樹樹日記

じゅじゅにっき。樹木と野鳥に関する面白い話をご紹介します。

一眼レフデビュー

2010年11月08日 | 樹木
仕事で取材相手の顔写真を撮ったり、インタビューを録画する必要が出てきたので、スチールもムービーもいける一眼レフを買いました。樹や鳥の美しい写真を掲載するブログは他にもたくさんあるので、当ブログの画像はコンパクトカメラで十分と思っていましたが、一眼を持つとやはりいつものフィールドを写したくなります。
週末、いつものように栃の森に出かけ、ちょうど紅葉真っ盛りでもあるので、恥ずかしながら一眼レフをデビューさせました。


パナソニックのGH1。動画が2時間撮れる“一眼ムービー”

私はカメラそのものには関心がないので自動モードでしか撮影しませんが、少しは栃の森の空気感が伝わるかなと思って、いわゆるボケあしのある写真を撮ってみました。今日はいつものウンチクはありませんので、気楽に紅葉の写真を見てください。



まずはコミネカエデ。カエデの種類も多くて識別には自信がありませんが、真ん中の裂片が長いのはミネカエデかコミネカエデです。これは特に長いので、多分コミネ。前回10月に訪れた時はハウチワカエデが赤く色づいていましたが、今回はこの種類の赤が目立ちました。



次はコハウチワカエデ。ハウチワカエデの小型です。葉柄が短くて葉が大きいのはハウチワ、逆に葉柄が長いのはコハウチワですが、ややこしいことにヒナウチワというのもあります。



これは多分、ヤマモミジ。良く似たオオモミジとは鋸歯(ギザギザ)のそろい方で見分けます。ノコギリの歯のようにきれにそろっているのはオオモミジ、デコボコがあるのはヤマモミジ。



次はウリハダカエデ。紅葉もきれいですが、黄葉している樹の下に立つと、自分の顔まで黄色く染まるような錯覚を覚えます。



次はミズナラの黄葉。ナラ枯れ病でたくさんやられましたが、こうして元気な個体もいます。黒い班が出て写真としては美しくないですが、私はそれも含めて自然は美しいと思っています。



これはブナ。鮮やかな変色ではありませんが、なくてはならない樹です。



最後はいつものコースの折り返し点の景色。山全体が錦になっていました。
おまけは、イノシシの死体。なぜか、倒木のヨコにイノシシが倒れていました。キノコも食べるらしいので、最近の人間界と同じように毒キノコでも食べたのでしょうか。



当ブログはいつも朝にアップするのですが、今日は都合で夕方になってしまいました。定期的にご覧いただいている方、ごめんなさい。
コメント (2)
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