中央公論新社 2020年09月24日
あっ!新しい文庫が出ている!?
ジウシリーズとかが並ぶ中、「ノワール」の後に「アクセス」の文字、最新作なんだ!と買ってきた。
若い子供たち(高校生)が次々と登場する。
ネットとか携帯とかの話が出てきて、あるアドレスにアクセスして仮契約し、その後誰かを勧誘してその人が契約すればその使用料がタダになるという。
誰がどう考えても怪しい話だが、友達が、その友達も契約したという話につられ契約してしまう。
そうしたら、次々に怖ろしいことが起こってくる。
友達の自殺、失踪、殺人事件、最近の作品ではあまり気になっていなかったけれど、読み始めた頃の誉田哲也のエログロが全開だ。
好きではないが、それを超える展開の面白さが誉田哲也にはある、はず、と思って読み進む。
え~っと、これはホラー小説なんだね。
現実に起こる怖い話だと思っていたら、仮想の話のようだ、ネットでの世界、人の精神性の世界でもあるようだ。
最初に登場した主人公だと思った若い子たちはフェイドアウト。
主人公の脇役だと思った女の子や途中から登場した子が突然ヒーロー、いやヒロインになり”悪”と戦う、って。
とっ散らかっている感じも否めないが、相変らず次の展開に期待させられる。
で、女の子たちの勝利、成長でエンド。
今まで読んだ誉田作品の要素が少しづつ入り込んでいるな、それに何だか粗削りと言うか洗練されてないなと思った。
ら、
解説を読んで、あ~、そうだったのか!と。
これ、誉田哲也のほぼ初期の作品だって。
帯にも”誉田哲也 ダークサイドの原点!”と書いてあった。
それにしても、文庫の表紙の絵、女の子がスマホ握っているんですけど~
この作品が書かれた頃にはスマホじゃなく携帯電話、本文中にも”携帯電話”って出てくるし~
古い話なのにあまり古い感じを受けなかったのは、最近のネットの世界が別の怖さをたくさん持っているからだろうか。
乱読本感想リスト 作家【は】行
乱読本感想リスト タイトル【あ】行
あっ!新しい文庫が出ている!?
ジウシリーズとかが並ぶ中、「ノワール」の後に「アクセス」の文字、最新作なんだ!と買ってきた。
若い子供たち(高校生)が次々と登場する。
ネットとか携帯とかの話が出てきて、あるアドレスにアクセスして仮契約し、その後誰かを勧誘してその人が契約すればその使用料がタダになるという。
誰がどう考えても怪しい話だが、友達が、その友達も契約したという話につられ契約してしまう。
そうしたら、次々に怖ろしいことが起こってくる。
友達の自殺、失踪、殺人事件、最近の作品ではあまり気になっていなかったけれど、読み始めた頃の誉田哲也のエログロが全開だ。
好きではないが、それを超える展開の面白さが誉田哲也にはある、はず、と思って読み進む。
え~っと、これはホラー小説なんだね。
現実に起こる怖い話だと思っていたら、仮想の話のようだ、ネットでの世界、人の精神性の世界でもあるようだ。
最初に登場した主人公だと思った若い子たちはフェイドアウト。
主人公の脇役だと思った女の子や途中から登場した子が突然ヒーロー、いやヒロインになり”悪”と戦う、って。
とっ散らかっている感じも否めないが、相変らず次の展開に期待させられる。
で、女の子たちの勝利、成長でエンド。
今まで読んだ誉田作品の要素が少しづつ入り込んでいるな、それに何だか粗削りと言うか洗練されてないなと思った。
ら、
解説を読んで、あ~、そうだったのか!と。
これ、誉田哲也のほぼ初期の作品だって。
帯にも”誉田哲也 ダークサイドの原点!”と書いてあった。
それにしても、文庫の表紙の絵、女の子がスマホ握っているんですけど~
この作品が書かれた頃にはスマホじゃなく携帯電話、本文中にも”携帯電話”って出てくるし~
古い話なのにあまり古い感じを受けなかったのは、最近のネットの世界が別の怖さをたくさん持っているからだろうか。
乱読本感想リスト 作家【は】行
乱読本感想リスト タイトル【あ】行