光文社文庫 2020年11月20日
少年少女の淡い恋から始まり、それが途絶えると姫川玲子登場!
警察の話だから事件が起きる。次々と起きる。
姫川シリーズにしては大した事件でもないのに被害者やら関係者やら捜査本部やら、登場人物がやたらと多い。
正直、退屈、面倒くさい。
と、思っていたら・・・『これ、むっちゃ面白いやん!今までで一番かも!』
むっちゃ面白い内容を語りたい!
いやいやそんな事をしては絶対いけない!
あぁ~、しゃべってしまいたい!!!
あの、少年少女は、いやいや、いけないいけない。
しゃべって良いのは・・・
勝俣の過去が出てきたってことかな。
シリーズ初めの頃は単純に悪人刑事だったが、どの作品かで、『あれっ!?ちょっと良いやつかも?』と思った事があった。
本作でも、相変らずの、と言うより、政界の大物と関わっている事が判明して、想像以上に悪いやつだったんだ!やっぱり!
と、思ったら、『う~~ん、彼なりの正義みたいなものが・・・』
勝俣がますます深まっていく!
そして今回初登場の検事・武見諒太。
彼が今後、姫川とどう関わってくるのか?
とっても変なやつだけど、姫川に魅かれたのは間違いない!
わぁ~~い!次が楽しみだ!!!
やっぱり誉田作品の中では姫川シリーズがダントツ面白い!
最後に
タイトルの「ノーマンズランド」
意味、解らんけど本文または解説で出てくるかなと思っていたら、出てこなかった。
ただ、解説の中で誉田哲也 作詞作曲のバラード”no man's land”と言うワードがあった。
”no man's land”の意味としては「所有者のいない土地」「無人地帯」「荒地」あるいは「軍事対立の中間の、いずれの勢力によっても統治されていない領域」(Wikipedia)と言うのがある。
作品の内容からすると最後の意味だろうと思う。
ただ、本文に出てくる領域は”統治されていない領域”ではないが。
他に〔どっちつかずの〕曖昧な状態[態度]と言う意味もある。
本作の被害者関係の人たちにとってはまさにその状態が長く続いたと言うことで、その辛さははかり知ることができないくらいだ。
私は涙を流すことしかできなかった。
乱読本感想リスト タイトル【な】行
乱読本感想リスト 作家【は】行
少年少女の淡い恋から始まり、それが途絶えると姫川玲子登場!
警察の話だから事件が起きる。次々と起きる。
姫川シリーズにしては大した事件でもないのに被害者やら関係者やら捜査本部やら、登場人物がやたらと多い。
正直、退屈、面倒くさい。
と、思っていたら・・・『これ、むっちゃ面白いやん!今までで一番かも!』
むっちゃ面白い内容を語りたい!
いやいやそんな事をしては絶対いけない!
あぁ~、しゃべってしまいたい!!!
あの、少年少女は、いやいや、いけないいけない。
しゃべって良いのは・・・
勝俣の過去が出てきたってことかな。
シリーズ初めの頃は単純に悪人刑事だったが、どの作品かで、『あれっ!?ちょっと良いやつかも?』と思った事があった。
本作でも、相変らずの、と言うより、政界の大物と関わっている事が判明して、想像以上に悪いやつだったんだ!やっぱり!
と、思ったら、『う~~ん、彼なりの正義みたいなものが・・・』
勝俣がますます深まっていく!
そして今回初登場の検事・武見諒太。
彼が今後、姫川とどう関わってくるのか?
とっても変なやつだけど、姫川に魅かれたのは間違いない!
わぁ~~い!次が楽しみだ!!!
やっぱり誉田作品の中では姫川シリーズがダントツ面白い!
最後に
タイトルの「ノーマンズランド」
意味、解らんけど本文または解説で出てくるかなと思っていたら、出てこなかった。
ただ、解説の中で誉田哲也 作詞作曲のバラード”no man's land”と言うワードがあった。
”no man's land”の意味としては「所有者のいない土地」「無人地帯」「荒地」あるいは「軍事対立の中間の、いずれの勢力によっても統治されていない領域」(Wikipedia)と言うのがある。
作品の内容からすると最後の意味だろうと思う。
ただ、本文に出てくる領域は”統治されていない領域”ではないが。
他に〔どっちつかずの〕曖昧な状態[態度]と言う意味もある。
本作の被害者関係の人たちにとってはまさにその状態が長く続いたと言うことで、その辛さははかり知ることができないくらいだ。
私は涙を流すことしかできなかった。
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