久しぶりに楽器の話です。以前から、「カホン」という楽器が気になっていました。木の箱に穴をあけただけの打楽器で、最近演奏する人が増えているようです。
楽器屋さんでは見たことありますが、実際に演奏されているのは見たことありません。ところが、先日大阪のある公園で数人のグループが練習していました。
写真のように、箱の上に座って手で叩くだけのシンプルな楽器です。見た目よりもいい音で、遠くまで響きます。
私も打楽器が大好きで、小さい頃はお祭りの太鼓を、高校ではバンドでドラムを叩いていましたし、大人になってからもラテン系のロックを聴いたりしていました。
練習の演奏を聞いているだけでウキウキしてきます。断って写真を撮っていると、彼らがパンフレットをくれました。
それによると、発祥はペルーで、「カホン(Cajon)」とはスペイン語で「箱」とか「小さなタンス」の意味。
ペルーに連れて来られたアフリカ人たちが太鼓を叩いて踊っていたところ、反乱を恐れたスペイン人が太鼓を禁止したため、船の積み荷の箱を叩き始めたのが始まり。その後、フラメンコのギタリストであるパコ・デ・ルシアが、ペルーを訪れた際に出会って持ち帰ったことから欧米に広まったとのこと。
帰宅後にさらに調べると、予想通り木の種類によって音が違うようです。特に打面の板材によって音質が変わるそうです。
例えば、バーチ(カバ)は音に丸みがあり、よく振動するので独特の残響音。メイプル(カエデ)は高音域で、音の立ち上がりがパワフル。オーク(ナラ)は図太い音。
カバやナラが楽器に使われることは少ないでしょうが、カエデはバイオリンの裏板にも使われます。また、ギターやバイオリンの表板に使われるスプルース(トウヒ)もカホンに使われるそうで、やはり楽器に向いた木は絞られてきます。音響特性など音との相性がいいんでしょうね。
楽器屋さんでは見たことありますが、実際に演奏されているのは見たことありません。ところが、先日大阪のある公園で数人のグループが練習していました。
写真のように、箱の上に座って手で叩くだけのシンプルな楽器です。見た目よりもいい音で、遠くまで響きます。
私も打楽器が大好きで、小さい頃はお祭りの太鼓を、高校ではバンドでドラムを叩いていましたし、大人になってからもラテン系のロックを聴いたりしていました。
練習の演奏を聞いているだけでウキウキしてきます。断って写真を撮っていると、彼らがパンフレットをくれました。
それによると、発祥はペルーで、「カホン(Cajon)」とはスペイン語で「箱」とか「小さなタンス」の意味。
ペルーに連れて来られたアフリカ人たちが太鼓を叩いて踊っていたところ、反乱を恐れたスペイン人が太鼓を禁止したため、船の積み荷の箱を叩き始めたのが始まり。その後、フラメンコのギタリストであるパコ・デ・ルシアが、ペルーを訪れた際に出会って持ち帰ったことから欧米に広まったとのこと。
帰宅後にさらに調べると、予想通り木の種類によって音が違うようです。特に打面の板材によって音質が変わるそうです。
例えば、バーチ(カバ)は音に丸みがあり、よく振動するので独特の残響音。メイプル(カエデ)は高音域で、音の立ち上がりがパワフル。オーク(ナラ)は図太い音。
カバやナラが楽器に使われることは少ないでしょうが、カエデはバイオリンの裏板にも使われます。また、ギターやバイオリンの表板に使われるスプルース(トウヒ)もカホンに使われるそうで、やはり楽器に向いた木は絞られてきます。音響特性など音との相性がいいんでしょうね。
カホンは私の知り合いで作るのがうまくてよく森林ボランティア関係のイベントで披露している人がいますが、全国的にも流行っているというか広まっているものなのですね。
材によって音が違うのは予想できますが、普通にホームセンターで板を買えるのではないものは入手が大変かもしれないですね。
ネットで調べると、メーカーというか工房がいろいろあります。板材もセレクトできるようになっていて、塗装仕上げも選べるようになっています。それだけ需要があるということでしょうね。
なお、記事に「ラテン系のロックを聴いていた」と書いたのはサンタナのことです。