昨年12月、続けざまに気になる情報に接しました。一つは、四国各地の神社でご神木が次々に枯れたというニュース。
しかも、根元にはドリルで穴があけられ、除草剤が注入されていたとのこと。何者かが意図的にご神木を枯れさせたわけです。その後、いくつか神社には材木業者が売買を持ちかけてきたそうです。
ある神社は、枯れたヒノキ2本を合計550万円で売却契約を結んだ後、除草剤が検出されたため売買を中止。枯れた原因に不審な点があるとして、契約の無効を求める訴訟を起こしています。
何という罰当たりなことをするんでしょう。
宇治上神社のご神木(ケヤキ)は大丈夫です
もう一つは、オーストラリア国立大学の研究者が「世界各地で巨木が減少している」とアメリカの科学誌『サイエンス』に発表したこと。
特に減少が著しいのは、オーストラリアのマウンテンアッシュ、アメリカのセコイア、タンザニアのバオバブ。例えば、セコイアが林立するヨセミテ国立公園では、1930年代から1990年代の間に巨木の密度が24%低下したそうです。
山火事による大量焼失に加え、山火事がない年でも通常の10倍のスピードで減少し続けているとのこと。その理由として、急激な気候変動による干ばつや気温上昇に加えて、木材や農業用地の確保を目的とした森林伐採が重なっていることを上げています。
理由は異なりますが、日本でも世界でも巨木が姿を消しているというニュースに接して、気持ちが暗くなりました。
しかも、根元にはドリルで穴があけられ、除草剤が注入されていたとのこと。何者かが意図的にご神木を枯れさせたわけです。その後、いくつか神社には材木業者が売買を持ちかけてきたそうです。
ある神社は、枯れたヒノキ2本を合計550万円で売却契約を結んだ後、除草剤が検出されたため売買を中止。枯れた原因に不審な点があるとして、契約の無効を求める訴訟を起こしています。
何という罰当たりなことをするんでしょう。
宇治上神社のご神木(ケヤキ)は大丈夫です
もう一つは、オーストラリア国立大学の研究者が「世界各地で巨木が減少している」とアメリカの科学誌『サイエンス』に発表したこと。
特に減少が著しいのは、オーストラリアのマウンテンアッシュ、アメリカのセコイア、タンザニアのバオバブ。例えば、セコイアが林立するヨセミテ国立公園では、1930年代から1990年代の間に巨木の密度が24%低下したそうです。
山火事による大量焼失に加え、山火事がない年でも通常の10倍のスピードで減少し続けているとのこと。その理由として、急激な気候変動による干ばつや気温上昇に加えて、木材や農業用地の確保を目的とした森林伐採が重なっていることを上げています。
理由は異なりますが、日本でも世界でも巨木が姿を消しているというニュースに接して、気持ちが暗くなりました。
悪知恵というのか、そんなエネルギーがあれば、まともに商売すればいいのにと思います。
後者については、「巨木が増えていることはないだろう」とは思っていましたが、こんなスピードで減っているとは意外でした。
ご神木ではなくてもひどいことすると思うのですが・・・言葉にならないですね。
後者については、伐採で減るのは理由としては理解できる(推奨するわけではありませんもちろん)のですが、自然現象としても減っているのは気がかりです。
巨樹はすぐには育てられないですから、ほんと気持ちが重くなりますね。