途中下車してときどき嵐

ブログ人から引っ越してきました。

読書感想「ワーキング・ホリデー」坂木 司

2018年03月30日 20時36分40秒 | 乱読本感想

文藝春秋 2010年1月8日


★5 2018年03月30日

最初の出会い「和菓子のアン」はごめんなさいだった。
でも、ドラマの原作として読んだ「女子的生活」はすっごい好き!
書店で見つけた少し古い本書はどうだ?
結論、これも、良い!
「女子的生活」みたいに本が楽しくしゃべっている感じが好き。
登場人物が生き生きと、そして優しい言葉でしゃべっている。
元ヤンでホストの大和のところに息子という小学生、進が訪ねてくるところから始まる。
ホスト仲間・雪夜、客のお金持ちのお嬢・ナナ、ホストクラブと、後に大和が転職する宅配会社のオーナー・ジャスミン、宅配会社の人たち、お客さん、町内の子供、どの人も愛すべき人たち。
小学生の進くんが出来すぎくん、ほんと良い子。
みんなの会話をニタニタしながら読んで、そしてウルウル(涙)
夏休みの終わり、本の中の人たちだけでなく、私もこのままずっと夏休みが続いて欲しい。
大和と進の愛おしい生活が続くことを願った。
でも、終わりはあるもので・・・
って、ちゃんと続編をもう買ってますって。


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映画「脳男」感想

2018年03月30日 11時34分59秒 | 日本映画感想
生田斗真くんの「彼らが本気で編むときは、」を観て、調べていたら映画「脳男」の文字が!
少し前に観たばかりなのにすっかり忘れていた。
当然感想も書いてなかった。
感想を書いておかないと、私の中で完全に削除されるなと思った。
つまりは削除してしまいたい映画だったのかな。
原作は知っていたけれどずっとスルーしてきてた。
DVDを見つけて、斗真くんの顔をみてなんとな~く借りてきた。
よくみたら、キャストが、生田斗真、松雪泰子、江口洋介、二階堂ふみ・・・なかなか豪華。
ちょっと前の、この時の斗真くん、ステキ!とか、思っていられるのは一瞬で、どうしてここまで残虐な描写がいるのだろうと気持ちが悪くなってしまった。
ただ、鈴木一郎/入陶大威は興味深かった。
一度みたものを記憶できる彼の能力って普通に欲しいと思う。
感情とどっちを取るかっていえば、感情の方が欲しいけど。
最後に見せた表情でこの後の展開を知りたいと思った。
続編があるなら観たいとちょっと思ったけれど、あの残虐な場面はもううんざり。
やっぱり削除か~
斗真くん鑑賞映画と言ってしまえない映画だった。
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映画感想「キセキ -あの日のソビト-」

2018年03月30日 10時39分01秒 | 日本映画感想
2016年末に珍しくテレビに出ている(っても、着ぐるみ姿)GReeeeNを観て、アルバム「ALL SINGLeeeeS 〜& New Beginning〜」を買った。
まとめて聴いて、顔がないって、声が4つの音にしか聞こえないと感じた。
で、映画化されると言うことで出ていたノベライズ本を読んだらちょっと“声”が聞こえた気がした。
DVDが目にとまったので観てみた。
ノベライズ本のとおりと言ってしまうと身も蓋もないが、もともとがノベライズだったし。
ただ、音楽が聴けたのは良かった。
グリーンボーイズ、映画の4人が楽しそうに歌う「声」「道」「キセキ」はなかなか良かった。
素人っぽさと瑞々しさがあった。
それはそれで上出来と思っていたら、最後はGReeeeNの「ソビト」
わぁ!ほんまもんは桁違いだ!
エンドロール、気持ちよく最後まで見えた、じゃなくて聴けた。
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映画感想「彼らが本気で編むときは、」

2018年03月30日 09時56分36秒 | 日本映画感想
少し前に観て、読んだ「女子的生活」からの~、“これ”ではなくたまたま“これ”
数あわせで借りてきたDVD、観始めて、『あっ!あれか、斗真くんが女装してた映画ね』
でも、内容は知らなかった。
「舟を編む」的に何かを編むのかしら?

トモの母親がいなくなった。
育児放棄の話!?淡々と話が進む。
マキオ役の桐谷健太が物静かな青年役をしているのにちょっと驚くが新鮮とも言える。
お父さん役?あっ!トモの叔父さん役!
「大切にしている人がいる」と、あっ!この彼女を斗真くんが演じるのね、くらいは分かってた。
リンコ登場!『わぁお!ガタイが!』ちょっと前まで「女子的生活」のみきちゃんを観ていたので、その隠しきれないガタイの良さにビックリ。
まぁ、遺伝子的には男性だし、心が女性ならそれはそれでいいか~と。
食事をする所作、ビールのグラスを持つ手、がっしりとでかいのに、意外に女性の手。
布団を敷くシーンでトモが唖然としたとき、私もリンコの胸の谷間にビックリしていた。
『そう言えば、特殊メイクで胸を作ったんだっけ!?』
いや、リンコさんのは200CCの“乳”
さすがに、ここでちょっと調べた。
リンコさんは・・・トランスジェンダーの元男性。
映画のテーマはLGBTと家族の在り方だそうだ。
「女子的生活」のときもLGBTとか、調べたけど、なんか面倒くさい。
ざっくりみんな人間でしょ!と言い切ってしまいたいのに、細かく定義していかなければ認められないとか、説明できないとか、そこが問題なのね。

斗真くんはがっしりしたガタイでも“心”は女のリンコさんそのものだった。
逆に、そのガタイゆえに心の“女”がはっきり見えた気がした。
女って、母って、強いと思ったのはリンコのお母さんの言動。
ちゃんと受け止めて、リンコを大切に育てたお母さんは実在のお母さんがモデルだとか。
そんなお母さんに育てられたリンコも強くて優しい。
でも、母性の象徴のような人なのに、母になれないって哀しい。
トモの母親は“母”のはずなのに“母”ではないのと対照的。
最後にトモがお母さんを選んだのは“やっぱり”だけど、リンコを通じて、こんな“母”もいるんだよ、あなたもなれるんだよと分かってくれたら良いかな。
この作品で私はLGBTのことよりも母親の在り方の方に目が行った。
見方が色々でき、それぞれに感じるものがいっぱいあると思える作品だった。

斗真くんの女装、なぜか私の友達(女)に似ていたんだよね~
がっしりしていて、美人。
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読書感想「ゼツメツ少年」重松 清

2018年03月27日 13時20分16秒 | 乱読本感想

新潮社 2016年6月26日


★4 2018年3月27日

最後まで読んで、大泣きしながら最後まで読んで、どう感想を書いたら良いのかと悩みながら書き始める。
不思議な話で、作家のセンセイのところに手紙が届くところから始まる。
〈センセイ、僕たちを助けてください〉〈僕たちはゼツメツしてしまいます〉だから僕たちを小説にして逃げ込む場所を与えてくださいという内容。
手紙の送り主はタケシと言う少年。
その後に書かれていることは、小説なのか?小説の中の小説なのか?
イジメや親子兄弟の関係が上手くいかないで、自分が絶滅しそうだからと逃げだしたタケシ(中2)、リュウ(小5)、ジュン(小5女の子)
逃げ出したけれど、彼らは冒険の末、家に戻ってくるのか?
家出中に出会った人たち、途中で、『あれっ!?これって、「きみの友だち」の恵美ちゃん!?』カタカナのエミだけど、大人になった恵美ちゃんがいる!
他にも、カタカナの名前で登場する人がいるけど、これって、重松清さんの作品に登場する人たち!?恵美ちゃんみたいにはっきりと覚えていないけれど、こんな人がいた気がする。
成長している恵美ちゃんや他の人に会えて嬉しい!
家出したゼツメツ少年少女は彼らによって、絶滅しないで生き延びることができるのか!
ちょっと懐かしくて嬉しい気持ちで読み進む。
それぞれの言葉や思いが優しくて、時に鋭くて、心に響く。
後半にさしかかって、新たな女の子が登場した。
漢字表記の美由紀、小説の中の人?小説の中の中の人?
この辺からなんだか、妙な雰囲気になってきた。

ここから“ネタバレ”
いつもはここまで踏み込まないけれど、今回は。
ページが進む度に子供たちの運命について、不安になり、嫌な気持ちになってくる。
えっ!?まさか、ゼツメツしているのか!
じゃ、手紙はだれが?
そうか、タケシの優秀なお兄ちゃんだったのか!
いじめられっ子で自分の思いを上手く伝えられないタケシが書いた手紙にしては、秀逸過ぎると思っていた。
お兄ちゃんの悔恨の情から始まった話だったのかと思ったら、もっと次があった。
もっと哀しい話。
“センセイ”は小説家ではなく、美由紀ちゃんのお父さんだった。
そして、もうふたりともゼツメツしていた。
センセイは先生の友達だった。
先生が亡くなった友達の為に書いた話。
哀しい話だ。
話だから哀しくしなくてもと思っても、現実は変えられない。
変えられるのは気持ちだけなのか。
残された人は想像しながら生きていくしかないのかな。
よく分からない。
ただ、書いた重松清さんの気持ちにも“なにか”あったようだ。
連載終了後、4年半経ってからの単行本。
「覚悟」が満ちるのを待ってからの刊行だったそうだ。


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映画「サバイバルファミリー」感想

2018年03月25日 11時27分21秒 | 日本映画感想
少し前、電磁パルスで攻撃されたらという話題があがっている時、自分だったらと考えたことがある。
私はかなり歳をとっているし、田舎に住んでいるので、ある程度の経験と知識はある。
でも、○○できない生活、ってきっついよね~
って、○○で考えたのはネットできない、テレビ見えない、音楽聞けない、車に乗れない・・・鈴木家の子供たち並みのこと。
実際にそうなれば、そんなことを考える間なんてないこともちゃんと解っている。
で、ちょい上から目線で鑑賞。
まず、情報が入らないってやっぱ怖い。
あと、大都会も怖い。
救いは、色々なものが使えないだけで、壊されていないってこと。
突っ込みどころ満載だけど、そういう状況もあるあるで観ていって、自分の知識に組み込んでいく。
正直、鈴木家のみなさん、頑張っているけど、それじゃ生き残れないかもしれないよ!
そしてお気楽斎藤家、この家族大丈夫か!?と思ったけれど、写真が届いたところをみると無事だったようね。
いや、知識と行動力があるリーダー、父ちゃんがいたからお気楽で、生き残れたのか!
映画を楽しむという気持ちにはあまりなれなかったし、共感も感動もなかったけれど、“たられば”を考えるということが少しできたので良かったかな。

それにしても、ほんと突っ込みどころがいっぱいだったなぁ~
一番は、あの斎藤家のメンツだったかも、大野拓郎と至尊淳の、いや、斎藤涼介、翔平だけど、母ちゃんが藤原紀香ってとこ。
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米津玄師 PaperFlower 解りません

2018年03月23日 12時05分10秒 | 米津玄師
少し前から「BOOTLEB」に加えSingle「Lemon」を聞き始めた。
曲だけ聞いていれば心地よいので、車の中、散歩中、家の中でも流しっぱなし。
で、Single「Lemon」の3曲。
「Lemon」はあまりにも耳になじんでいたけれど、「クランベリーとパンケーキ」「PaperFlower」は気持ちの中で何となくスルーしていた。
でも、いつの間にかその2曲が、だらだらと聞いている中で際立って聞こえ始めた。
で、歌詞を読んだら、もう訳解らん。
元々、米津くんの歌詞は難解で、踏み込むとより解らなくなる。
YouTubeのコメントとか、歌詞を解説してくれている人のブログを読んで理解しようとしていた。
でも、これは新しすぎて。
「Lemon」に関しては色々取り上げられているし、そもそも、ドラマの主題歌として書かれているのでそれほど難解ではない。
それと真逆のような2曲。
歌詞を追っても、頭に浮かぶのはシュルレアリスムの絵の様なものだけ。
色々探して、彼のHPにあった「米津玄師 ████████と、Lemon。」
YouTubeでさわりだけ聞いたことのあるラジオだった。
ちょっと本気で最後まで聴いたら、最後の方で少しだけこの2曲のことを話していた。
要約すると、「お酒が好き」「夜が好き」というきわめて個人的な感情を歌にしたようだ。
その核心に色々と言葉を付けていって仕上がったのがこれらのようだ。
ひょっとしたら私はこの米津玄師の“生”に近い何かに、より心を動かされたのかもしれない。
でも、やはり歌詞については『よう解らん』のまんま。
ただ、頭に浮かんでいたシュルレアリスムの絵の様なもの。
私はシュルレアリスムの絵を観るとき、特に何も考えない。
考えても無駄なのが解っているから“感じる”だけ。
と言うことは、それと同じように“感じる”しかないのかな。
そう言えば、最後の方で米津くんが話していた個人的=普遍的云々という考え方はシュルレアリスムの考え方に近い感じね。


♪部屋を出る自分の背中が見えた♪的な

ルネ・マグリット


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韓国ドラマ「彼女はキレイだった」感想

2018年03月23日 10時38分48秒 | 韓国ドラマ感想
レンタルDVDの予告映像で知った。
おお~!パク・ソジュン!
おお~!ハズレのないファン・ジョンウム!
あらまぁ!可愛いコ・ジュニちゃんまでいる!
みんな好きなのでテンション上がった。
観始めて、良い感じ。
登場人物がみんな良い人、ストレスがなくていいや。
ファン・ジョンウム演じるキム・ヘジンの親友ヘリ役のコ・ジュニが異常に可愛い。
コ・ジュニ自体が可愛い上に、役としてのヘリも良い子で可愛い!昔から大好きだからこの役は嬉しい!
シウォンくん演じるキム・シニョク、韓国ドラマによく出てくるNO.2の男。
むっちゃ良い人で好きな人に一途だけど、報われないって立ち位置。
私は昔からこのNO.2の男に必ず惹かれる。
グンちゃんが好きで観た「メリは外泊中」ではチョン・イン役のキム・ジェウク、「花より男子」では花沢類、ジフ役のキム・ヒョンジュン、等々。
そもそも、パク・ソジュンくんも「キルミー・ヒールミー」でNO.2の男だった。
コ・ジュニ演じるハリもパク・ソジュン演じるチ・ソンジュンからすればNO.2の女。
主演ふたりより、NO.2たちの切ない思いにキュンキュンした。
ヘジンとソンジュンの恋は、あっという間に成就。
物語の中盤では良い感じに。
後は最大の危機、雑誌の売り上げを伸ばし、雑誌を存続させるだけ!
なのに、なんだかふたりがバカップルに見え始めた。
だらだらと続く話に飽き飽きしてきた。
ヘジンは良い子だけど、ソンジュン、そんなに良い人?
前半の、私の胸キュン、疾走感は何だったんだろ?
仕方なしに観て終わって、このメンバーで、このストーリーじゃもったいなかったなと。

韓国ドラマ まとめ タイトル
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嵐、櫻井翔の映画の原作として読んだ「ラプラスの魔女」感想

2018年03月22日 09時09分45秒 | 乱読本感想
ラプラスの魔女

東野 圭吾

KADOKAWA 2018年2月24日

★4 2018年3月22日

映画化!という帯で、買ってきた。
東野圭吾を追いかけると、“映画化”“ドラマ化”が普通なので、とりあえずそこから読んでいく。
本作は、キャストも決まっている。
それを踏まえて読んでいく。
一応、嵐ファンなので、櫻井翔くんの役はどこだ?
それに関しての感想は後にして、普通に感想。
ある超人的な人が出てくる話は東野作品の典型的なパターンのうちのひとつ。
今回はその男の子(甘粕謙人)と女の子(羽原円華)の話。
超人、人を超える人、エスパーとは微妙に違うのかな、本来、人が持っている脳の力が発達した人。
気象とか、物理的なうごきを予測することができるコンピューターのような人たちが主人公。
その力を彼らがどう使うのか?その物語。
温泉地で起きた硫化水素による死亡事故?事件?
それが別の場所でも起きる。
たまたま調査していた研究者、青江の前に彼と彼女の姿が!
つかみから巧みで、登場人物も十分魅力的、起承転結も鮮やか。
はっきり言って、モンクをつけられない。
つまらないくらい良くできている。(ははっ、ここが問題かも)
登場人物が無駄に多くないので、記憶するのがちょいきつくなったおばちゃんでもするする読める。
映画になることを踏まえて読んで、キャストも分かっているから頭の中で映像も浮かぶ。
最後も、映画になった時の見せ場まで完璧!
キャストも、いいチョイス!
円華役の広瀬すず、甘粕才生役の豊川悦司の演技がみものだなぁ~
で、翔ちゃんの役どころは地質化学専門の大学教授、青江。
原作では主役ではない。
4番目か5番目の役どころ。
それが映画では、主演。
翔ちゃんが演じる青江を通して物語が進むのだろうが、あまり出過ぎないで欲しい。
物語が違うものになってしまいそうだから。
長く嵐ファンをやっていると、原作で主役でもないのに、なぜか嵐の誰かが演じるのに都合の良い人物がドラマや映画で主役になることがある。
『あぁ~あ、いい原作なのに、ぶち壊し。主役でなくても、2番手3番手の役でも充分魅力が出せるのに』と思うことがある。
まっ、原作は映画にするためにあるようなお話なのでいい映画になっていて欲しい。
原作の話に戻るが、甘粕謙人は行方不明のまま、これ、シリーズものになって欲しい。
哀しい遺伝子を持った謙人が強い意志を持った円華の影響で変わって欲しい。
そんな物語を読みたい。

乱読本感想リスト タイトル【ら】行

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米津玄師 「Lemon」泣いた!笑った!

2018年03月18日 10時01分16秒 | 米津玄師
米津玄師という人をちゃんと知ったのは「Lemon」だったけれど、しばらくはそれ以外の曲を聴いていた。
「Lemon」は有名になったけれど、ドラマ「アンナチュラル」の中以外でどう聞けば良いのかわからなかった。
ドラマの中で聞くそれがあまりにもぴったりすぎたからだろう。
でもある日、歌詞を見ながら曲を聴いた。
後半にさしかかった辺りの歌詞を追っていて、ブワッと涙が出てきた。
『あれっ!?ここは、去った人の願いなのか!?』
“どこかであなたが今 わたしと同じ様な 涙にくれ 淋しさの中にいるなら わたしのことなどどうか 忘れてください そんなことを心から願うほどに 今でもあなたは私の光”
“あなたを哀しませるくらいなら忘れてもらった方がいい”なんて。
米津くんがどう作ったのかは知らないけれど、私がそう思えたらそれでいいや。
ドラマの中の情景以外で初めて涙が出た。
多くの人を送ってきた自分を振り返り、自分が送られる立場になったらこんな気持ちだろうなと思った。
で「Lemon」をダウンロードした。
車で走りながら聴いていたら涙がでた。
次の日、YouTubeを見ていたら、【[ラジオ]米津玄師 LEMONの変な音「ウェッ」について語る 2018年3月14日放送分】というのがあって、『???』
そのラジオを聞いて、まったく気がついていなかった自分にびっくりした。
でもこの曲はドラマの中でもMVでも映像と歌詞に気が行っちゃうからね~
そもそも、曲だけを本気で聴いたことが無かった!
車で走っているとき、「Lemon」が流れた。
泣くよりはやく「ウエッ」が聞えた。
けっこう何度も入り込んでくる。
“嗚咽”でもなく“あひる握々”でもなく米津くんの感性で入れた音だそうだけど、何だか可笑しくなって、ニヤニヤしてしまった。
4分ほど、ニヤニヤ。
すれ違った人が見たら変なおばさんだと思うだろうな~
まさか、「Lemon」でニヤニヤするとは夢にも思わなかった。
たぶん、哀しさの反動だな。
もちろん、2度目からは笑ってなんかいない。

米津玄師 MV「Lemon」
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