途中下車してときどき嵐

ブログ人から引っ越してきました。

読書感想「正義のセ 3 名誉挽回の大勝負!」阿川佐和子

2019年01月28日 10時20分26秒 | 乱読本感想
KADOKAWA 2017年4月25日

★4
(そう書かれてはいないけれど)「つづく」で終わった正義のセ2。
もう即、3を読むしかない!
親友、明日香とのその後の関係はどうなる?と勇んで読み始めたら・・・あららっ、明日香の話。
それも転校して凛々子と離れ離れになってからの明日香の話。
『そうか~、明日香、そういう事があったのか』と、私は解った。
でも、凛々子はそんな事情は知らないし、明日香もそういう事を自分から話しそうにない。
壊れたまんまの友情、にはならないだろうが、どう修復するのか?
そこはお話だから。

ちょっとネタバレ的な話になるけど、このふたりの関係修復の過程がなるほど納得と言う感じで興味深かった。
幼なじみの友達って、こういう感じになるのかもねと幼なじみの友達の顔が浮かんだ。

「正義のセ 1」感想
「正義のセ 2 史上最低の三十歳!」感想


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”嵐が2020年をもって活動休止”というニュース

2019年01月27日 18時42分55秒 | arashi
メールが入った音がした。
しばらくしてみたら・・・「嵐が活動休止ですってよ」との文字が。
用事をしながら『そうか~』と、それほどの驚きはなかった。
『何事にも終わりはあるものだから』と、ぼ~~~っと思った。
それから、ゆっくり自分の気持ちを探した。
心の中にあった気持ちを言葉にしたら、『寂しいけれど、悲しくはない』だった。
5人とのことだけでなく、嵐を通じて知りあった人たち、行ったところ・・・楽しかったことがいっぱい浮かんだ。

でも、動画を観たら泣けた。
泣けたけれど、5人の気持ちは解るし、私は彼らの決定を尊重する。
コメント (2)
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読書感想「正義のセ 2 史上最低の三十歳!」阿川佐和子

2019年01月21日 18時50分56秒 | 乱読本感想
KADOKAWA 2017年1月25日

★4

ドラマを観て、「正義のセ」の1を読んだ時、正直すご~く面白いとは思わなかった。
だから2と3も買ってあったのに読んでいなかった。
でも、読まなくっちゃ、と。
あれれっ?意外に面白いぞ!
ドラマのように短いエピソードが続くのかと思っていたら今度はじっくりと長く深く・・・そして凛々子最大の失態!
そんな時、幼なじみと再会!
えっ!?その彼女が凛々子を裏切ったのか?
そこで「つづく」って、思わず『おい!そりゃ~ないだろ!』と悪態をついた。
まぁ、3は既に待機中なんだけど、単行本で読んだ人には解らない気持ちね。

「正義のセ 1」感想


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読書感想「インドクリスタル 下」篠田節子

2019年01月19日 12時47分01秒 | 乱読本感想
KADOKAWA 2018年1月25日 
 

★5

下巻、藤岡のインドでの仕事は困難にあいながらも少しずつは前進している模様。
この話はどんなジャンルなのだろう?と、ふと思った。
どうやら冒険小説のようだ。
確かに、仕事と言うより冒険だ。
現代のインドでも仕事をするのは冒険なんだ!と。
以前、ノンフィクションのインドの話を読んだ。
そこに描かれていたのは発展めざましいIT国家インドの事であるとはちょっと信じられない様な痛ましい事例だった。
この作品はフィクションではあるが、入念な下調べをすると言われる篠田さんの作品だ。
描かれていることは現実に近いのだろう、以前読んだノンフィクションの事例と同じようなことが出てくる。
藤岡が仕事で体験したことは、大勢のインドに出かけた外国人が体験したことだろう。
ただ藤岡の体験はかなりハードであったが・・・そこはお話。
ロサというひとりの少女との出会いが冒険の入り口だった。
不思議な少女ロサ、最初は超能力者かと思った。
そういう話なのかと思ったが、違った。
描かれるロサは、正なのか邪なのか判断に迷う。
彼女の周りの人たちの、藤岡の、それぞれの主観で語られるロサ像はつかみにくかった。
でも、最後の方で何となく解った気がした。
そこに住む、その世界に生きているロサの考え方をそこに生きていない私たちは理解できない。
でも、そこに住んでいるロサが判断し、力強く生きている。
より多くの弱者を助けながら生きていることは邪ではなく、やはり正なのだと。
ロサの消息がわかった時、涙が出てしかたがなかった。
藤岡の冒険に係わり、天使なのか悪魔なのか分からない謎の人物としての役割ではなく、確固たる意志を持つ女性として現れたのが嬉しかった。
また、レイプされたロサが、下半身を露出しながら言った言葉が印象的だった。
強烈だった。
篠田節子さんはこのたくましい女性を描きたかったんだなと思った。


「インドクリスタル 上」感想


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読書感想「インドクリスタル 上」篠田節子

2019年01月11日 16時32分09秒 | 乱読本感想
2018年1月25日 KADOKAWA

★5
読み始めるとその世界に引き込まれる。
インドと言う名前だけは知っているが知らない国の内情、人々、そして水晶。
水晶を求めてインドに入った藤岡が出あう人たち、それぞれの状況すべてが興味深い。
もちろん一番興味深いのはロサだ。
この上巻でロサの不思議な能力の片鱗が分かった。
下巻でこのロサの能力がどういうことに繋がるのか?ワクワクして読み進むのが勿体無いような気持ちになる。
だからわざと寄り道をしてロサの容姿を想像してみる。
インド女性の画像を見てもこれだ!という顔に行きあたらない。
私の中で一番しっくりくるのが東南アジアの影絵の様な感じかな?
主人公、藤岡のキャラもかなり興味深い。
ロサを助けたくらいだからもちろん良い人なのだろうが、したたかでもある。
大胆でもある。
が、家族の中では・・・マスオさん。
下巻での彼の運命は?
やっぱりロサ次第ってところかな。
ところで、村長を虜にしたというルチル水晶で作られた弁天像って?
気になって調べてみた。
こんな美しい水晶が存在するんだ!
この水晶で作られた弁天像を想像すると・・・確かに虜になるだろうな~
でも、藤岡が求めているのはこんな水晶じゃないんだよね。

「インドクリスタル 下」感想

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韓国ドラマ感想「ヨンパリ」

2019年01月05日 08時32分51秒 | 韓国ドラマ感想
1回目の配信があった時、『あぁ~キム・テヒが出るんだ~』で観なかった。
2回目の配信の時は暇すぎたので観ることに。
キム・テヒョン(ヨンパリ)役のチュウォンは嫌いじゃない。
彼がヨンパリ(ニセ医者の意味だが、テヒョンはニセではない)としてスリリングに活躍する出だしはワクワクした。
そういう事が続く話かと思っていたら、財閥のお姫様が眠るお城ならぬ病院の話に。
そして財閥の勢力争い。
それに巻き込まれたテヒョンはヨンパリの時の躍動感がなくなってちょっとつまらなくなった。
眠っているキム・テヒは美しいというだけで害は無かったが、目覚めてからの話がどうにも・・・
キム・テヒ演じる財閥のお嬢様ヨジンとテヒョンのラブストーリーにしちゃった!!!
それまでの物語とキャラ設定からしたらそうはならないだろうと思うのだが、ふたりが風の丘でキス!
取って付けた感じでバカみたいだった。
そう言えば、『あぁ~キム・テヒが出るんだ~』=面白くないだろうなと思った発端が「アイリス」の能天気なラブラブシーンだったな。
美しいキム・テヒにはキスシーンと思っているのか!?
能面のようなキム・テヒには冷酷な財閥のお嬢様を貫いて欲しかった。
テヒョンを好きでもベタベタしないで愛して欲しかった。
この内面の演技は彼女には難しいのか!?
テヒョンは、たぶん彼はすべての人を愛する人なのだろう。
苦労や悲しみを経て形成された人類愛みたいな。
想像していたよりも面白かったけれど、”そこ!”にモンクはある!
最後の最後、イ科長が真っ当な医者になって良かったなぁ~と思った。
演じたチョン・ウンインさん、3度も観た「君の声が聞こえる」ですっごい悪人だったから。

韓国ドラマ感想 まとめ タイトル
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韓国ドラマ感想「ショッピング王ルイ」

2019年01月04日 12時08分23秒 | 韓国ドラマ感想
好きなユン・サンヒョンさんが出演し、コ・ボクシル役のナム・ジヒョンさんは子役として出演していた「エンジェルアイズ」でちょっと気になった女優さんだったので観始めた。
が、サンヒョンさん演じるチャ・ジュンウォンは何だかビミョーな外見とキャラ。
ルイの甘ったれた言動が気に食わない。
いくら山奥の出身とはいえボクシルの人の好さがマヌケに見える。
最初の方はルイとボクシルの関係にイライラしてしまった。
でも、やっぱりサンヒョンさん演じるチャ・ジュンウォンは良い人で、キム執事もホ執事も刑事さん達も良い人、お母さんたちも良い人でと、人が死んでいるにもかかわらず何だかほんわかとした感じの展開に。
ちょっと意地悪はマリ、すごく悪い人はマリの父親だけ!
マリの父親役のキム・ギュチョルさんって、完全な悪役しか見たことがないもん!と、思っていたら、あらまぁ!今回は・・・
最後は、ちょっとホロリとしてめでたく終了。
いや、一カ所笑った!
チャ・ジュンウォンに新しい出逢いが!今度こそ結ばれますように!!!
今回もユン・サンヒョンさんは良い役だったなぁ~
最後に、主演のソ・イングクくん、私の中では、特に~の人だったんだけど、ほんわかとしたルイの役を上手く演じていたと思った。

韓国ドラマ感想 まとめ タイトル
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読書感想「去就-隠蔽捜査6-」今野敏

2019年01月04日 10時49分18秒 | 乱読本感想
新潮社 2018年11月28日

★4
シリーズ6ともなると人間関係が色々変化してくる。
今回は事件を解決することより人間関係が面白かった。
大森署にやって来たばかりの頃と比べると竜崎信也の内なる敵はいなくなり、皆良き協力者になっている。
やっと、竜崎信也の中身を解ってくれたと竜崎LOVEの私は嬉しく思う。
今回も、ひとつの事件を解決する過程で、今までの”敵”が竜崎の支持者に回ったようだ。
竜崎の事が気に入らないといちゃもんをつけてきたあの警察関係者も、いつかは解ってくれるだろう、か。
竜崎信也を愛してやまないが、ここんとこ気になっているのが大森署の刑事、戸高善信。
優秀なのにちょっと捻くれたやつ。
竜崎に認められたやつだし、私も彼を認める!
今回は何気に面倒見の良いやつだったことも判明した。
私は竜崎信也LOVEでドラマも観ているが、どうも竜崎にぴったりくる役者さんが見つからない。
いまだに本を読む時、竜崎の顔は浮かばないままだ。
でも戸高は、私の中では”安田顕”
ドラマでの薄汚れてかったるい感じ(もちろんそんな見かけの人が優秀な刑事ってところ)がすごく良くて、今回も戸高=安田顕で楽しく読んでいけた。


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