今年の春に「散歩コース名木10選・花木編」として5本の樹を採り上げました。その続編として緑樹を5本選びましたが、うち2本が伐採されてしまいました。代役が見つからないので、ベスト3としてご紹介します。
まず、あるお宅の庭にあるアカマツ。庭木として植えるのはクロマツが多い中、このアカマツは目立ちます。しかも樹高が高く、きちんと手入れされているので、散歩のたびに見上げています。
お寺や神社の庭園では、外側にクロマツを植え、内側にアカマツを植えるとか。それは、海岸部にはクロマツが、内陸の山にはアカマツが多い日本の自然を表現しているからだ、という話を聞きました。
次は、禅寺の境内に立つナナミノキ。聞きなれない名前ですが、クロガネモチの兄弟分です。
葉っぱもクロガネモチにそっくり
八方に枝が茂った堂々とした巨木です。このお寺には宇治名木百選のうち4本がありますが、なぜこのナナミノキが選ばれなかったのか、私には不思議です。樹種として無名だからかな?
次は、ハワイアングッズのお店の前にそびえるパームツリー。外来種はよく分かりませんが、パームツリーの1種でしょう。この近辺では最も樹高の高い樹です。
南国ムードを表現するためか、このお店にはデイゴも植えてあります。
パームツリーを見ると、私は2つのレコードジャケットを思い出します。1つはイーグルスの「ホテル・カリフォルニア」。ロック音楽史上ベスト3に入るこの名曲のジャケットにパームツリーが写っていました。多分、自分のコレクションの中で最も頻繁に聴いたレコードです。
もう1つはクラプトンの「461オーシャン・ブールバード」。録音スタジオの住所をそのままタイトルにしたレコードで、場所はマイアミ。やはりパームツリーが写っていました。
ハワイもカリフォルニアもマイアミも、私の頭の中ではパームツリーつながりで一緒くたになっているということですね(笑)。