タイトルを見て「室町時代あたりに創業した老舗の話かな?」と思ったでしょう? なかなか。鎌倉時代も平安時代も通り越し、さらに奈良時代を遡って飛鳥時代の578年に創業した企業が大阪にあります。名前は金剛組、業種は宮大工。
聖徳太子が四天王寺を建立するために百済から建築技師を招いたのが始まりという、古~い企業です。日本には100年以上続く企業が5万社あり、その中で1430年続く金剛組は世界最古の企業だそうです。
(世界最古の企業が建てた四天王寺)
創業以来、江戸時代までは四天王寺のお抱え宮大工として数多くの塔頭を建設しています。また、四天王寺は戦火や自然災害によって7度の焼失に見舞われましたが、その度に金剛組が再建。1934年の室戸台風で倒壊した五重塔(上の写真)も再建しています。
1955年に株式会社化し、創業以来の個人企業体制が終了。さらに現在は高松建設の傘下に入り、実質的には金剛家の経営ではありませんが、相談役の現当主は39代目。100人以上の宮大工を擁し、日本全国の神社仏閣や城郭の再建・修理、さらに山車やだんじり、神輿の修理・新調を手がけています。
(金剛組の本社ビル)
本社は四天王寺のすぐ横にあります。「木工現場が見られるかな~」と期待してノコノコ出かけましたが、普通のオフィスビルしかありませんでした。作業場は別の所にあるようです。残念!
金剛組のwebサイトはこちら
聖徳太子が四天王寺を建立するために百済から建築技師を招いたのが始まりという、古~い企業です。日本には100年以上続く企業が5万社あり、その中で1430年続く金剛組は世界最古の企業だそうです。
(世界最古の企業が建てた四天王寺)
創業以来、江戸時代までは四天王寺のお抱え宮大工として数多くの塔頭を建設しています。また、四天王寺は戦火や自然災害によって7度の焼失に見舞われましたが、その度に金剛組が再建。1934年の室戸台風で倒壊した五重塔(上の写真)も再建しています。
1955年に株式会社化し、創業以来の個人企業体制が終了。さらに現在は高松建設の傘下に入り、実質的には金剛家の経営ではありませんが、相談役の現当主は39代目。100人以上の宮大工を擁し、日本全国の神社仏閣や城郭の再建・修理、さらに山車やだんじり、神輿の修理・新調を手がけています。
(金剛組の本社ビル)
本社は四天王寺のすぐ横にあります。「木工現場が見られるかな~」と期待してノコノコ出かけましたが、普通のオフィスビルしかありませんでした。作業場は別の所にあるようです。残念!
金剛組のwebサイトはこちら
この企業にはこれからも「永久に不滅」であってほしいですね。
確かな技術力があるようなので、大丈夫かなとは思います。
伝統建築は、木材の確保や技術の継承など、困難なハードルがたくさんあると思います。千年も二千年も続いて欲しいです。