中央公論新社 2017年2月25日
★4
ジウシリーズから派生した歌舞伎町シリーズ(Wikipediaではジウシリーズ)
ジウ(Ⅰ Ⅱ Ⅲ)から始まり、ハング、歌舞伎町セブンと読んできた。
主人公は変わっても歌舞伎町と言う世界に住んでいる人々の話で、どれも暗くてエグイ。
それを嫌悪し後ろめたさを持ちつつも惹かれて読んでしまうのはひとえに誉田哲也の巧さ。
”次はどうなるんだ?”と興味を抱かせる展開が半端なく巧いのだ。
先日読んだ「ルージュ 硝子の太陽」と「ノワール 硝子の太陽」、ジウと姫川玲子のコラボ企画も面白かった。
エグさが少し減ったのも嬉しかった。
そこで本作を読んでいなかったと気が付いて読んでみた。
読み始め、やっぱりエグイ出だし。
でも、やっぱり展開の面白さに目が離せない。
次、どうなるんだ?のワクワクが止まらない。
本作はセブンにあった暗さがあまりない。
悪を成敗するセブンのメンバーは誰も吹っ切れてはいないが、読み手にとっては吹っ切れた勧善懲悪の娯楽の世界だ。
特に、最後の方、セブンのメンバーが東刑事を守護する場面は娯楽の頂点。
必殺仕事人のラストシーンに似ていて、これを映像で観たい!と思った。
乱読本感想リスト 作家【は】行
乱読本感想リスト タイトル【か】行
★4
ジウシリーズから派生した歌舞伎町シリーズ(Wikipediaではジウシリーズ)
ジウ(Ⅰ Ⅱ Ⅲ)から始まり、ハング、歌舞伎町セブンと読んできた。
主人公は変わっても歌舞伎町と言う世界に住んでいる人々の話で、どれも暗くてエグイ。
それを嫌悪し後ろめたさを持ちつつも惹かれて読んでしまうのはひとえに誉田哲也の巧さ。
”次はどうなるんだ?”と興味を抱かせる展開が半端なく巧いのだ。
先日読んだ「ルージュ 硝子の太陽」と「ノワール 硝子の太陽」、ジウと姫川玲子のコラボ企画も面白かった。
エグさが少し減ったのも嬉しかった。
そこで本作を読んでいなかったと気が付いて読んでみた。
読み始め、やっぱりエグイ出だし。
でも、やっぱり展開の面白さに目が離せない。
次、どうなるんだ?のワクワクが止まらない。
本作はセブンにあった暗さがあまりない。
悪を成敗するセブンのメンバーは誰も吹っ切れてはいないが、読み手にとっては吹っ切れた勧善懲悪の娯楽の世界だ。
特に、最後の方、セブンのメンバーが東刑事を守護する場面は娯楽の頂点。
必殺仕事人のラストシーンに似ていて、これを映像で観たい!と思った。
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