小学館 2017年4月6日
最近よく私の目にとまる”垣谷美雨”
暇つぶしには良かろうと買ってきた。
ファンタジー、平成版の「邯鄲の夢」と言ったところか。
4章+エピローグの5つの話からなる短編連作。
不思議な聴診器を持った女医が死期の迫った患者の心の声を聞き、後悔している人生のやり直しを体験させる。
その人がどんな人生を歩んできたのか?そのやり直しの人生はいかに?
そこに描かれるのは、ファンタジーではなく垣谷美雨的人生、そこここに転がっているシビアな現実。
とは言え、やり直しの人生を体験した患者は自分が実際に歩んできた人生を受け入れ安らかに死を迎える。
ひとりにつき2つの人生が描かれているので、短編の筈なのにけっこう読み応えがある。
その上、主人公の女医の人生を顧みることもさせ、恋(?)模様まで描き出す。
かなり良い暇つぶしができた作品だった。
乱読本感想リスト 作家【か】行
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最近よく私の目にとまる”垣谷美雨”
暇つぶしには良かろうと買ってきた。
ファンタジー、平成版の「邯鄲の夢」と言ったところか。
4章+エピローグの5つの話からなる短編連作。
不思議な聴診器を持った女医が死期の迫った患者の心の声を聞き、後悔している人生のやり直しを体験させる。
その人がどんな人生を歩んできたのか?そのやり直しの人生はいかに?
そこに描かれるのは、ファンタジーではなく垣谷美雨的人生、そこここに転がっているシビアな現実。
とは言え、やり直しの人生を体験した患者は自分が実際に歩んできた人生を受け入れ安らかに死を迎える。
ひとりにつき2つの人生が描かれているので、短編の筈なのにけっこう読み応えがある。
その上、主人公の女医の人生を顧みることもさせ、恋(?)模様まで描き出す。
かなり良い暇つぶしができた作品だった。
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