昭和44年7月1日、県立農業高校講堂で、その産声をあげた。

  開校式の模様を、翌日の新聞は次のように報じた。

  「・・・・お年寄りに生きがいを」と兵庫県教委は、旧兵庫農大加古川農場跡に老人大学「いなみ野学園」を開設し、1日午前11時から、近くの県立農業高校講堂で開校式が行われた。・・・新しい時代の知識、技術を学習、社会活動に参加することによって、生きがいのある生活を創造しようと、全国に先駆けて開設したもので、雨の中を県下各地から60才から85歳までの「学生」381人が集まって開式した。

  ・・・・学部は、研修部と実習部の二つで、研修部は教養科目と専門科目に分れ、専門科目は、さらに園芸、造園、家畜、家きん、昆虫・魚、機械、土木、食品、社会福祉のコースに分け、県立農業高校教諭をはじめ、テーマによっては学外の専門家を招く・・・」

  今、お年寄りが元気である。

コメント
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