写真の樹は、いつもの散歩コースの奥にあるツブラジイです。かなりの巨木で、枝の張り方が面白いので、前を通るとしばらく見とれています。
実が丸いので「円ら椎」ですが、葉が小さいのでコジイとも言います。ツブラジイとよく似た樹にスダジイがあり、一般的にはまとめてシイノキと呼ばれています。
「ツブラジイとスダジイは同じものだから分ける必要はない」と言う学者もいます。でも、いつも散歩しながらツブラジイとスダジイを見ていますが、葉も実も大きさが違って、同じ樹種には思えません。
(左がツブラジイ、右がスダジイ)
椎の実はフライパンで炒って食べられます。昔から食料として利用されてきました。
この椎の実で有名な和歌があります。「のぼるべき たよりなき身は 木のもとに 椎を拾いて 世をわたるかな」。昇進するコネがないので、私は木の下で椎(四位)を拾っています。
源頼政(みなもとのよりまさ)がまだ従四位の身分だったころ、椎と四位を掛けて、昇進への思いを歌ったものです。この歌のおかげで頼政は従三位を与えられたそうですから、駄洒落もバカにできません。
ツブラジイは狂いやすく割れやすいのでパルプか薪炭材、スダジイも九州地方で鉄道の枕木に使う程度で、木材としてはどちらもあまり優秀ではないそうです。
実が丸いので「円ら椎」ですが、葉が小さいのでコジイとも言います。ツブラジイとよく似た樹にスダジイがあり、一般的にはまとめてシイノキと呼ばれています。
「ツブラジイとスダジイは同じものだから分ける必要はない」と言う学者もいます。でも、いつも散歩しながらツブラジイとスダジイを見ていますが、葉も実も大きさが違って、同じ樹種には思えません。
(左がツブラジイ、右がスダジイ)
椎の実はフライパンで炒って食べられます。昔から食料として利用されてきました。
この椎の実で有名な和歌があります。「のぼるべき たよりなき身は 木のもとに 椎を拾いて 世をわたるかな」。昇進するコネがないので、私は木の下で椎(四位)を拾っています。
源頼政(みなもとのよりまさ)がまだ従四位の身分だったころ、椎と四位を掛けて、昇進への思いを歌ったものです。この歌のおかげで頼政は従三位を与えられたそうですから、駄洒落もバカにできません。
ツブラジイは狂いやすく割れやすいのでパルプか薪炭材、スダジイも九州地方で鉄道の枕木に使う程度で、木材としてはどちらもあまり優秀ではないそうです。
シイの類はこちらにはまったくないですね。
小学生の頃、上野公園によく行っていて、そこでどんぐりが落ちてたのですが、
今思うとそれがシイだったような気がします。
正確には公園の前のお寺の周りによく落ちてました。
私の散歩コースは典型的なシイカシ林で、冬でも落葉しないので薄暗いです。
そんな場所なので、シロハラやルリビタキがウロウロしています。