途中下車してときどき嵐

ブログ人から引っ越してきました。

読書感想「恋のゴンドラ」東野圭吾

2021年06月20日 14時56分15秒 | 乱読本感想
実業之日本社 2019年10月4日

タイトルだけ見て、あぁ、スキー場シリーズか~、暇つぶしだな。
最初の「ゴンドラ」を読んで、わぁ!これ、ホラーか!と。
もちろん、浮気している彼にとってはであるが。
でも、次々に繋がってくる結婚適齢期の男女、本音の部分の応酬を読んでいると、やっぱりこれ、ホラーかもと思えた。
スキー場が舞台になっているが、スキー、スノボの楽しさが伝わってこない。
このシリーズに付きものの爽やか系男子、パトロールの根津くんはどうした?
本書はあのスキー場シリーズではないのか?と思っていたら、根津くん登場!
でも、ちょこっとだけ。
最後まで読んで・・・
『黒いなぁ』

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読書感想「マスカレード・ナイト」東野圭吾

2021年06月17日 16時30分57秒 | 乱読本感想
集英社 2020年09月18日

ある日、書店で気がついた。
「マスカレード・ナイト」を読んでいない!
「マスカレード・ホテル」「マスカレード・イブ」は読んでいたので、”マスカレード何とか”というタイトルを見ても読んだ本だと思っていたのだ。
このシリーズ、暇つぶしにはもってこい。
書く側は犯人を捜す読み手の裏をかく登場人物と設定を駆使して、『どうだ!分かるか?!』
読む側は、東野さんの仕掛けに『参りました』で終わるけれど、その間、楽しめる。
かなりとんでもない設定だし、ありえないだろ!と後になっては思うけれど、読んでいる間は登場してくる人たちみんなを『この人、怪しい!』と思いつつ、どうなる?どうなる?とワクワク。
読むと言うより、ゲームを楽しんでいる気分になる。
今回の設定は仮装してのカウントダウン・パーティだし、次々に描かれる高級ホテルの豪華なサービスは当然、非日常。
読み終わって、何だか華やかな時間だったなと思った。
豪華な暇つぶしだった。
でも、ふり返ってみると、警察関係者、ホテル関係者はみんな地味で地道でプロとして素晴らしかったと、華やかさとの対比でより鮮明に思えた。


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読書感想「ストーリー・セラー」有川浩

2021年06月11日 12時07分24秒 | 乱読本感想
幻冬舎 2015年12月4日

有川浩をたくさん読んでいた時期があった。
この作品は知ってはいたけれど、架空の病名、不治の病という設定が気にくわなくて読んでいなかった。
暇なコロナ禍のせいで手に取ることに。
読み始めて、最初に感じたのは『相変わらず甘いな~』全作品がそうではないが、有川作品の男女は甘すぎてこっぱずかしくなることが多い。
それが懐かしい。
そして、もうひとつ懐かしいのが、会話などで使われる“言葉”のいろいろ。
簡単な、軽妙な、小粋な、そして、“引っかかる”言葉。
特に、平易に綴られている物語の中に突然現れる日頃使わない言葉たち。
有川浩が使う“引っかかる言葉”は引っかかってしまったら調べるしかない。
お風呂読書の私はその場では調べられないので、後に調べるのだが、いくつかは単に私の知識不足で片が付く。
今回、調べても今ひとつわかるような・・・わからないような・・・言葉が。
彼と彼女が食事に行くシーン「気張りすぎない程度でちょっと小足払い使いたいときとか、便利な店なんだよね。・・・」
「小足払い」?
「足払い」には柔道の技のほかに意味はなさそうなのに、ここで使われている。
その後に“今日は小足払いを使いたかったのかしら、・・・”と彼女の感想が続く。
使いたかったで、いいのか!?

そんなこんなで肝心のストーリーにはのめりこめていないが、一応物語の感想。
この物語は超の付くラブストーリーだ。
Side:A Side:B 死ぬのが彼女の側と彼の側で描かれている。
だから、一つの物語の表と裏ではない。
彼と彼女が主人公の悲恋がふたつ。
二倍悲しい。
半面、ふたつ並べることによって、作り物感がかなり出てくる。
すべてが“売る”為の創作と考えてしまえば、悲しみもほどほどかも。

変な感想だけど、感じたままに書いてみた。


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読書感想「繁殖」仙川環

2021年06月11日 10時12分06秒 | 乱読本感想
小学館 2007年12月11日

単純な食中毒と思われた事件の原因を探っていくと、発端は思慮の浅い善意だった。
悪意の人は出てこないのに善人が犯す犯罪、その連鎖。
そこそこ興味を引かれるし、解りやすい。
だから、それなりに面白く読んでいける。
良い時間つぶしになる。
が、バタバタと物語が終了する。
もう2時間経ってしまったのか、と2時間ドラマを観ているような気分になる。
仙川作品を読むのはこれで3作目だが、同じ感想を書くとは思わなかったな。


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