途中下車してときどき嵐

ブログ人から引っ越してきました。

「闇の子供たち」感想

2016年12月21日 09時00分33秒 | 乱読本感想
「闇の子供たち」
2004 幻冬舎
梁 石日

2008年09月18日 16:15

「胸くそが悪い」という言葉がありますが、この本を読み始めて感じたのがまさにその言葉。

前半の幼児売買、虐待、売春の場面ではいつのまにか体を硬くして読んでいました。
後半の臓器売買・・・言葉だけ聞くとこちらの方が嫌な感じが強そうですが・・・実際は前半があまりにもグロテスクだったので、こちらの方が読むのには楽でした。

そんな内容だろうと覚悟を決めて読み始めたのですが、やはりひどい話に圧倒されてしまいました。

これは小説だ!しょせん作り事だという人がいます。
私も小説だ!と思いますが、他から色々な形で入ってくる情報を考慮すると小説だからそれは事実ではないとは言えません。
現実はもっと過酷なのかもしれません。

この架空の話の背後にあるだろう現実は私にとっては重すぎて手出しができません。

せめて、こういうことが在ると知ることが大切。

こう書いてみて・・・自分も汚い側の人間なんだなぁと思います。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿