講談社 2016年11月15日
★1
2017年05月10日 14:47
移動の時間つぶしの為コンビニで買った。
帯の“日銀の被害額、1500億円。重さ15トンの現金が、手品のように消えた!”
これはなかなか面白そうだと期待した。
1500億円の現金が消えた!さあこれからどんな捜索をするんだ?
どんな展開で、どんな結末を向かえるんだ?
と、ワクワクしたのも一瞬で、あれれっ!?
ワイン飲みながら、世界情勢のうんちくを語る捜査官。
イギリスのEU離脱、アメリカの大統領選、ロシア、中国、北朝鮮情勢が語られる。
まるで午後の情報番組を観ているようだ。
文庫にしては語られる内容が新しい!と思ったら、文庫書き下ろしだとか。
別の事件が起きる。
よくあるパターンで、最後にそれが繋がるんだろうなとは思ったが、それにしても、1500億円の捜査は誰がやってるんだ?
まぁ、現場の人がやってるんだろうけれど、そういうところはほとんど出てこない。
ぐだぐだと語られるだけ。
事件解決にはなったようだが、机上の空論を読んでいるようだった。
まぁ、小説というのはそういうものだとはいえ、これは酷い。
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