途中下車してときどき嵐

ブログ人から引っ越してきました。

読書感想「さよならの儀式」宮部みゆき

2024年01月28日 17時24分52秒 | 乱読本感想
河出書房新社 2022年10月6日


私は短編をあまり読まない。何となく物足りなく感じるからだ。
が、これは短編なのに、どの短編も内容が濃いと言うか奥が深い感じがした。
正直1度では理解できなくて何度も何度も振り返りながら読んだ。SFをあまり読まないからついていけないのかもしれない。その為、それほど厚い本でもないのに読み終わるのに時間がかかってしまった。変に疲れてしまった。
でも「戦闘員」ではちょっと元気をもらい、「海神の裔」では人々(人ではなくなった屍も)の優しい気持ちで癒された。

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読書感想「ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人」東野圭吾

2024年01月23日 16時54分38秒 | 乱読本感想
光文社 2023年11月14日

”新たなヒーロー、誕生”の文字に期待をして読み始めたが、そのヒーローである神尾武史のキャラがどうにも好きになれない。もっと読むと好きになれる要素が出てくるかもしれないと頑張って読んだけれど、ダメだった。そのうえ、登場人物の誰もがどこかのドラマや小説の中にいた人の様で、分厚い本を読むのがきつかった。

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読書感想「懲役病棟」垣谷美雨

2024年01月21日 16時59分11秒 | 乱読本感想
小学館 2023年06月06日



病棟シリーズ3作目。

患者さんの胸に当てると気持ちが解る聴診器を持つ3人目のお医者さんの話かぁ~と読み始めたが、あれ~、ひょっとして笹田部長もこの聴診器を持ったことがあるのか!?彼の話はまだ無いけれど。

読み進むと、あら~看護師さんも聴診器で気持ちが解るんだ!

私は聴診器を使う人と聴診器の相性があるのかと思っていたが、どうも誰が使っても同じ現象が起こる様だ。

と納得した。

が、最後まで読んで、良い結果が生まれたのは、人の気持ちが解ってそれを汲んで良い方に導いてあげたお医者さん(太田香織)と看護師さん(松坂マリ江)の力(かなり破天荒だが)があってこそだったのだと気がついた。

気持ちが解っても何もしてあげないと良い方向には進まなかったはず。と、言うことはやはり聴診器は使う人を選んでいるのか!

ともあれ、今回の柿谷作品も最後は温かい気持ちで終われた。めでたしめでたし。


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