3年前に京阪電車の宇治駅を「ツバメの楽園」としてご紹介しましたが、今年は「関西の駅のツバメの巣を調査しよう」という呼び掛けがあったので、それに応じて久しぶりに観察してきました。
ツバメの巣は4個あり、そのうち2個でそれぞれ3羽のヒナが確認できました。その一つが下の動画。コシアカツバメの巣も6個ありましたが、うち2個はスズメが使っていました。
さて、ツバメと言えば、女性にとって年下の愛人を「若いツバメ」と表現します。なぜだろうと思って調べたら、おもしろいことが分かりました。
大正時代に日本の女性解放運動をリードした平塚らいちょうが若い画家と親しくなり、運動グループの中で問題になりました。気の弱いその画家は自分をツバメに例えて、「池の中で水鳥たちが仲良く遊んでいるところに、一羽の若いツバメが飛んできて大騒ぎになりました。池の平和のために若いツバメは飛び去ります」という手紙を残して実家に帰りました。
この一件以来、年下の男性の愛人を「若いツバメ」と呼ぶようになったそうです。
その後、平塚らいちょうは「ツバメなら春になれば帰ってくるでしょう」と返事を出し、彼を呼び戻して二人は共同生活を始めたとか。平塚は先進的な考えを持つ女性でしたから、普通の結婚ではなく事実婚を実践したのでしょう。
なお、「らいちょう」という名前は「雷鳥」とも書きます。気高く美しいライチョウに憧れてペンネームにしたということです。
ライチョウとツバメが恋人になったわけですが、実際の鳥の世界ではライチョウが生息するような高山にいるのはアマツバメでしょうね。
ツバメの巣は4個あり、そのうち2個でそれぞれ3羽のヒナが確認できました。その一つが下の動画。コシアカツバメの巣も6個ありましたが、うち2個はスズメが使っていました。
さて、ツバメと言えば、女性にとって年下の愛人を「若いツバメ」と表現します。なぜだろうと思って調べたら、おもしろいことが分かりました。
大正時代に日本の女性解放運動をリードした平塚らいちょうが若い画家と親しくなり、運動グループの中で問題になりました。気の弱いその画家は自分をツバメに例えて、「池の中で水鳥たちが仲良く遊んでいるところに、一羽の若いツバメが飛んできて大騒ぎになりました。池の平和のために若いツバメは飛び去ります」という手紙を残して実家に帰りました。
この一件以来、年下の男性の愛人を「若いツバメ」と呼ぶようになったそうです。
その後、平塚らいちょうは「ツバメなら春になれば帰ってくるでしょう」と返事を出し、彼を呼び戻して二人は共同生活を始めたとか。平塚は先進的な考えを持つ女性でしたから、普通の結婚ではなく事実婚を実践したのでしょう。
なお、「らいちょう」という名前は「雷鳥」とも書きます。気高く美しいライチョウに憧れてペンネームにしたということです。
ライチョウとツバメが恋人になったわけですが、実際の鳥の世界ではライチョウが生息するような高山にいるのはアマツバメでしょうね。
やはり、当初はその程度の情報だったのですか。では、私の観察もムダではなかったのですね。
ツバメの巣は駅舎の入口あたり、コシアカツバメは内部の高い天井にありました。
コシアカツバメがスズメを追い払っていたので、巣の乗っ取りが恒常的に行われているのでしょうね。
そういえばなんで若い男性をつばめと呼ぶか、なるほどそういう由来がはっきりと分かっているんですね。
プッチーニのオペラで「つばめ」というのがあるんですが、私は内容は知らず、若い男性に恋い焦がれる女性の話だと勝手に思い込んでいましたが、どうやらそれは間違いのようですね(笑)。
多分、平塚の恋人の若い男性は、そのプッチーニの「つばめ」のことを知っていて、自分をツバメに例えたのではないでしょうか。