9月23日~25日の3連休、タカの渡りを観察するために宇治市と大津市の境にある山に通いました。この時期、日本で繁殖したタカが東南アジアへ帰るので、その飛翔を見るためにバードウォッチャーは全国各地の観察ポイントに集まります。
多い日には数千羽飛ぶこともありますし、1日見上げていても数十羽しか飛ばない日もあります。天候や気流、風向きによって変わるので、ギャンブルみたいなものです。
バードウォッチャーが歓声を上げるのは、タカ柱ができたとき。数十羽のタカが上昇気流に乗って旋回しながら上空へ上がっていくことを「タカ柱」と呼びます。下の動画は20羽くらいのタカ柱。
この時期に渡っていくのは、サシバとハチクマという2種類のタカ。その姿を動画で撮影しましたが、これが難しい。
まず、動く被写体を1分程度フレームに入れ続けるのが難しい。ズームアップするとブレる。ズームダウンすると被写体が小さ過ぎてAFが効かない。三脚では頭上を飛ぶタカが追えない。
急遽、60度ほど傾斜のある平たい岩に寝そべって、手持ちで撮ったのが下の動画。まず、サシバ。カラスくらいの大きさのタカです。
次は、トビくらいの大きさのハチクマ。青い空や白い雲を背景に、大きな翼を広げて悠々と飛ぶ姿を見ていると感動します。
結局、23日は450羽、24日は407羽、そして25日は今期最高の1261羽のタカをカウント。天気もまずまずで、気持ちよくホークウォッチングできました。