野山を歩くと、どこかで必ず写真のような枝を見かけます。葉と葉の間にでっぱり(翼)があるのが特徴で、こんな葉はヌルデ以外にありません。
聖徳太子は、政敵の物部守屋と戦う際、このヌルデの木で四天王の像を刻んで旗頭に立て、戦勝を祈願して「勝てば寺院を建てて仏法の普及に努める」と誓いました。見事に勝利を収めたので、ヌルデを勝軍木(カツノキ)と呼ぶようになったそうです。そして、約束どおり建てたのが大阪の四天王寺。
この聖徳太子の話と関係があるのかどうか、お寺の護摩木にもヌルデが使われます。インドではインドボダイジュが護摩木にされるそうですが、中国や日本にはないので、同じように白い汁を出すヌルデが代用されたようです。
白い汁を出す、と書きましたが、ヌルデはウルシ科。漆の材料にはなりませんが、この樹液を器具などに塗ったことからこの名が付いたと言われています。ウルシの仲間ですが、普通の人なら触ってもかぶれるようなことはありません。
聖徳太子の話にあやかったのでしょう、武田信玄はヌルデで太刀を作って戦いに勝ったという話も伝わっています。
聖徳太子は、政敵の物部守屋と戦う際、このヌルデの木で四天王の像を刻んで旗頭に立て、戦勝を祈願して「勝てば寺院を建てて仏法の普及に努める」と誓いました。見事に勝利を収めたので、ヌルデを勝軍木(カツノキ)と呼ぶようになったそうです。そして、約束どおり建てたのが大阪の四天王寺。
この聖徳太子の話と関係があるのかどうか、お寺の護摩木にもヌルデが使われます。インドではインドボダイジュが護摩木にされるそうですが、中国や日本にはないので、同じように白い汁を出すヌルデが代用されたようです。
白い汁を出す、と書きましたが、ヌルデはウルシ科。漆の材料にはなりませんが、この樹液を器具などに塗ったことからこの名が付いたと言われています。ウルシの仲間ですが、普通の人なら触ってもかぶれるようなことはありません。
聖徳太子の話にあやかったのでしょう、武田信玄はヌルデで太刀を作って戦いに勝ったという話も伝わっています。
ヌルデはきれいに紅葉するので、近いうちに記事にする予定です。
ヌルデについては、いろいろな楽しい話があるのですが、
それもその時に(いつももったいぶってますが・・・)。
ところで、ヌルデを図鑑で見ると、分布域に「インド」も書いてあって、
なんだか不思議な木だな、と思っていました。
ちなみに私はウルシでも被れないのですが(今のところ)、
ヌルデは一応、被れる人もいますと、いつも人には説明しています。
そうですか、ヌルデでかぶれる人もあるのですか?
私はしょっちゅう葉に触ったり、虫えいを割って塩味を確かめたりしたことありますが、どうもなかったです。どこかの図鑑にも「かぶれない」と書いてあったのですが・・・。
人によって違うのでしょう。敏感な人は反応するかも知れませんね。
ありがとうございました。
この地方では、集落に不幸が有った時など葬儀が終わってから「念仏」を揚げるのですが、30人ぐらいが輪になって大きな数珠を廻しながら「南無阿弥陀仏」と唱えます、その際の数珠がこのカヅノキで出来ているそうです。
ヌルデは確か、woodyowakuさんがツリーウォッチングに目覚めた樹でしたよね?
私も最初の頃に覚えた樹でした。翼があって覚えやすいですからね。