<神戸新聞(11月11日・日の5面)より>
原発に問題 地域の視点
この欄を担当することになり、今まで見出しか見なかった記事にも目を通すようにしています。
いま、少々憂鬱になっています。尼崎の殺人事件、選挙目当てばかりが目立つ与野党間の駆け引き、不景気等など暗いニュースが、あまりにも多すぎます。
新聞記事は、その社会の反映であり仕方のないことかもしれません。
例年なれば、阪神ファンにとってタイガースの話題が、いっぷくの清涼剤ですが、今年ばかりはそれもありません。
そうした中、社説を注目して読んでいます。
神戸新聞の社説を読んでいると元気になります。というのは、気がつかなかった問題点の指摘があり、論調が「まさに正義の味方」と感じるからです。
原発の問題を例にします。
10月25日の社説では、「・・・大飯原発は応急的な津波対策だけで運転している状態であり、福島の教訓を反映した周辺住民の避難計画も出来ていない。いったん停止すべきである。そもそも電力予測が過大だっただけでないか。節電期間が終わった後にそんな疑問を抱いた人も少なくないだろう・・・」と、現状での原発の停止をきっぱりと訴えています。
読者としては、頼もしく読みました。一読者としてエールを送りたい。
原発の問題は、今まで経験をしたことのない性格の問題であり、これからも気が遠くなるような長期間付き合わなければならない問題です。
また、昨年の3・11以来、阪神淡路大震災の経験を生かし、東北の被災地といろんな協力・支援・交流が積極的に為されているようすが継続して掲載されており、神戸新聞に共感を強く感じます。
さらに、期待したいことは、「地域に根差す視点」で、さらに現地・福島の現状について、地方版(私の場合・東播版)を見ているような身近に感じられる記事を期待したい。特に子どもの声を聞きたい。
ところで、11月の神戸新聞では、ぜひ取り上げておかなければならないのは「神戸新聞NEXT(ネクスト)」でしょう。私も早速申し込みました。
最近目が悪なりました。拡大して、本紙と合わせ読んでみます。
青年の頃にお世話になった地方の話題も懐かしく感じられる歳になりました。
学校を卒業しての最初の赴任地は淡路の津名郡(現:淡路市)富島にある淡路農業高校(現:淡路高校)でした。
懐かしい思い出の地域の記事を楽しみにしています。知っている人も多くいます。懐かしい人の活躍を見つけたら電話でもしてみます。
「お元気そうですね・・・」と。
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