樹樹日記

じゅじゅにっき。樹木と野鳥に関する面白い話をご紹介します。

神戸+デザイン

2010年11月01日 | 木と子ども
先日、仕事で「神戸+デザイン」というイベントに出かけました。神戸市は2008年10月にユネスコの「デザイン都市」に認定されて以来、毎年こうしたイベントを開催しているようです。
シンポジウム、デザイン展、ワークショップなど多彩なプログラムが2日間に渡って実施されました。その中の一つに「キッズデザイン賞神戸巡回展」という、子ども向け商品で受賞した作品の展示コーナーがありました。子どもたちの安全・安心や創造性に寄与するプロダクトデザインに贈られる通産省主導のコンテストです。
その中に木製のおもちゃがいくつか展示されていました。一つは木のままごと。素材であるブナの風合いをそのまま生かすため、塗装しないで製品化しているそうです。



もう一つは、コルクの積み木。普通の積み木は木材なので頭に当ると痛いでしょうが、コルクなら軽くてソフトなので安全というのが狙いのようです。また、表面に適度な摩擦があるので、積みやすいというメリットもあるそうです。



子どもたちが舐めたり、かじったりしても大丈夫なように、こちらも無塗装。コルクは木を伐採せずに樹皮だけをはいで使うので環境にもやさしいと開発メーカーは言っています。


木の実投げゲーム

イベント会場の一角に「木の実投げ」というゲームコーナーがあったので、同行の仕事仲間と2人で挑戦しました。1人がヒノキ、ツガ、フウ、トドマツ、ヤシャブシの5つ木の実を投げ、もう1人がそれをキャッチするというゲーム。
単純ですが、それぞれの実の重さが違うので力の入れ加減が難しいです。それでも、オジサン2人組は最高得点をマークしました。他は子どもばかりですから自慢にはなりませんが…。


投げる木の実は5種類

こういうイベントでも震災がテーマになるのは神戸ならでは。一つのコーナーで防災のためのデザイン展が併催され、いろんな防災グッズが展示してありました。レジ袋がバケツやトイレがわりになるとか、三角巾にして腕の負傷に使えるといった実際の経験から生まれた提案もありました。


レジ袋が防災グッズになるというパネル
コメント (4)
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