樹樹日記

じゅじゅにっき。樹木と野鳥に関する面白い話をご紹介します。

赤い鳥

2013年01月17日 | 野鳥
前回、干支の名前の樹木をご紹介しましたので、「鳥の名前はどうだろう?」と調べてみたら、日本で見られる種類では虎(トラツグミ)と犬(イヌワシ)、そして猿しか見当たりませんでした。
「猿子」と書いて「マシコ」と呼び、猿の顔の色からベニマシコ、オオマシコ、ギンザンマシコなど赤い鳥の名前に使います。
ベニマシコはこの近辺でも時々見られますが、オオマシコとギンザンマシコにはまだ出会ったことがありません。下の動画は宇治川の河川敷で撮影したベニマシコ。赤いのはオスだけで、メスは地味な褐色です。



ベニマシコとまぎらわしいアカマシコという小鳥もいて、時々日本にやってくるそうですが、私はみたことありません。
顔やお尻が赤いのはニホンザルの特徴で、学名も「赤い猿」という意味だそうです。前回も書きましたが、赤い色を猿の顔に例える昔の人の言語感覚には脱帽します。日常的に猿と出会っていたから、「猿=赤」というアイコンができ上がったんでしょうね。
コメント (2)
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